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zoom RSS エイプリルフール/秘密と嘘(96・英)

<<   作成日時 : 2005/04/01 00:04   >>

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4月1日は「エイプリルフール」。

罪のないウソをついてもかまわない日といわれています。
その由来はこちら「徒然なる記念日」

エイプリルフール、日本ではすっかり廃れてしまいましたよねえ。
外国だと、新聞にウソニュースが載ったりするようですね。
でも日本では、東スポとかに毎日のようにウソニュースが載ってますから。残念!

…で、今日の映画は「秘密と嘘」です。


脚本のないドラマ

いわゆるスターが一人も出ていない地味な作品なので忘れがちなんですが、
人間関係に傷ついたとき、思い出してしまうのがこの映画。

主人公は、ロンドンに娘と二人で暮らす中年女性シンシア(ブレンダ・ブレッシン)。
彼女の元にある日突然、「もう一人の娘」が訪ねてきます。
少女だったころに過ちでできた子供。顔も見ないで養子に出した娘でした。
しかも、その娘・ホーテンス(マリアンヌ・ジャン・バチスト)は黒人。
白人のシンシアはショックを受けます。

この映画に脚本はなく、簡単なメモだけで役者たちと長期リハーサルを重ねながら
作られていったということです。
シンシアとホーテンスが初めて会う駅での待ち合わせのシーンも、
役者たちはお互いに誰が来るか知らされていなかったのだそうです。
そんなサプライズな状況の中で、駅前のカフェで二人初めて話し合い、
シンシアが辛い過去に泣き崩れた、あの名シーンが生まれるんですから、
役者さんたち、すごいですよねえ。


真実は誰も傷つけない

このシンシアの重大な秘密、一緒に暮らす白人の娘、ロクサンヌの誕生日パーティの席で
自らみんなに打ち明けてしまいます。
それがきっかけで誕生日パーティーは、一転みんなの大カミングアウト大会に…。

みんなそれぞれに「秘密と嘘」を抱えて生きていました。
でも、愛する家族の前ですべてを正直に話すことで、みんなその重荷から解放され、
今までのギクシャクした人間関係が、雪解けのようにほぐれていきます。

「本当のことを言うのが一番。真実は誰も傷つけないから」

誰かを傷つけないために嘘をつくことはあるけれど、
真実を知らないうちは、心はいつまでも宙ぶらりんだったりするんですよね。
まるで時が止まってしまったかのように、前に進むことができません。

結局、秘密も嘘も人を傷つける。
真実は、それがどんなに残酷な事実であっても、やっぱり知りたいし、
知ることでそれを乗り越え、自分の心の中で決着をつけることができる。

そうして初めて、

「人生って、いいわね」

って、ラストシーンのシンシアのように、つぶやくことができるんでしょうね。


【関連リンク】(とても興味深い作品論でした。ぜひご参照ください)

淀川長治の銀幕旅行・秘密と嘘

シネマジャーナル・ロンドン便り5『秘密と嘘』


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