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zoom RSS 北方領土の日〜おろしや国酔夢譚(92・日)

<<   作成日時 : 2005/02/07 00:11   >>

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2月7日は「北方領土の日」。

1855年、日露通好条約(北方四島が日本の領土と定められた)
が締結された日です。


…が、それから日本とロシアの間には
歴史的に色々なゴタゴタがあり、
北方領土がどちらのものか、という問題はいまだに解決せず、
したがって日本とロシアとの間には
まだ平和条約が結ばれてないんですね。
残念なことです。

「なんだよ、ロシア人みんな
いいヤツだったのに…」
って、大黒屋光太夫が生きていたら
言うかもしれません。
いきなり大黒屋光太夫って誰!?
というわけで、これがこの映画
「おろしや国酔夢譚」の主人公なんですね。
日本映画界が誇れる名優、緒方拳が演じています。

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大黒屋光太夫は、それはそれは
数奇な運命をたどった人で、
元はといえば漁師だったのに、
1783年に嵐にあって、半年間の漂流の後、
北の果てアリューシャン列島に漂着。
船も壊れたし、日本は鎖国中だし、
十数名の仲間ともども、帰れなくなってしまいます。

この、「とんでもないところへ行ってしまって、
家へ帰れなくなる」系の映画って、
ひとつのジャンルとして、いくつかあるような気がします。
もし外国へ行ったまま帰れなくなって、
家族や友達に二度と会えないし、
連絡も取れないことになったらどうします?
現代社会では想像もつきませんが、
これってひとつの恐怖です。

さて「おろしや国酔夢譚」の光太夫は、
10年もの歳月をかけて、
アリューシャン列島からロシア横断と、
厳寒の地で気が遠くなるような
過酷な体験を経て、なんとか日本に帰ってきます。
仲間は一人死に、二人死に、
あきらめてロシアに残る者もあり、
最後に残ったのは光太夫を含め3人。
そんな彼らに、待っていた結末は…? 

とまあ、映画はこの歴史的事実を追っかけるだけで
終わってしまっています。
事実は小説より奇なりで、
それを超えることはこの映画にはできてないですね。
でもやっぱり、事実のあまりの数奇さに、
wowowで放映していたとき思わず見入ってしまったんです。

光太夫たちは、鎖国日本になんとか
帰国させてもらえるようにとの願いを届けるため、
結局全ロシア横断するはめになります。
その行く先々で、ロシアの人たちは
光太夫たちにとても親切です。
家を与えてくれたり、生活費の援助をしてくれたり、
彼らが帰国できるよう、行政機関に
口をきいてくれる協力者もいました。
それがとても印象的でしたね。

さて、「帰れなくなる系映画」で思い出したのが、
88年のイギリス映画
「ハンドフル・オブ・ダスト」。
(80年代後半って、ちょっとした「英流ブーム」だった気が。
「モーリス」とかで
イギリス美青年が注目を浴びました)
この映画、後半がアマゾン探検話になるんですが、
そのラストが、ものすごく怖い!!
生半可な恐怖映画なんかより、よっぽどぞーっとしますよ。
正直言ってかなり、かったりぃ映画なんですが、
あのラストシーンは衝撃でした。
興味のある人は見るべし観るべし。

もちろんおろしや国酔夢譚も、
映画としての出来はともかく、
事実だけにかなり興味深い話ではありました。
苦難の生活の中でロシア文化に通じ、
言葉も完璧にマスターした光太夫は
非常に貴重な人材だったにもかかわらず、
鎖国という現実の中では、
日の目を見ることもなかったんですね…。

思えばこの時から、日本とロシアとの中は
こじれっぱなしなのかもしれません。
日本とロシアの国交の端緒を開いた光太夫の願いが、
早く報われるといいですね。

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2007/01/17 00:58

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