毎日が映画記念日

アクセスカウンタ

zoom RSS 紅茶の日/ウォレスとグルミット チーズ・ホリデー(90・英)

<<   作成日時 : 2005/11/01 00:50   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 4

11月1日は「紅茶の日」。

ロシア漂流記でおなじみの大黒屋光太夫が1791(寛政3)年11月1日の帰国の際、女帝エカテリーナ2世から紅茶を贈られました。
それにちなんで日本紅茶協会が1983(昭和58)年に制定しました。なお、紅茶の初輸入は1880年代のことです。


大黒屋光太夫のロシア漂流記については、「おろしや国酔夢譚」をご覧ください。
日本の紅茶こと始めがロシアとは意外でした。紅茶といえばイギリスと思っていたので。
そして、イギリス&紅茶といえば、もうこの映画しかないのです。

B0002CHNYMウォレスとグルミット チーズ・ホリデー
ニック・パーク ピーター・サリス ジュリアン・ノット


Amazonで詳しく見る
by G-Tools


私のカバンの中には、毎日何かしらウォレス&グルミットグッズが入っております。
家の中でも、あちこちでウォレスとグルミットが微笑んでいたりします。なので、

もう大好きすぎて、何から書いたらいいのかわかりません。

しかしひとつ言えることは、このアニメは

ディテールの鬼

です。

ストップモーション・アニメなんて、ただでさえ手間ひまのかかるものなのに、
キャラクターから小道具、セットに到るまでの芸の細かさときたら、筆舌に尽くしがたいものが。
こりゃあもう、見ていただくしかありません。
「まだ見てない」なんて人は、この私が許さねえ(笑)。

というわけで、シリーズ3作品について、もう見たってことを前提に、
トリビアでつづっていきたいと思います。

見てない人は、
ウォレスとグルミット オフィシャルサイト を参考に…。


【チーズ・ホリデー】

90年アカデミー賞最優秀アニメーション部門ノミネート。
記念すべきシリーズ第1作目。
ニック・パーク監督の、大学の卒業制作でもありました。
結局、卒業には間に合わず 7年がかりで完成。
(それで卒業さしてくれる学校も、続きを作らせてくれたアードマン・スタジオも
たいしたもんだと思う…。)

たったひとりで作り始めた作品らしく、手作り感あふれる仕上がり。

ウォレスとグルミットの毎日の楽しみは、紅茶とクラッカーとチーズ。
イギリスでは「月はチーズでできている!」とのことで、
ウォレスとグルミットは大好物のチーズを食べに、手作りロケットで月旅行へ…。


ところで「グルミット(Gromit)」の本当の発音は「グローミット」。
なんで日本では「グルミット」になったのやら???
まあでも確かに「グルミット」のほうが、
なんとなく可愛げではあるので、まあいいか。
(と許してしまうユルいファンの私。)

そしてこのグルミット、本当はなんとネコだった!?
ところがネコの動きはクレイアニメで表現するには複雑すぎるということで、
イヌに変更になったそうです。しかも当初は吠えたり鳴いたりする予定が、
作っているうちに「コイツには言葉は要らないな」ということで、
眉毛と目の動きだけですべてを表現する無口なグルミットが誕生したのだそうな。

そしてウォレスの初の発明品ロケットのセットは、先日のアードマン・スタジオ倉庫火災の難を逃れたそうです。ホッ。

では次の作品。

B0002CHNYWウォレスとグルミット ペンギンに気をつけろ!
ニック・パーク ピーター・サリス ジュリアン・ノット


Amazonで詳しく見る
by G-Tools


94年アカデミー賞最優秀アニメーション賞受賞。
ウォレスのドクター中松化はここから始まった!?

この作品に登場する名悪役のペンギン、実は女の子です。
それが何より証拠には、ペンギンの名前「フェザーズ・マッグロウ」は、
名女優アリ・マッグロウにちなんでつけられたもの。

そういや手鏡を見ながら、頭を整える仕草は女の子っぽいでしょ!?
ちなみにこのとき赤いゴム手袋を頭にかぶっているのは、
ニワトリに変装しているつもりなのです。
(そんな言われなきゃわからないようなギャグが入ってくるのも
このシリーズの面白いところで…)

ところでユルいファンの私は、欽ちゃんの吹き替えも嫌いじゃないぞ。
この作品では「なんでこうなるの!?」とか言っちゃってます(笑)

では次行ってみよう!

B0002CHNZ6ウォレスとグルミット ウォレスとグルミット、危機一髪!
ニック・パーク


Amazonで詳しく見る
by G-Tools


96年アカデミー賞短編アニメーション部門最優秀賞受賞。
技術的にもすっかり円熟した趣の3作目。
ウォレス以外のキャラがしゃべった最初の作品でもあり、ストーリーは意外と複雑。
この作品から登場した人気キャラの羊たちは、1作目、2作目ですでに
画面の端ばしに登場しています。
やはり何年もかけて微にいり細にうがった作品作りをしていると
世界観も出来あがってきて、次回作の構想も自然と入っちゃうんですね。

淀川長治氏はこの作品について、
「ウォレスとグルミット、このふたりまさしくホモダチみたい。」と
実にうがった見方をしておられます(笑)
http://www.sankei.co.jp/mov/yodogawa/97/970715ydg.html


