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zoom RSS 憲法記念日/映画日本国憲法(05・日)

<<   作成日時 : 2006/05/03 00:57   >>

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5月3日は「憲法記念日」。

1947(昭和22)年のこの日、マッカーサーの指令で草案が起草された
日本国憲法が施行されました。
これを記念して1948(昭和23)年に国の祝日となりました。
ちなみに、憲法の公布は1946(昭和21)年11月3日です。


改憲論議がかまびすしいです。
論議の的は、いつも憲法9条です。

第九条 [戦争放棄、軍備及び交戦権の否認]
1 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、
国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、
国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

2 前項の目的を達成するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。
国の交戦権は、これを認めない。


「そんなこと言ったって、敵国が責めてきたらどーすんの?
国を守るためには、やっぱり軍隊はどうしても必要なんだから、
現実的な方向に憲法を改正すべきじゃない?」


…なーんてことを言う前に!
どうか、この映画だけは見てちょうだい。

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http://www.cine.co.jp/kenpo/

2005年度キネマ旬報ベストテン、文化映画部門第1位作品。
某大手レンタルチェーン店には置いてないんですが、
2800円とそんなに値段も高くないので、DVD買って鑑賞しました。
憲法9条について、さまざまな視点から考えさせてくれる映画です。
目からウロコも、2〜3枚落ちますよん。
邦画DVDには珍しく、リージョンALLなのも気概を感じさせますわ。


世界から見た日本国憲法


憲法「改正」は、自国だけの問題。
そう思い込んでいませんか。
実は世界中が、日本国憲法に注目しているのです。
この映画では、監督ジャン・ユンカーマンのインタビューに答える形で、
世界の有識者が憲法9条について語ってくれます。

戦後の日本が、世界から信頼される国へと変貌を遂げることができたのは、
何も経済発展のおかげばかりではありません。
戦争をしないと誓った「平和憲法」があったから。
平和国家日本は欧米諸国の信頼を集め、
不戦の誓いは、日本から戦争被害を受けたアジア諸国を不安から解放してきたのです。

その憲法9条が「改正」されたら、アジア諸国はどういう反応を示すでしょうか?


「憲法"改正"問題は国際問題です」(日高六郎・社会学者、元東大教授)

「第9条こそが、日本のアジア諸国に対する戦後謝罪だったのです」
(チャルマーズ・ジョンソン・アジア政治学者、元CIA顧問)



憲法は、国民が政府に「押し付ける」もの


「そんなこと言ったって、今の憲法はアメリカから押し付けられたものでしょ?
日本国民の手で、作り直すべきじゃない?」


なんて意見もありますね。でも、

「すべてのいい憲法は、たいてい民衆が政府に押し付けたものです」
(C.ダグラス・ラミス・元米軍海兵隊員、元津田塾大学教授)


そう、憲法は決して国民を縛るものではなく、
政府が暴走しないように、足かせをはめるものなのです。
押し付けられたのは私たち国民ではなく、政府なのです。

だから政治家たちが、常にその足かせをはずしたがるのも道理です。
私たち国民は、決してだまされてはいけません!

それに、マッカーサーがどうして憲法を押しつけたか知っていますか?
最初は日本政府に、自分で憲法を作るように言ったんですよ。
そして、ちゃんと当時の幣原内閣が、作成して提出したんですよ。

ところがこれが、ほとんど明治憲法の焼き直し。
主権は天皇のままだし。

だめだこりゃ。こいつらまったく使えねえ

というわけでマッカーサーは、GHQ民政局に草案を作らせることにしたのです。

民政局スタッフは、世界中の憲法を参考に、
また、当時日本の民間団体が自主的に作成していた
たくさんの草案なども参考にして、憲法草案を作成しました。

ちなみに政府案は、国民の意見などまったく参考にしていませんでした。
民間団体が作成した草案なんて、ハナっから読みもしなかったのです。
日本政府の国民軽視は、今に始まったことじゃないんですよね。
さてそれでも、マッカーサーの押し付けはよくなかったと思いますか?


権利と自由は、勝ち取るもの

さて、すっかり政府ばかり悪者にしてしまいましたが、
今どきの私たち国民も反省すべき点があるなあと思ったのは、
この映画の中で憲法12条が引用されたときです。

第12条 この憲法が国民に保障する自由及び権利は、 国民の不断の努力によって、
これを保持しなければならない。



権利と自由は、黙っていて与えられるものじゃない。
不断の努力によって、勝ち取るものなんだ。

そのことを、忘れがちだったなあと思って。

何不自由なく暮らしていて、いざ何かうまくいかないことがあると、
こんなはずじゃないだろ! とぶーぶー文句言ってばかり。それじゃダメなんですね。
自由や権利が奪われていると感じたら、立ち上がって行動しないと!

今の日本国民は不断の努力どころか、
投票所に行って一票投じる手間さえも、放棄しちゃってる人が多すぎる。
それで権利と自由が保障されると思ったら、大間違いだよ!
それがなくなったときに文句を言っても、もう遅すぎるんだよ!!


