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zoom RSS 健康住宅の日/天空の草原のナンサ(05・独)

<<   作成日時 : 2006/06/20 22:01   >>

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6月20日は「健康住宅の日」。

健康住宅推進協議会が制定しました。健康住宅というのは、各地域の特徴、
気候や風土などに適した設計がなされており、人に優しい住居であることを条件にしています。
また、同協議会では、11月9日を「換気の日」と定めています。


今日は、とっても素敵な、まさに定義どおりの健康住宅が出てくる映画を紹介しましょう。
「ゲル」という名の分解・組み立て自由自在、移動可能な家に住む、
元気な少女が主人公のお話です。

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モンゴル遊牧民の究極のスローライフ

製作国はドイツになっていますが、
モンゴル人の監督による、モンゴルの映画です。

なんだか「アルプスの少女ハイジ」を意識したような邦題になっていますが、
原題は「黄色い犬の洞窟」です。
モンゴルに伝わる黄色い犬の伝説が、映画の中で象徴的に語られます。

が、確かに少女ナンサを見ていると、アルプスの少女ハイジを連想してしまいます。
お母さんが作ったチーズを食べ、羊飼いをし、山羊や犬と戯れ、自然と一体となった暮らし。
邦題をつけた人の気持ちもわかります(笑)。

そんなナンサと妹、弟、そして両親の草原での遊牧生活が、
ドキュメンタリータッチで淡々と描かれていきます。
実際、ナンサ一家は本当の家族で、その実際の生活ぶりを撮影するという
方法で作られた映画のようですね。

でもストーリーもいちおうあって、
それはナンサが洞窟で見つけた一匹の捨て犬。
ナンサは犬に「ツォーホル」と名付けましたが、
「迷い犬は狼を呼ぶ」ということで、お父さんは飼うことを許してくれません。
大切な山羊を狙った狼の襲撃に、お父さんは頭を悩ませていたのです。
さてツォーホルは、伝説の黄色い犬のように忌み嫌われてしまうのでしょうか…。


何かを信じて生きること

ナンサたちの生活には、宗教がしっかりと根づいています。
ゲルの中には簡素だけれど仏壇があって、お母さんが毎日食べ物をお供え。
そういえばお母さんが、搾ったお乳を大地に撒いたりしているのも
きっと神様への捧げものなんでしょうね。

おそらくチベット仏教でしょうか。輪廻転生の思想があります。

ある日雨の中道に迷ったナンサは、助けてくれたおばあさんから、
黄色い犬の伝説と共に、こんなことを聞かされます。

人間も動物も、死んだらまた生まれ変わること。
ただし、また人間に生まれるのは、針の先に米粒をのせることくらい難しいこと。

ナンサのお母さんも言います。
小さい子供だけが前世のことを覚えていて、ときどきその話をすると。
ナンサもうんと小さい頃は、いっぱい前世の話をしていたとか…

いろんな大人からそんな話を聞くうちに子供たちは、
今の人生がたった一度きりしかないこと、
そして命の大切さを学んでいくのですね。

現在、日本では自殺の多さが社会問題化していますが、
心に信じるものがないことも、原因のひとつではないでしょうか。
日本の子供たちは、何を信じたらいいか分からないのではないでしょうか…
そんなことも考えてしまいました。


押し寄せる近代化の波

しかしナンサたち子供はほんとに元気。
ほっぺは真っ赤で、欧米の子供のようなお人形さんみたいな可愛さとは違うけど、
泥んこで元気いっぱいのかわいさです。
牛のフンを積木代わりにして遊んだり、雲の形を眺めてみたり。

そしてお母さんもまた、子供が何してても基本的に止めないんですよね。
「ち、ちょっとそれは危ないんじゃ…」
とハラハラするシーンが、いくつもありましたよ(笑)。
ナンサの妹が、お父さんが街で買ってきた懐中電灯で遊びたいといったときも、
「貴重な電池がもったいないからダメッ!!」とは言わないで、
「大切に使ってね」だって。
そんな何気ないセリフに、グラッときました私。(笑)

そういえば、よく見ると、ゲルの電気は風力発電。
家の外に風車が立ててありました。
風がないと電気消えちゃうのよ。

しかし、そんな素朴な遊牧民の生活にも、近代化の波が押し寄せていることが、
映画の端々で描かれています。
お父さんも、そろそろ潮時かな、街で働こうかな、なんて口にします。
お母さんは、「ここの暮らしも悪くないけど」とつぶやきました…。
ラストシーンも、そんな時代の流れを象徴するようでしたね。
ナンサたちののどかなゲル生活は、いつまで続けることができるのでしょうか。


とても心洗われる映画でした。
それにナンサのお母さんの作る、真っ白なモンゴルのチーズがおいしそうで!
今、食べたくってたまりません(笑)。

*モンゴル遊牧民の生活をもっと知りたくなった方は、下記を参照してください!*

ブログ「海から始まる!?」
面白い!うまい!美しい! 『天空の草原のナンサ』


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面白い!うまい!美しい! 『天空の草原のナンサ』
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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
この題名、「アルプスの少女ハイジ」だったのですね!? いや、そんな感じもしてきました。
sonnet
2006/09/06 23:54
sonnetさん、コメントありがとうございます。この映画の原題って「黄色い犬の洞窟」ですもんね。邦題をつけた人は、やっぱハイジを意識していたかも!?なんて思っているのは私の勝手な推測ですが(笑)。
ぴむ
2006/09/07 22:10

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