さて以上3作品は、どれも30分内外の、イギリスBBCテレビ向けの短編アニメーションでした。
(日本では1996年に1、2作目が、1997年に3作目が劇場公開)
そして、初の劇場用長編映画となるのが、来年3月日本公開の新作「野菜畑で大ピンチ!」というわけ。
ファンは待ちに待ったわ。

公式サイト

淀川さんが思わずほくそ笑んだように、どちらかというと大人向けとも言える
イギリス的な、あまりにもイギリス的なこの作品が、
とうとうアメリカ、ドリームワークスと組んでハリウッド・デビュー。
それって一体どうなのよ、と、ファンは心配になったりもするのですが、
出来はすこぶるいいそうで。

思えばアードマン・スタジオとドリーム・ワークスが始めて組んだ作品が
「ウォレスとグルミット」ではなく「チキンラン」だったのも、
その辺の懸念があったのかもしれませんね。
「チキンラン」を観ながら「ウォレスとグルミットを出せえ〜!」と叫んだのは
私だけではないはず(笑)

ウォレスとグルミットほどのスターともなると、
ハリウッド・デビューの素質はじゅうぶんですが、
そこはニック・パークの親心、二人のアメリカ行きが心配で、
当初は反対だったのかもしれません。

でもウォレスとグルミットは言ったとさ。

「アメリカに行ったからって、ボクたちがアメリカ人になっちゃうと思う?
そんなことありえないよ!」

かくしてニック・パーク監督は、自信を持って二人をハリウッドに送り出したのでした。
(↑想像)

まだ新作は見ていませんが、やっぱりウォレスは紅茶ばかり飲み、
グルミットは恋多きご主人にヤキモチを焼き、
イギリスらしいまったりペースで物語は進行するのでありましょう。
「野菜コンテスト」ってのも、なんともローカルな題材だしなあ(笑)。

今まで大人向けにミニシアターでしか劇場公開されてこなかったウォレスとグルミットが、
来春には家族連れでいっぱいになるのかなあと思うと、
何年も彼らを見守ってきたファンは感無量ですね。
で、吹き替えは今回も欽ちゃんがやってくれるでしょうか!?
その他のキャストも誰がやることになるか、そんなことも楽しみです。

【関連記事】

東京国際映画祭〜ニック・パーク×宮崎駿『映画の企画あれこれ』

【補足】ニック・パーク監督×宮崎駿監督の対談

【そして、こんなんも出ます】

ウォレスとグルミット コンプリートDVDボックス (完全限定生産)ウォレスとグルミット コンプリートDVDボックス (完全限定生産)


Amazonで詳しく見る
by G-Tools


もっと他の映画記事を読む

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(3件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
id-672191-a
Blog Records:id-672191-aComments... ...続きを見る
id-672191-a
2006/10/30 09:34
id-672191-a
Blog Records:id-672191-aComments... ...続きを見る
id-672191-a
2006/10/30 09:42
ウォレスとグルミットの『チーズ・ホリデー』
WOWOW6月6日(水)午後6時~6時30分『チーズ・ホリデー』(89年英)[監督]ニック・パーク[声]萩本欽一 発明好きなウォレスと飼い犬グルミットの冒険を描くクレイ(粘土)アニメーション。人気者コンビ、ウォレスとグルミットが初めて登場した記念すべき作品で、なんと完成まで6年を費やしたと言うシリーズ第1作。90年アカデミー賞最優秀アニメーション部門にノミネートされたほか、サブレブ映画祭アニメーション部門グランプリなどを受賞。 http://www.wowow.co.jp/m... ...続きを見る
TVで見れる映画、動画、アニメーション
2007/06/02 02:15

コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
はじめまして(^^)

私は雑誌でこの映画のことをしり、
AMAZONでウォレスとグルミットのDVDを検索したら

『ウォレスとグルミットのおすすめ生活』というものもありましたが、

これは面白いですか?
ケロ
2006/01/05 13:54
ケロさん、こんにちは。
「おすすめ生活」は、元はネットで配信されていた約2分の短編を10話収録したものです。プラス、メイキングなどの特典映像が約15分収録されています。

作品はどれもウォレスの発明品をめぐるドタバタ劇で、小さな子供が見ても楽しいような内容ですが、とても短いので、ちょっともの足りないかもしれませんね。DVDのコスト・パフォーマンス的にもちょっとどうかと(笑)
やっぱり、まずは劇場公開された上記3作を楽しんでから、
オマケ的に観ていただくのがいいかもしれません。
ファンなら必見なんですけどね。
ぴむ
2006/01/05 20:43
どうも御丁寧にありがとうございますm(__)m

ぴむさんが言う通りに、まずは劇場版3作から観たいと思います。

おかげで有意義な買い物ができそうです!

本当にありがとうございました☆
ケロ
2006/01/06 16:53
ケロさん、こんばんは。
映画3作品と、「おすすめ生活」をひとまとめにしたDVD-BOXが近日中に発売されるみたいですね。記事の最後に追記しておきました。お買物に間に合ったかな(汗)。申し遅れましてすみません。
ぴむ
2006/01/07 00:57

コメントする help

ニックネーム
本 文
紅茶の日/ウォレスとグルミット チーズ・ホリデー(90・英) 毎日が映画記念日/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる