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zoom RSS FMの日/ドゥ・ザ・ライト・シング(89・米)

<<   作成日時 : 2005/06/13 00:40   >>

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6月13日は「FMの日」。

「F」がアルファベットの6番目、「M」が13番目であることから、FMの日とされています。
Frequency Modulationの略がFMで、電波周波数を信号波の振幅に応じて変化させる方式です。
雑音の影響を受けにくい利点があります。

FMラジオといえば、地域に密着したコミュニティ・ラジオの役割も果たしていますよね。
この映画も、そんなラジオのDJがラップ音楽とともに
ブルックリンのある一日の、記録的な暑さを伝える場面から幕を開けます。
B00012T0OOドゥ・ザ・ライト・シング
サミュエル・L.ジャクソン スパイク・リー ダニー・アイエロ ロージー・ペレス

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これまた80年代映画の金字塔

今なお厳然として人種差別が存在する
アメリカの「今」を見事に切り取って見せた名作です。
当時、賞レースではまったく無視されましたが、
これこそ無冠の帝王というヤツです。

しかも人種差別というナーバスで難しい問題を
こんなにもポップにクールに、それでいて決して軽すぎずに
描いて見せてくれた映画は今までになかったですよね。

この映画の舞台となった街では、
イタリア人、黒人、韓国人、白人がそれぞれお互いに
偏見を持ちながら暮らしています。
そんな複雑な感情が渦巻きながらも、
平常のこの街は不思議な均衡を保っている。

しかし澱のように溜まったこの感情は、
ちょっとしたきっかけで爆発せずにはいられない種類の
ものだったのかもしれません。


嵐の去った後

その夜、サルの店でちょっとした小競り合いが起き、
行き過ぎた警官の行動で黒人青年が死んだのをきっかけに
サルの店は黒人暴動のターゲットになります。

真っ先にサルの店の窓ガラスにゴミ箱を投げつけ
暴動の火付け役となった従業員ムーキー(スパイク・リー)が、
暴動の翌朝、シレッと「給料おくれ」とやって来るのが
印象的ですよねえ。

一夜明けて見れば、街はまた元の不思議な均衡状態に戻っている。
店を失ったサルの嘆きも置き去りにして。
このあたり、中国での反日暴動もほうふつとしてしまいます。
毎日、日系スーパーで買い物をしている人々が、
そこへ石をぶつけている不思議さ。

くすぶり続けた感情は、一度爆発させれば
とりあえずは沈静化するものなのでしょうか。
根本的な問題は、まだ何も解決していないのだけれど…。


ウェイク・アップ!− 寝た子を起こせ

「差別する人」がいる、というよりは、
「差別感情」というものは、誰もが心の中に持っている。

リベラルなピザ屋の店主サル(ダニー・アイエロ)にしても、
店の中にはイタリア人スターの写真しか飾っていなかったり。
それがあの暴動へのひとつの引き金でした。
サルはイタリア人として彼らスターを誇りに思っていた
だけなんですが…

押し隠そうとしている問題ほど、くすぶっては暴発、を繰り返すのかもしれません。
そこから脱却するには、積極的に問題を表に出して、みんなで常に考えることなんですね。
「私は差別なんてしてない」とか、「私の周囲には差別なんてない」とか、
差別語を抹殺すれば表面上問題なく見えるとか、
それでは何も先に進まないのは確かです。
そのようなことをスパイク・リーも、「ウェイク・アップ!」という言葉で
すべての人種に訴えたかったのではないでしょうか。


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