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zoom RSS ブラジル独立記念日/ セントラル・ステーション(98・ブラジル)

<<   作成日時 : 2005/09/07 00:41   >>

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9月7日は「ブラジル独立記念日」。

1822年9月7日、ブラジルは「帝国」として独立を宣言、
同年12月1日、ドン・ペドロ1世が正式に皇帝の地位につきました。
1889年に帝政は終わり、共和国(連邦制、大統領制)へと移行しました。

(在日ブラジル大使館のホームページの「歴史」のページより抜粋)

今日はブラジル映画を紹介しましょう。

セントラル・ステーションセントラル・ステーション
フェルナンダ・モンテネグロ マリリア・ペーラ ヴィニシウス・デ・オリヴェイラ


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そうえば愛知万博に行ったとき、ブラジル館を見た記憶がない…と思って調べてみたら、
やっぱり参加してなかったんですね。
不参加の理由は、調べたらきっと何か事情がありそう…。
日本とブラジルとはブラジル移民等、とても関係の深い国なのに残念ですね。
まあそれはさておき映画の話です。


発展途上国ブラジルの過酷な現実

舞台は現代のブラジルです。
リオの中央駅で細々と、手紙の代筆業を営む初老の女ドーラ(フェルナンダ・モンテネグロ)。
識字率の低い国だからこそ成り立つ職業ですね。
駅では万引きなどの犯罪も横行し、盗みを働いた男があっさり射殺されることも。

ドーラは代筆した手紙をポストに入れず、当たり前のように切手代もせしめます。
生き馬の目を抜くような社会では、
自分の心がすさんでいることに気づくいとまもありません。

ある日、事故で突然母親を失った少年ジョズエ(ヴィニシウス・オリヴェイラ)。
親のない彼は、駅にあふれるストリート・チルドレンの一人になるしかない運命です。
手紙の代筆が縁で少年と顔見知りのドーラは、
彼を孤児斡旋所に引き渡して小金をせしめます。

しかし、孤児斡旋所は実は子供の臓器売買組織だと友人に聞かされたドーラは、
ここでやっとこさ良心に目覚めるのでした。

日本人のわれわれには想像もつかない、驚くことばかりです。
ひと一人の命の安いこと…。
日本人のモラルや価値観からいったん抜け出さないと、
この映画についていけなくなるでしょう。
ここはひとつ、発展途上国の現実を冷静に見つめていきましょう。
日本だってかつてはこんな時代があったのだから…。


愛する人への手紙

悪の組織からジョズエを奪い返したドーラは、
彼をまだ見ぬ父親の元に送り届ける旅に出るはめになります。

子供なんて嫌いな、孤独な独身女ドーラと、
生意気で勘が鋭く、大人の言葉の裏側にすぐ気がついてしまうジョズエ。
そんな二人の父親探しの旅。

「オバチャンどうして結婚してないの? 
化粧もしないから結婚できないんじゃん!」

憎まれっ子らしく、こんなこともズケズケ言っちゃうジョズエです。
うるさいわね! とあしらいつつ、
自分が異性を拒否して生きてきたことに改めて気づかされるドーラ。
ふと心ひかれた行きずりの親切な男のために、口紅をひいてみる。
少年との旅を通して、凍りついていた心が少しずつ溶かされていきます。

さて旅には必ず終わりがあって。
別れのバスの中、ドーラはひとりジョズエに手紙を書きます。

「…淋しくなったら、二人で撮った写真を見てね。
あなたが私を忘れてしまうのが怖い。…」

ジョズエはこれから始まる長い人生の中で、
数え切れないほどの辛いことや、時には楽しいことを経験して、
いつの間にかドーラとの旅のことなんて忘れ去ってしまうのかもしれない。

でも手紙を握りしめて、いつまでもバスを見送るジョズエ少年を見ていると感じます。
彼はドーラのことを一生忘れないだろう。
人生のいろんな場面で、ドーラのことを思い出すだろう。

そしてドーラも、きっとこれから人生やり直せる。
だって、今まで平気で握りつぶしてきた「手紙」というものに、
込められた心に気がつくことができたから。

未来への希望の予感を感じさせてくれるラストでした。

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セントラル・ステーション/ヴァルテル・サレス
孤独を感じる瞬間ほどつらい時はありません。代筆屋の老女ドーラ(フェルナンダ・モンテネグロ)は、母に先立たれた少年ジョズエ(マリリア・ペーラ)を成り行きで保護し、父親の元へ送り届ける旅に出ます。 ...続きを見る
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