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zoom RSS 左利きの日/打撃王(42・米)

<<   作成日時 : 2006/08/13 00:34   >>

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8月13日は「左利きの日」。

この日を左利きの日として提唱した左利きの人物の誕生日だといわれていますが、詳細は不明です。
"soutepaw"(サウスポー)のポーは犬や猫の手足のことです。
サウスは南で、これは野球のホームベースが東南向きで左投手の腕が一塁の南から出ることに由来しています。


というわけで今日は、左利きの偉大な野球選手の伝記映画でいきましょう。

打撃王打撃王
サム・ウッド ゲーリー・クーパー テレサ・ライト


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ルー・ゲーリッグは1930年代にニューヨーク・ヤンキースで活躍した左打ちの大打者。
ところが、この映画で彼を演じたゲイリー・クーパーは右利き。
そこで背番号やユニフォームの文字を左右反対に縫い付けて、撮影後フィルムを裏焼きして左バッターに見せたという逸話が残っています。

あとこの映画の逸話といえば、ベーブ・ルースご本人が出演していること。
今となっては貴重な姿ですよね。

しかしベーブ・ルースは日本でも有名だけど、ルー・ゲーリッグとなると知らない人も多いのでは。
ヤンキースの3番打者で、4番打者のベーブ・ルースとともに殺人打線を張っていた名選手です。
日本で言えば、さしずめ黄金時代の巨人・長島といったところ。
引退式でのスピーチが後世まで残ったことも、長島さんとカブりますね。

そんなルー・ゲーリッグは、連続試合出場2130回という記録も打ち立てています。
ニックネームは「アイアン・ホース=鉄人」、それからこの映画の原題でもある「プライド・オブ・ヤンキース」。
ヤンキースの誇り。彼の背番号3は、史上初の「永久欠番」になりました。

さて、野球選手の伝記映画はいろいろありますが、私が他に見たことあるのは、
ベーブ・ルースの伝記「夢を生きた男 / ザ・ベーブ」と、
トミー・リー・ジョーンズが主演した「タイ・カッブ」ぐらいなんですが、どちらの選手も野球以外の場では派手な生活ぶりというか、
悪く言えば乱行奇行…なのに対し、ルー・ゲーリッグはとても実直な人だったようですね。
なので映画もとても正攻法なつくりになっていて、見ていて心が温まります。
作られた時代も、古きよきハリウッドの黄金期ですからね。

映画はゲーリッグの野球選手としてのサクセス・ストーリーとともに、
母親との濃密な関係、妻エリナー(テレサ・ライト)との仲むつまじい夫婦生活から嫁姑問題まで(笑)、
ファミリー・ドラマとしての側面も持っています。
なんでも家族愛ドラマにしてしまうハリウッドのお家芸も、
野球選手の伝記の中でとなると、当時はけっこう斬新だったんじゃないかな。
今見るとちょっと作り物っぽい気がしないでもないですが、
それでも素直に感動できる素朴さ、誠実さをこの映画は持っていますね。

驚いたのは「もうひとつの約束のホームラン伝説」ともいうべきエピソード。
ベーブ・ルースが病気の少年とホームランの約束をした逸話は、学校の教科書にも載っていたくらい? 有名な話ですが、
その同じ少年と、ゲーリッグもホームランの約束をしていたなんて…。
しかも同じ試合で2本ですよ! ベーブ・ルースよりすごいじゃん!

病床の少年に「がんばれば何でもできるって言ったじゃない!」と言われて、
ゲーリッグが困ってしまうシーンはユーモアたっぷり。
こんなユーモアたっぷりの描写もこの映画の魅力です。

でもそれだけに、終盤の展開が悲しくて…。
スランプに陥り、連続出場2130回の記録に自らピリオドを打ったゲーリッグ。
病院を訪れた彼を待ち受けていたのは、残酷な診断でした…。

余命数年という診断結果をお互いに隠そうとして、笑顔で接するルーと妻エリナー…。
筋萎縮性側索硬化症という難病でした。当時この病気はゲーリッグ病と呼ばれたそうです。

そして1939年の引退式の有名なスピーチのシーンでこの映画は終わります。
「私は、世界一しあわせな男です。」

自らの残酷な運命を知った後でのこの言葉には、涙を誘われずにはいられませんよね。

ここであっさり終わるのがまたこの映画のいいところ。
悲しい結末なのに鑑賞後の気分がとても温かいのは、このラストシーンのおかげかもしれないし、
映画全編に流れるあの軽快な曲のおかげかもしれません。
最近もテレビCMなどによく使われていて、誰の耳にも馴染んでいる「私を野球に連れてって」。
「♪Take Me Out to the Ball Game 〜♪」という、アメリカの古い野球の歌ですね。

この歌からも、この映画からも、アメリカ人が心から野球を愛している気持ちが伝わってきます。
損得抜きで、何かを心から好きになってしまう気持ち。
(「フィールド・オブ・ドリームス」にも通じるものがあるなあ。)
ルー・ゲーリッグもそんな風に野球を愛した人だったのでしょう。


【今日の一曲】

B0000C8AOXTake Me Out to the Ball Game
Various Artists
Direct Source 2003-08-26

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