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zoom RSS パンダ発見の日/ ストレンジャー・ザン・パラダイス(84・米)

<<   作成日時 : 2006/03/11 00:22   >>

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3月11日は「パンダ発見の日」。

1896(明治29)年のこの日、伝道中のフランス人神父ダヴィットは、
中国・四川省奥地の民家で白と黒の奇妙な熊の毛皮を見せられました。
これがパンダで、以来、世界中に知られることになりました。
中国語でパンダは熊猫、ジャイアントパンダは大熊猫です。


パンダといえば、白と黒。
カラーテレビで見ても、白黒です。
なので今日は、白黒映画の傑作を。
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ジム・ジャームッシュ


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これも80年代の至宝だなあ。

ジム・ジャームッシュの、
「ダウン・バイ・ロー」以降のモノクロ作品は、
全体または部分的に色がついていても
いいような気がするんだけど、
ストパラだけは、白黒以外に考えられない。
頭の中で色をつけることもできない。
白黒以外に成立し得ない、
そんな映画って意外と稀少かも。

公開当時は、ワンシーンワンカット、
黒味つなぎの斬新な撮影法と
スタイリッシュさばかりが
もてはやされていたような気がするけれど、
それじゃ内容はどうやねん! と言われると、
これがまた一見退屈なようで、実はすこぶる面白い。
噛めば噛むほど味が出る、スルメみたいな映画です。

ワニの悲鳴みたいな掃除機、TVディナー、
宇宙人特集のテレビ、センスの悪いドレス、
ハンガリー語しかしゃべれないおばさん、
カンフー映画、吹雪のエリー湖、ドッグレース、麦わら帽子。
なにもかもが、たまらなくオカシイ。

ジム・ジャームッシュ映画の笑いには、
「ユーモア」という言葉がぴったり。
ユーモアとは、
「思わず微笑させるような、上品で機知に富んだしゃれ」(goo辞書より)

まさにそういう世界です。

定職につかず、夢見てばかりの
どうしようもない若者3人の、
現実からの逃避行。アメリカを北へ南へ。
それなのに、「どこへ行っても同じに見える」
by エヴァ(エスター・バリント)。
そして二人の男と一人の女は、最後まですれ違ってばかり。
コミュニケーション・ブレイクダウン。
でもその根底には、いつも温かいものが流れてる。

パラダイスよりもヘンなところってどこだろう。
やっぱりここ、現実の世界かな。
そこには空しさ、やりきれなさ、どうしようもなさと
背中合わせにおかしさ、優しさがある。
このヘンテコな世界で、しばし羽を休めてみようじゃない?

そんなジャームッシュの映画の世界観が大好きです。

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「ストレンジャー・ザン・パラダイス」
「コーヒー&シガレッツ」などで知られる米国のジム・ジャームッシュ監督が1984年に撮った実質的な第一回長編映画「ストレンジャー・ザン・パラダイス」(米・西独、90分、フランス映画社配給)。この映画は、まるで何かを期待して、結局何も起こらないサミュエル・ベケットの不条理劇「ゴドーを待ちながら」のような内容だ。同年にカンヌ国際映画祭の新人監督賞を受賞した。 ...続きを見る
シネマ・ワンダーランド
2006/03/10 23:07
パンダ発見のこと
ブログから検索 パンダ!発見!?京成電車・扉シールの画像をもらいました。 着ぐるみ見て見たい…かな? スゴイ顔だな(¨;)[2009-02-26T12:22:20Z] by googlehttp://pandapanzoshoten.cocolog-nifty.com/blog/2009/02/post-a62f.htmlパンダ発見の日タンタン〜♪ ちょっと春ら... ...続きを見る
今日の雑感
2009/03/04 13:23

コメント(5件)

内 容 ニックネーム/日時
ぴむさん、こんばんは。TB送付ありがとうございました。
「ストレンジャー・ザン・パラダイス」は、まさに80年代の至宝で、モノクロの画像は希少価値がありますよね。また全体的に退屈な感じはするけど、一方で画面に集中してしまいますよね。
さらに、英国ロック・グループ「レッド・ツェッペリン」ではないですが、コミュニケーション・ブレイクダウンっていう感じですね。
現実の世界とは、おっしゃる通り、「楽園より変な所」かも知れませんね。では、ではよろしく。
David Gilmour
URL
2006/03/10 23:30
David Gilmour さん、コメントありがとうございます。コミュニケーション・ブレイクダウンといえば、ハンガリー語しかしゃべらない叔母さんが最高におかしかったです。ののしり言葉だけ、時々英語になるんですよね。
David Gilmourさんのブログ、とてもレビューが充実していますよね。さすがプロ!
関東出身で関西在住とは、私と逆ですね!お互い情報交換していけるといいですね(笑)。

ぴむ
2006/03/13 15:06
自分は学生時代に、ひとつの「おしゃれアイテム」みたいなノリで観た映画でしたが、年を重ねてからも見直すたびに、その会話・間のおかしさが再発見できる映画でしたね。しみじみ。

自分はこのタイトルは「天国より異邦人」みたいな意味あいにとっていたのですが、どうでしょう。落ち着く場所なんてここにはないし、あえて必要とはしない、みたいな映画のトーンがかっちょいー、と思っております。
おかぽん
URL
2006/03/16 00:07
おかぽんさん、こんにちは。
たしかに、ハンガリー移民のウィリーもエヴァも、アメリカからしてみれば異邦人ですよね。異邦人の目で見れば、アメリカなんてヘンテコなところ。だからといって、どこかにパラダイスがあるとも思っていない、そんな気だるい感じがいいですね。
ぴむ
2006/03/18 23:57
Youツ致e got it in one. Couldnツ稚 have put it bteetr.
Etta
URL
2011/07/04 06:09

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