8月6日は「広島平和記念日(広島原爆忌)」。1945(昭和20)年8月6日午前8時15分、米軍のB29爆撃機「エノラ・ゲイ」が、 ここ数日、このブログでは怒ったり泣いたり忙しくて(笑)、 大切な記念日をスキップしてしまうところでした。 実は一日遅いんだけど、この映画を取り上げます。
この映画、現在アマゾンでは入手不可能ですね。 (上の画像は原作絵本のです) 過去にビデオは出ていたと思うので、 レンタル・ショップに行けば置いてあるかもしれません。 『スノーマン』、『さむがりやのサンタ』で有名なあの レイモンド・ブリッグスが描いた核の恐怖。 絵柄もタッチも、それら可愛い作品群と変わりなく あの丸っこく愛らしいキャラクターで描かれているのですが、 その内容は相当シビアです。 風が吹いたら、ゆりかごが揺れる。 枝が折れたら、ゆりかごは落ちる。 赤ちゃん、ゆりかご、何もかも… というマザーグースの歌にちなんで、 タイトルがつけられたこのお話とは。 イギリスの片田舎で静かに暮らす老夫婦。 ある日ラジオで、戦争が始まるというニュースを聞く。 やがて炸裂する核ミサイル。 きのこ雲があがり、爆風が吹く。 かろうじて命拾いした老夫婦は、やがて放射能に身体中を侵されていく…。 これが実に淡々と、時にはユーモアも交えながら、 夫婦二人の会話劇で進行していきます。 ちなみに日本語版の吹き替えをしていたのは 森繁久弥さんと加藤治子さん。 まさに演劇の趣ですね。 田舎暮らしの二人が外の世界について知ることができるのは、 ラジオとテレビと新聞だけ。 ラジオで戦争がはじまると聞いた二人は政府広報にしたがって、 ドアや床板をはがして組み立てただけの なんの気休めにもならない核シェルターを作り、 それで放射能が防げると信じ、そしていつか助けが来ると信じて 何も知らないまま死んでいきます。 目に見えず、匂いもしない放射能の恐怖。 髪が抜け落ち、体中に斑点ができ、 口から血を流し、やがてやせ細って死んでいく二人…。 劇場公開当時は「原爆の恐怖の描き方が生ぬるすぎる」 「しょせんは外国人が作った映画、ヒロシマはそんなものではなかった!」 という批判もありました。 でも、控えめな表現の中に、ひしひしと伝わってくる恐怖感がこの作品にはあります。 ちょっと思い出話をすると、小学生の頃、学級文庫に置いてあったマンガ 『はだしのゲン』、私は怖くて手にとることができませんでした。 原爆投下直後の描写だけでなく、絵柄そのものが、なんか怖かったんですよね…。 社会的にとても意義のある作品であることは間違いありませんが、 なんかその辺が、子供の私にはハードルでした。 でも『風が吹くとき』は、絵柄がかわいいので 怖がりな子供だった私でも、手にとって読み始めたかもしれないと 思うのです。 もちろん、読み進めていくとスゴイことになるんですが…。 でもきっと引き込まれて、最後まで読み切ってしまったことでしょう。 子供も大人も抵抗なく目にして、 核兵器の恐ろしさについて考えることができる この優れたアニメーション映画が、どうしてDVDも出ず、 ビデオも廃盤状態で、風化するがままになっているのだろう。 原爆忌の今日だからこそ、言いたいですね。 『風が吹くとき』のDVD化希望! そして、大人も子供も、みんなで見よう! って。 ★↓記事が面白かったら、クリックしてください↓★ 人気blogランキングへ 他の映画記事を探す! 【記念日と映画の366日リスト】 |
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| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
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優しいタッチの絵とのギャップが怖い(涙) 「風が吹くとき」 (1986/イギリス)
<font color=sandybrown>「さむがりやのサンタ」が子供の頃から大好きで、今でも手元に置いている。 その絵本作家であるレイモンド・ブリッグスが核の恐怖を絵本をしたものをアニメ映画化した作品。 ソフトなタッチの彼の作風とは全く違うほどの残酷かつ強烈な内容は絵本として発売された当時から かなり話題になったが、映画化されてますますリアルな映像にゾッとされた方も多いと思う。 私もその中の1人で最初観たとき、本当に恐ろしくなり夜、うなされた記憶が残っている…。 ...続きを見る |
閑人の真面目な映画鑑賞日記。(別荘) 2005/10/09 22:38 |
風が吹くとき
『スノーマン』で有名なレイモンド・ブリッグスが核戦争の恐怖を静かに描き話題になった絵本『風が吹くとき』を映画化した作品。レイモンド・ブリッグス自身が製作・脚本を担当したことでも力の入れようが判ります。二つの世界大戦を体験して今は子供たちも独立したのでイギリスの片田舎に二人きりで住んで、年金で残りの人生をのんびりと過ごすジムとヒルダの老夫婦。ところが世界情勢の悪化で戦争が起こったのを知り、核爆弾からの攻撃に備えて政府が発行したパンフレットにしたがって、家のドアをはずして室内に簡易シェルターを作... ...続きを見る |
かたすみの映画小屋 2006/05/23 12:26 |
はだしのゲン 子役 小林廉君【子役情報】
『はだしのゲン』は私も子供の頃、漫画で読みました。トラウマになるくらい、漫画家中沢啓治氏の描く被爆シーンは凄まじく、アニメも学校で観ました。フジテレビでは8月10日、11日連続で、『はだしのゲン』のドラマをする事になりました。今回が始めてのドラマ化です。出... ...続きを見る |
子役情報と子役オーディション 2007/07/01 10:35 |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|---|
「はだしのゲン」 あたしも、絵画のタッチがなんだか生なましくて、手にとって読むことが出来ませんでした。でも、そぅぃぅ観点から、実際に起こったことに対して、目をそむけよぅとしてぃたのかも知れませんね。 |
まゆ 2005/08/07 15:38 |
まゆさん、コメントありがとうございます。 |
ぴむ 2005/08/07 15:54 |
いつの日か、アメリカで広島・長崎の原爆被害の悲惨さを伝える展示が行えるようになることを願いますね。原爆投下がいまだに、単純にやむえない選択だったと感じている人たちに、本当の核の悲惨さを、知ってもらうべきだと思います。この作品も、知ることの、きっかけになればいいなと思います。 |
おかぽん 2005/08/09 00:01 |
おかぽんさん、こんにちは。 |
ぴむ 2005/08/09 10:26 |
はじめまして。ヤフブロからやって来ましたm(__)m |
閑人 2005/10/09 22:37 |
閑人さん、こんにちは。 |
ぴむ 2005/10/09 23:33 |
出た当時、絵本を買って大事に何度も見ています。映画もまた、映画ならではの効果のある、すばらしい作品でした。 |
サンタパパ 2006/05/23 12:25 |
サンタパパさん、こんにちは。 |
ぴむ 2006/05/23 23:48 |
こんにちは。 |
らいお 2008/06/21 20:39 |
らいおさん、コメントありがとうございます。 |
ぴむ 2008/06/23 20:27 |
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