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zoom RSS 温度計の日/華氏451(66・英仏)

<<   作成日時 : 2005/05/14 00:36   >>

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5月14日は温度計の日。

1686年のこの日、華氏温度目盛り(°F)を定めたドイツの物理学者
ファーレンハイトが誕生しました。
華氏温度はアメリカなどで使われています。
華氏温度(°F)を摂氏温度(℃)に換算する公式は、C=5(F−32)÷9です。

というわけで今日は「華氏451」についてです。
(マイケル・ムーアの「華氏911」ではなく)
レイ・ブラッドベリのSF小説をフランソワ・トリュフォーが映画化しました。


華氏451度 - 紙に火がつき、燃え出す温度

主人公のモンターグは消防士。
といっても近未来の社会では、消防士は「火を消す」のではなく、
読書が禁じられた社会で、本を燃やしに行くのが仕事なのです。

近未来の政府は、国民の思考を麻痺させるために本を奪い、
代わりに大きな「壁テレビ」で目を、ヘッドホン「海の貝」で耳をふさいで
たれ流しの情報の快楽に身をゆだねさせます。
その中で無気力になっていく人々とは対極の存在として、
「禁を破って読書する人」が描かれていくこのお話。
…ちょっと私の中で映画と小説がゴッチャになってきたけれども。

実は映画版は、あまり出来も評判もよろしくないのですよね。
焚書に抗議した老婆が本と共に燃え上がるシーンは、とても美しかったけれど。

というわけで、今回はちょっと原作小説よりの話になるかも。
ストーリーの骨子は変わらないですけどね。


ストップあらすじ本

さて小説といえば。話は飛びますが、
最近本屋では名作や古典などの「あらすじ本」が大はやり。
お手軽に古今の名作を読んだ気になれるってんで
もてはやされているみたいですが、まーイヤですね。

いっときテレビでもやってたんですよ、「お厚いのがお好き」という
名作のあらすじ紹介番組。
これの最終回が、何を隠そうブラッドベリの『華氏451度』だったんです。
そのあらすじ紹介が、誰が書いたのか知らないが
『華氏451度』のテーマをまったく捉えてなかったんであきれました。

読書の禁と殺人を犯して逃亡したモンターグは
反抗分子のグループと出会い、そうこうするうちそんな社会も
戦争によって壊滅し、モンターグは反抗分子たちと共に新しい夜明けを
迎えるのでした。終わり。
って、そんな話じゃないだろっ!
これだから「あらすじ紹介」は危険です。


そして人は本になる

モンターグが出会った反抗分子とは、自称「本の人」でした。
彼らは、それぞれが自分の好きな本を「暗記」するという活動をしていて、
『聖書』の人がいたり、『トム・ソーヤの冒険』の人がいたり。
自分自身が本になって、名作を後世に伝えていこうとするのです。
そしてモンターグも、ポーの暗誦に取り組みます。

本好きでもそうでなくても、感動のポイントはここですよね。
何があっても、名作は後世に残っていくんですよね。
そしてまた、生まれてもいくことでしょう。
たとえ人々の多くが本を読まなくなったとしても。

んー、あらすじに感動はありませんね。
感動のないものを読んでもしょうがないと思うのですが、
なんで流行るんだろあらすじ本。

さてこの映画、ハリウッドで再映画化の話が出てたはずだけれど
いつの間にか立ち消え?
まー難しいでしょうね。内容からしてハリウッド映画向きの素材とも思えないし。
でも、トリュフォーが出せなかった「電気シェパード」だけは、
ぜひ映像で見てみたい気もするんですよね。

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華氏451
小さい頃は転校が多く急には新しい友人に馴染めなかったので、内向的な私にとっては本が大事な友達でした。その中でもSFには特にハマってしまいまして、大学になった頃にはSF研究会がなかったので古典の先生を顧問にお願いして設立したぐらいです。当時はなけなしの小遣いを握り締めて、早川文庫や創元文庫の目録をなめるように読んで、1時間も2時間も悩んでレジに本を持っていったものでした。 ...続きを見る
かたすみの映画小屋
2005/05/20 01:41
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2006/11/10 14:49

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
私はあらすじを書く時にgoo映画(内容はキネマ旬報Databaseとほぼ一緒)を参考にしてますが、結構あらすじが間違っていたりします(苦笑)。
当時の未来感から昔の少年ドラマシリーズにも似た感じで、映像的には好きでした。雪のシーンもきれいでしたね。
サンタパパ
2005/05/27 07:01
あ、私もキネ旬データベースをいつも参考にしています。ずいぶん前に見た映画なんて、ストーリーも
忘れてしまってたりしますからね。
そうそう、あらすじを見て「あれ?」ってこと
よくあります。かくいう私も、記事に書いてることが間違ってることも多々ありそうな気がします。(汗)
あらすじって、書く人の主観が意外と入るものなんですね。

少年ドラマシリーズなつかしー!
「謎の転校生」とか「タイムトラベラー」とか。
見てましたねー。
ぴむ
2005/05/28 00:56

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