5月21日は「小学校開校の日」。1869(明治2)年のこの日、京都市に日本初の近代小学校 というわけで、今日はサエない小学校教師が主人公のこの映画をば。
哀川翔映画主演100本記念作品は、 奇才・三池崇史監督&宮藤勘九郎脚本作品となったわけですが、 主演100本と言われても、私は哀川翔主演映画なんてほとんど見たことがないぞ! (正直言ってこれが初めて) …なんて人は、意外と多いのでは。 だってVシネの帝王だもんね。 なので、どんなもんかと思って見るわけですよ。 そしたらば、 哀川翔サイコー!! 家庭も担当学級も完全崩壊中のダメダメ教師、 正義感だけは人一倍強いけれど、誰にも何もいえない気弱な男。 しょうがないのでその正義感は、34年前の幻のTVヒーロー ゼブラーマンに託して、妻子もちのいい年した男が、趣味の世界に現実逃避…。 TV版ゼブラーマン特設サイト そんなサエないおっさんの哀愁が、ひしひし伝わってくるではありませんか。 いやーこんな演技のできる人だとは。 というわけで、2005年度日本アカデミー賞では、優秀主演男優賞にノミネート。 決してダテではありませんよ。 さてこの映画、内容的にはどうかというと、 ヒーローもののパロディがやりたかったのか、 ほんとに新しいヒーローものをやりたかったのか、 どっちつかずの中途半端に終ってしまった感はありますが、 小ネタ&ギャグ満載のクドカン・ワールド炸裂で、 私はけっこう好きな映画なんですよねー。 わざわざ映画館で見た人にとっては、評価の分かれるところでしょう。 でも男性諸氏は、鈴木京香の「ゼブラナース」が見られただけで 充分1800円の元を取り返して余りあるのでしょうね。 もう、これだから嫌ね殿方は。 ギャグのセンスもなかなかよろしくて。 ヒーローなのになぜ草食動物 とか、 (ライオン丸ってのはいたけどねえ) せっかくカラーテレビの時代になったのに、なぜ白黒ヒーロー とか…。 ゼブラーマンのキメゼリフ「白黒つけたぜ!」も、 番組キャッチコピーの「白と黒のエクスタシー」も、 なかなかキマっています。 そんな知る人ぞ知るゼブラーマンに、市川新市(哀川翔)は夢中です。 自分でコスチューム作っちゃったり。 こんなヒーローにいつまでもこだわっているのは自分だけか…と思いきや。 ある日、自分のクラスに車椅子の少年・晋平が転入してきます。 なんと、彼が自分以上にゼブラーマンに詳しいとわかって…。 このような「お仲間」を見つけたときのうれしさって、 オタクにしかわからないですよね! (いや、私はオタクじゃないって!?) 新市は晋平に敬意を表して、「浅野さん」と呼ぶことにします。 この辺のくだりがまたオカシイ…。 そんなこんなの背後で、実は小学校では宇宙人の地球侵略計画が ひそかに進行中だったからさあ大変! 謎のカニ男(柄本明)が出現したり、 彼らの住む街にさまざまな怪現象が…。 ゆきがかり上本物のヒーローになってしまった市川は、 宇宙人と対決するハメに。 しかしそこには、重大な問題が立ちはだかっていた…。 …最後の戦いの後に、ゼブラーマンがきっちり器物損壊で逮捕されちゃってるのが またおかしいですね。手錠までかけられてしまい、とっても情けないです。 でも、今まで父親をバカにしていた新市の息子も笑顔になっているし、 集まった人々からはゼブラーマン・コールが沸き起こるし… そうです、きっちり白黒つけたんだから、チンケな法律なんてもう どーでもいいじゃありませんか。 男の仁義を貫いた翔アニキは、やはりカッコいいのだ!! …って、いつのまにか翔アニキ・ファンになってんじゃん!! そんな映画でした。 「東京ゾンビ」の翔アニキも最高でしたよ。 つくづく、ギャグのツボを心得てる役者さんだなーと思います。
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