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zoom RSS バイクの日/モーターサイクル・ダイアリーズ(03・英=米)

<<   作成日時 : 2006/08/19 22:27   >>

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8月19日は「バイクの日」。

「バ(8)イ(1)ク(9)」の語呂合わせ。
総務庁交通対策本部(総務省交通安全対策室)が、1989(平成元)年に制定しました。
バイクの安全を考え、バイクによる交通事故の増加を防ぐための日です。
この日は日本自動車工業会によるバイクフォーラムなど、
さまざまなイベントが催されています。


今日は、若き日のチェ・ゲバラのバイクの旅を描いたこの映画。

B000803C8Oモーターサイクル・ダイアリーズ 通常版
ホセ・リベラ ウォルター・サレス ガエル・ガルシア・ベルナル
アミューズソフトエンタテインメント 2005-05-27

by G-Tools


セントラル・ステーション」のウォルター・サレス監督作品。
「セントラル・ステーション」はブラジルが舞台の、中年女性と少年の旅でしたが、
この映画はというと。

これは偉業の物語ではない。
同じ大志と夢を持った2つの人生が、しばし併走した物語である。


冒頭のこの言葉どおり、この映画には偉大な革命家チェ・ゲバラは登場しません。
登場するのは裕福な家庭の喘息持ちのボンボン、エルネスト(ガエル・ガルシア・ベルナル)です。
彼が青春最後の思い出作りくらいの気持ちで、
年上の友人アルベルト(ロドリゴ・デ・ラ・セルナ)と一緒に、
おんぼろバイクで南米大陸縦断1万キロの旅に出るのです。

お調子者で世渡り上手なアルベルトと、まっすぐでバカ正直なアルベルト。
対照的な二人のハプニング続きの旅が、最初はユーモラスに描かれていきます。

そして、おんぼろバイクはあっさり途中でおシャカになり、ヒッチハイクで二人の旅は続きます。
二人が行く先々で目にするのは、貧困、格差、差別といった南米社会の現実でした。
ほかでもない原住民が、外国資本に自分たちの土地を奪われ、搾取されている現実。

さらにエルネストたちはハンセン病患者の村で医療を手伝うことになります。
隔離され、差別され、それをあまんじて受けて生きるしかない患者たち。

--誰もが平等に幸せになることってできないの?
映画を見ているわれわれも、思わずそう考えてしまうような旅です。

半年間に渡る旅が進むにつれ、ボンボンだったエルネストが少しずつたくましくなっていくのが、顔つきからもわかります。
やがて、30歳になろうかというアルベルトが、いつまでもバカやってられないよね・・・と、
ベネズエラで医者として就職することを決意して、旅は終わりになります。
けれどもエルネストの心には、大きな変化が起きていたのでした。

最後に少しだけチェ・ゲバラのその後が紹介されるものの、あくまで二人の青年の青春ロードムービーとして作られているおかげで、気負うことなく観られる爽やかな一本。

でも最後にもう一度繰り返される冒頭の言葉が、
今度は感動を伴って胸に迫ってくる作りになっているのには、まんまと泣かされてしまいました。

しばしの自分探しの旅が終わって普通の人生を歩み始めたアルベルトと、
エルネストの人生とは、その後どんなに違ってしまったことでしょう。
でも旅で感じた「誰かの役に立ちたい」という思いは、きっと同じだったに違いありません。

さて「モーターサイクル・ダイアリーズ コレクターズ・エディション」には、
なんと現在82歳になるアルベルト・グラナード本人が映画の撮影クルーと共に6ヶ月間にわたる旅をした、
「トラベリング・ウィズ・ゲバラ」というドキュメンタリー映像がついているとか。
これはぜひ、合わせて観てみたいものですねえ。あ、でも、買わないと観られないの。。。
ふ、フトコロが…という場合は、原作本を読んでみるのもいいかもしれませんね。

チェ・ゲバラ モーターサイクル南米旅行日記チェ・ゲバラ モーターサイクル南米旅行日記
エルネスト・チェ ゲバラ Ernesto Che Guevara 棚橋 加奈江

by G-Tools


この映画を観ると、チェ・ゲバラに興味を持たずにはいられませんね。
革命が遠い世界の出来事に思えてしまうようないまどきの日本人の頭の中に、
一陣の風を吹きこんでくれるような作品ではないでしょうか。


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製作総指揮》 ロバート・レッドフォード 《監督》 ウォルター・サレス 《音楽》 グスタボ・サンタオラージャ 《出演》 ガエル・ガルシア・ベルナル / ロドリゴ・デ・ラ・セルナ / ミア・マエストロ ...続きを見る
ネオ・ビジョンかわら板
2006/08/19 13:43
モーターサイクル・ダイアリーズ
お次はこれ。 ...続きを見る
「ドラえもーん!眠くて仕方がないよ!何か...
2006/09/15 10:56

コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
どうもー。
この映画は、記事書いた当初より、時間を経て、徐々に重みを感じてきた映画です。それは永遠に続きそうなこの政治不信とも無関係じゃなく、「革命なんて・・」とあきらめている自分とも関係していると感じています。こうしたブログでの自分の決意表明を含め、あきらめてはいけませんね。ゲバラのように、この青臭いみずみずしい想いを永遠に、ですね。
おかぽん
URL
2006/08/19 13:58
おかぽんさん、こんにちは。
この映画、とても爽やかなのがよかったです。ほんと、まっすぐ理想を追い求める気持ちは忘れたくないし、また、理想論を笑ったりあきらめたりもしたくないですよね。日本にも若者たちがそんな風にアツかった時代があったと思うけど、今はどうなのかな。自分の反省も含め、考えてしまいますね。
ぴむ
2006/08/20 23:19
はじめまして。
この映画とても気に入っています。
ひりひりするほど純粋ですね。胸が一杯になりました。
チェ・ゲバラ 惚れなおしました。
kotan
URL
2006/09/07 00:40
kotanさん、コメントありがとうございます。私はこの映画、途中までは「ほんとにチェ・ゲバラなのお?」なんて思いながら観ていました。でも中盤、炭鉱で外国資本家のトラックに石を投げる場面あたりから、とてもアツイ純粋さを感じてきました。ラストの老いたアルベルトのショットもよかった。さわやかな感動がありましたね。
ぴむ
2006/09/07 22:16

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