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zoom RSS 放送記念日/トーク・レディオ(88・米)

<<   作成日時 : 2005/03/22 00:10   >>

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3月22日は「放送記念日」。

1925(大正14)年のこの日、東京放送局(NHK)が日本初のラジオ仮放送を始めました。
これを記念して、日本放送協会(NHK)が1943(昭和18)年に制定しました。

今日はとってもマイナーな映画について語ろう。
ただ今「アレキサンダー」公開中のオリバー・ストーン監督作品ですが、
主演はエリック・ボゴジアンという、これまたマイナーな役者さん。
彼が脚色した一人芝居のこの戯曲にストーン監督が惚れこみ、映画化したのがこの作品です。


80年代アメリカ社会を斬りまくるラジオ

ボゴジアン演じるバリー・シャンプレーンは深夜ラジオのDJ。
番組は聴取者参加の人生相談なのですが、相談者を毒舌と罵声で斬りまくるという
過激なスタイルで人気を獲得します。

相談者の偽善や欺瞞を容赦なく罵倒することで、
アメリカ社会の矛盾を聴取者に訴えるバリー。
こういうのって、第三者として聴いてる分には面白かったりしますよね。
この番組にもローカルから全国放送へ昇格の話がきたりします。

しかし、相談の当事者はもちろん怒らせるし、聴取者の中に敵も作るわけで。
それはもう「苦情が殺到」なんて生やさしいものではなく、番組中に脅迫電話はくる、
爆発物は送られてくる、過激グループの皆さんからは嫌がらせされる、もう大変です。
でも、そんなことになればなるほど、
バリーも番組もますます注目を浴びるというのが世の常だったりして。


注目されしアンチの行く末

そんな中でバリーの「矛盾だらけのアメリカ社会に物申す」的なスタンスが
ますます過激に、そしてだんだんヒステリックになっていく。
社会に注目されればされるほど、自分を見失っていくのです。
番組の勢いに自らが飲み込まれてしまうんですね。
離婚した妻との仲を修復するチャンスも、番組の中で自ら引き裂いてボロボロにしてしまう。
番組とその自分のキャラに食われて、人間性まで捨ててしまった瞬間でした。


世界の中心で真実を叫ぶには?

バリーはアメリカ社会の「真実」を叫びつづけていたつもりがいつしか、
過激さを求め、血に飢えた聴取者に迎合する存在になり代わっていた。

だからこそ「真実」を叫ぶことをよしとしない何者かに抹殺されてしまったバリーに
同情する気分よりも、「なるべくしてそうなった」と思えてしまうんですね。
鑑賞後、なんだかやりきれない気分になってしまいます。

でも決して、真実を叫ぶことが愚かな行為だというわけではありません。
それは、映画のラストに流れる各界の人々のコメントに現れています。
ただ、難しいのはその方法論よね。

オリバー・ストーンも、その方法論を模索しつつ作品を作りつづけ、
喝采を浴びたり非難されたり、いつもいろいろ大変な監督なんでありますが、
「トーク・レディオ」は中でも傑作だと私は思います。
DVD化されてないので、ビデオを探すしか鑑賞法がないかもしれないけど、
もし見つけたらぜひご覧ください。


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