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zoom RSS レインボー・ブリッジの日/ ピンポン(2003・日)

<<   作成日時 : 2005/08/26 00:47   >>

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8月26日は「レインボーブリッジの日」。


1993(平成5)年のこの日、東京で東日本最大の吊り橋、レインボーブリッジが開通しました。
この橋は全長798メートル、主塔の高さ126メートル、水面からの高さが50メートルで、
上層が首都高速道路11号台場線、下層が臨港道路・遊歩道とゆりかもめの2層構造になっています。


今日の映画ですが、「踊る大捜査線」は見てません ^^;
そこで、レインボーブリッジではないけど橋つながりということで、
こちらは片瀬江ノ島駅にほど近い弁天橋。
ここから窪塚くんが海に飛び込んじゃうシーンから始まるこの映画。

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原作と映画との温度差

松本大洋の原作マンガがビッグコミック・スピリッツ誌に連載されていたのが
1996年〜1998年。それから4年以上経って、実写映画化されたわけです。

このマンガの連載が始まった頃は、卓球は今よりもっと地味〜なスポーツでは
なかったでしょうか。

今でこそ福原愛ちゃんというスター選手が大活躍したりしていますが、
ひと昔前だったら…

「こいつー、やるのか!? 俺はボクシング部だぞ!」
「なにをー、俺なんか卓球部だぞ!」


…なんてやりとりがコントやギャグになっていたくらい、
卓球?  ̄m ̄)プププッ ...
ていうイメージだったような気がします。

そのような中で松本大洋の「ピンポン」は、
「スポ根」への徹底的なアンチテーゼとして始まった…
と、連載開始当初、スマイルのキャラを見て私は思ったわけです。
当然、スマイルが主人公だと思っていたし。

現代っ子らしく、汗や努力や根性といったファクターを一切否定するスマイル。
ペコはペコで才能に恵まれながらも「努力」はしないし。
しかも二人が取り組むのは「卓球」ではなく「ピンポン」なわけだし。

とまあ、実は第1話以降は飛ばし飛ばしにしか原作を読んでいない私なのですが
おぼろげにそんな印象を持っていました。

で、映画版です。
今では卓球も立派に、スリリングなスポーツとして認められています。
そこにマンガの時代背景との決定的な温度差があるような気がします。
今「ピンポン」を映画化するとなると、やはりペコを中心とした
ヒーロー誕生物語とするのが正解だったのでしょうね。
(原作のほうも、徐々にスマイルからペコへと重心が移っていったのかもしれませんが…。)

で、映画化は成功していると思いますよ。
原作マンガのキャラたちが、ほぼイメージそのままで、
セリフもそのままで、スクリーンで動いている面白さ。
ARATAのスマイルがとってもいいですね。
香港映画好きとしては、孔文革役のサム・リーもうれしい!
(上海出身の設定なのに広東語しゃべってていいのか、ってのはあったけど(笑)
窪塚洋介のペコは…なんだかんだ言っても、やっぱり彼にしかできない役でしょうね。

卓球の実力で言えば、スマイルのほうがペコより上だったのかもしれません。
ドラゴン(中村獅童)も、アクマ(大倉孝二)も、卓球にかける情熱は
二人に決して負けてはいなかった。
けれどあくまで、ヒーローはペコ一人。

誰もがヒーローになれるわけではない。
でも、誰もがヒーローである必要もない。
必要とする人々がいるからこそ、ヒーローは存在できる。

…膝を痛めてドラゴンとの試合に苦戦するペコを陰でそっと応援するスマイル。
そのつぶやきに応えるようにみごとな復活を果たすペコ。

そして映画はヒーロー見参! のカタルシスで終るけれど、
でもやっぱり、これはスマイルの物語ですよね?
たった一人のヒーローを支えるたくさんの人々。
この映画はやっぱり、そんな私たちの物語です。

エンディングに流れるテクノサウンドは、
クールで乾いたスマイルのイメージにぴったりなのでした。

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
トラックバックありがとうございました。
やっぱり、冒頭の橋のシーンは、この映画の白眉ですよね。
弁天橋って言うんですか。知らなかったー。
サム・リーの「上海なのに広東語・・・」って言うつっこみも、判る人には判っちゃうんですね。全然、気にせずに観てました!
若いエネルギーが、ぎうぎうに詰まった映画で、こういうのってめぐり合わせ何でしょうか。今にして思えば、いいタイミングで映画化された気がします。
K子
2005/08/26 11:31
K子さん、コメントありがとうございます!
弁天橋といえば、ペコとアクマの会話シーンも印象的でしたね。「凡人にしか見えない風景もある」ってね。
サム・リーの広東語は、香港映画ファンはみんな一発でわかってたと思います(笑)
役者たちだけでなく、脚本のクドカンやCG畑出身の曽利監督など、スタッフも若いのかな?
ともかく、日本映画の新時代を予感させる作品だったと思います。
ぴむ
2005/08/26 21:38
TBありがとうございました。
たった今、また『ピンポン』観てしまってました・・・。もう涙だらけです(恥)
いやー・・ホントにイイ映画でした。
睦月
2005/09/24 15:37
睦月さん、こんにちは。
「ピンポン」は私もテレビで放映されるたびに見てしまいます。背景が湘南の海っていうのも、これまた感傷をそそるんですよねー。
ぴむ
2005/09/25 22:07

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