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zoom RSS 靴の記念日/ヒーロー 靴をなくした天使(92・米)

<<   作成日時 : 2005/03/15 00:06   >>

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3月15日は「靴の記念日」。

1870(明治3)年、西村勝三が東京・築地入船町に日本初の西洋靴の工場を開業した日です。


今日の映画は、風刺と皮肉のたっぷり効いた、それでいてハートウォーミングな物語。
ダスティン・ホフマン演じるコソ泥バーニーが、
たまたま人命救助をした飛行機事故現場に靴を落としてきたことから、
大変な騒動が巻き起こります。


俺流ダスティン・ホフマン

バーニーは、お金には執着するくせに地位や名誉にはまったく興味がなく、
離れて暮らす息子に会うことだけが楽しみという、ちょっと不思議な男です。
不時着した飛行機から人を助け出したのも、まったくの行きがかり上だし、
ついでにカバンをくすねることも忘れない、根っからのコソ泥なのでありました…。

幼い息子にも、世の常識的なお父さんとは違うヘンテコな「俺流」人生哲学を
話して聞かせてばかりいます。そんなだから、奥さんに愛想つかされちゃったんでしょうね…。
「世の中ウソだらけ。だから自分の好きなウソを信じて生きていけ」なんて最後に言ってるし。
うーん、でも、真理だなあ。


♪テレビやマスコミは、一体誰のもの

一方、ジーナ・デイビス演じるジャーナリスト、ゲイルは、自分の命をも救ってくれた
「ヒーロー」探しにやっきになります。
バーニーの靴を持って名乗り出たニセモノ、バーバー(アンディ・ガルシア)に狂喜乱舞。
ほんとはホームレスの彼を紳士に仕立て上げます。

うーん、テレビやマスコミって、真実を伝えているとは限らない。
それはマスコミの罪でありますが、実は私たち情報を受け取る側の罪でも
あるんじゃないでしょうか?

マスコミも大衆も、いくらバーニーが「本物は俺だよお」と言っても誰も耳を貸そうとしないのは、
「ヒーローが実はコソ泥でした」なんてオチは決して誰も求めていなかったから。
見た目も立派で慈善活動に尽力したりする
ニセモノ・バーバーみたいな人物こそがヒーローであってほしい。
つまり人は、自分の求めるものしか見ようとしないものなのね。


ヒーローとは?

とまあ、マスコミ批判が盛り込まれていたりするわけですが、私がそれよりも強く感じたことは、
「人は常にいいことをするとも限らないし、常に悪いことをするとも限らない」ということ。
コソ泥バーニーも、セコくて生活力なくてダメダメ男なのに、最後の最後まで…
世間一般のヒーローのイメージからはほど遠くても、彼こそ「本物」なのかもしれないですね。

「ヒーローとは?」というテーマの映画というと、もうひとつ M・ナイト・シャマラン監督の
「アンブレイカブル」を思い出します。
この映画、賛否両論というか、圧倒的に「否」の意見が多い作品なのですが(笑)
ヒーローとはなんぞやという見地から見てみると非常に興味深くて私は好き。
「靴をなくした天使」と併せて見てみるのも面白いんではないかと思いますよ。

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
ぴむさま、こんばんは。
んー、この作品、自分でも以外なのですが・・・未見です。(笑)
早く観なくては!
靴の記念日か・・・「靴」で一番に思い浮かぶ映画・・・「帰らざる河」かな。(古っ)
マリリンがラストシーンで落っことす赤いハイヒール。幸せの足音が聞こえてくるようだったな〜〜(^^)
ChaCha
2005/03/15 22:58
ChaCha さん、こんにちは!
私は「帰らざる河」を未見です。勉強不足ー(汗)
「靴をなくした天使」は、ちょっと説明しすぎ? なシーンもあったりして
嫌いな人は嫌いかもですが、やっぱり「ブレードランナー」の
デビッド・ピープルズ脚本だけのことはあると思います。

…ピープルズといえば、「サルート・オブ・ジャガー」なんてのもありましたね…
あれはどうしたことか!?(爆)
ぴむ
2005/03/15 23:53
偶然にも観てしまいました。
でこの映画を観られた方を探していました
こんなにも胸をかきむしられるのも久し振りです、いい映画でした。言いたくても言わなくていい事が年を重ねれば重ねるほど在りますよね、
皆さんは何処で自分を納得させていらっしゃるのかお聞きしたいのですが?・・・

Shiroh
2011/01/30 15:26
shiron さん、こんにちは。
隠れた名作ですよね、この映画。
私もごらんになった方がまた見つかってうれしいです。
この記事を書いたのもだいぶ前なので、映画の細かいところも忘れてしまいましたが、この映画のダスティン・ホフマンみたいな人間像って憎めないですよね。世間体に囚われている人より好感持てます。自分に正直だからかな。

年取ってくると、言いたいこと、ありますよねえ。私も年下の人間を見て「なんだか甘いなあ」と思うことが多々あります。でも自分だって親ぐらいの年代からみればずいぶん考えが甘いはずなんで、そこはグッとがまんです(笑)。
ぜんぜん関係ないけど、「怒らないこと」っていう新書が今本屋にあって、これを読んだらすごく心が軽くなりました。
ぴむ
2011/01/30 19:52

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