世界のあり方の理想を示す憲法9条

これからの日本は、どこへ向かっていくのでしょう。
「ほかの普通の国」と同じように、軍隊を持ったほうが安心なの?
日本人って特に、周りと同じでないと安心できない種族だからなあ…。

だけど考えてみて。「軍隊を持たず、戦争をしないで問題を解決する平和国家」って、
世界中の理想なんですよ! そうできたらどんなにいいだろうって、
世界中の人が切望しているんですよ!
武器商人とか軍事政権の連中は別としてね。

もし今度世界戦争が起こったら、勝者は誰もいないだろうことを
みんな知っています。
戦争のない世界を実現しようと思ったら、武力を放棄するしかないことを、
みんな知っています。

日本は世界に先駆けて、それを実現したのです。
なんと素晴らしいことでしょうか。

日本は武力を持たないことで、世界のトップリーダーになれるはずなのです。

いろいろ議論はありつつも、憲法9条は戦後60年間、
日本の平和を守ってきました。この60年間、ひとりの日本人も
自国が起こした戦争によって死ぬことはありませんでした。

ほかの国では、たくさんの国民が自国の戦争で死んでいます。
それが「普通の国」ならば、日本が「普通の国」になる必要が
一体どこにあるのでしょう?

ベトナム戦争に憤りを感じ、「戦争をしない国」に憧れて
60年代に日本にやって来たというジャン・ユンカーマン監督。
その監督は、ブッシュ政権と小泉政権は
史上まれに見る危険な政権であると断言します。

私たちは、戦争をしたくてたまらない人たちに、
決してだまされてはいけません。
憲法9条は、私たち国民の手で、守らなければならないのです。
私たちの、子供や孫の代までね。

さてこの映画では、ほかにもさまざまな含蓄にとんだ意見を
たくさん聞くことができます。あとは見てのお楽しみ。

憲法記念日に、ぜひみなさんも第9条について、思いをめぐらせてみてくださいね。

【関連リンク】

ジャン・ユンカーマン監督 インタビュー

「映画日本国憲法」上映スケジュール

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2006/05/03 19:53
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2006/05/21 16:16
憲法記念日 憲法改正
その憲法9条が「改正」されたら、アジア諸国はどういう反応を示すでしょうか? ... 憲法記念日に、ぜひみなさんも第9条について、思いをめぐらせてみてくださいね。 ... 明治憲法には不備があったにせよ、全面改正する必要性はなかったんだから。 ... ...続きを見る
☆★何でもトウェンティ ★☆
2007/05/04 14:47

コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
keep9管理人です。賛同ありがとうございました。254番目の賛同者として掲載させていだきました。ともにネットの中に9条を守る輪を広げていきましょう。今後とも宜しく御願いします。
Mr.Q
URL
2006/05/03 03:04
Mr.Qさん、コメントありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。
9条の輪がさらに広がるといいですね!
愛国心なんてマユツバな言葉とは違って、平和憲法こそ世界に誇れる日本の宝だと思います。
ぴむ
2006/05/08 21:10
ピムさん、トラバありがとうございました。
あらためてこの記事を読んで大変勉強になりました。これからも、ときどきは政治的発言を、臆せずしていこうと勇気づけられた思いです。

>権利と自由は、黙っていて与えられるものじゃない。不断の努力によって、勝ち取るものなんだ。
ほんとにそうですよね。日本人が一番弱いところだと思います。
これからもいろいろ教えてくださいね。
kotan
2007/02/02 00:36
kotanさん、コメントありがとうございます。私もkotanさんの鶴見俊輔についての記事と憲法についての意見を読んで、うなずくことばかりでした。
戦争をなくそうという理想に向かって進むべきなのに、簡単に現実に妥協する政治家なんて指導者失格ですよね。

政治的なことをブログに書くなんて当初はまったく考えていなかったのですが(むしろ避けようと思っていた)、文章を書いているとどうしても、自分が出てしまうんですね。むしろ逆にそれを上手に避ける技術なんて持ち合わせないというか・・・いやいや、これからも気の向くままに書いていこうと思います(笑)
ぴむ
2007/02/02 00:58
>ところがこれが、ほとんど明治憲法の焼き直し。
主権は天皇のままだし。

当たり前です。
明治憲法には不備があったにせよ、全面改正する必要性はなかったんだから。
明治憲法が戦争の原因になった訳じゃないし
もっと憲法氏について勉強したほうがいいですよ
落ち武者
2007/03/26 01:42
落ち武者さん、こんにちは。
明治憲法が「帝国憲法」であった以上、全面改正はやむなしなのでは。
(帝国主義のバカバカしさについては、ポール・バーホーベン監督の「スターシップ・トゥルーパーズ」というすばらしい映画が示唆してくれています)
また、国民の自由への運動を抑圧して、国が国民に押し付けた明治憲法こそ、正真正銘の押しつけ憲法だったと思います。
ぴむ
2007/03/26 21:02

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