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zoom RSS 国際識字デー/妹の恋人(93・米)

<<   作成日時 : 2006/09/08 22:33   >>

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9月8日は「国際識字デー」。

「識字」とは「文字の読み書きができる」ことです。
1965年のこの日、イランのバーレビ国王が軍事費の一部を識字教育に回す提案をしたことを記念しています。
1990年に国連が国際デーとして定めました。2000年現在、成人非識字者数は全世界で8億8000万人といわれています。


そこで今日は、ジョニー・デップが字の読めない青年に扮したこの映画を。


妹の恋人 (特別編)
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2008-08-22

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ジョニー・デップ出演映画はたいがい観ているつもりだったのに、この映画だけはずっと見逃していたのでこの機会に観てみました。
メアリー・スチュアート・マスターソン、アイダン・クイン、ダン・ヘダヤなどなど、80年代の香りのする役者さんたちがいっぱいだなー。
バグダッド・カフェ」のCCH・パウンダーも出ているし。
おっ、ウィリアム・H・メイシーやジュリアン・ムーアら、後の出世株の顔も見えますね。

アイダン・クイン演じる兄と、メアリー・スチュアート・マスターソンが演じる、精神障害をもつ妹。
兄・ベニーは仕事と妹ジューンの世話に明け暮れる毎日。
そんな二人の生活に、不思議な青年サム(ジョニー・デップ)が転がり込んできて・・・。

サムはバスター・キートンを敬愛する映画好き青年で、いでたちもダブついた縞々ズボンにステッキに帽子という、昔の喜劇俳優そのもの。
そんなサムを演じるジョニーの、とっても器用なパフォーマンス芸が見ものです。
パントマイムあり、アクロバットあり。
パンとフォークのタップダンスは、さすがに「黄金狂時代」のチャップリンにはかなわないかな(笑)。

字の読み書きができない、というハンデを持つ彼が、精神に問題を抱えるジューンに恋をして。危なっかしい二人の、でも純粋で一途な恋。
うーん、青春です。胸キュンです。

この映画も「シザーハンズ」よろしくジョニーは口数少なく、身体と表情での演技を見せてくれます。
メアリー・スチュアート・マスターソンとのキスシーンや、精神不安定に陥った彼女をなだめるシーンなどは、
サムの優しさがあふれてくるようで、ほんとロマンチック。
日常生活を描きながらも、どこかファンタジックなのがこの映画の素敵なところ。

そして、恋に落ちたサムとジューンに、妹を思うあまり兄のベニーが大激怒。
サムを家から追い出してしまうという、ひと悶着があり。
この辺は、邦題からも想像できる展開ですね。

でも両親を事故でなくして、たった二人の兄妹だから…。
そう思うとやや横暴な兄の行動も、なんだか切なく思えてきます。

でもサムの純粋で一途な気持ちと行動が徐々にベニーの心を溶かしていき、
やがてベニーは二人の仲を認め、妹を自立させて、自分も今まで犠牲にしてきた恋や人生を楽しむことに。

そうそう、誰かのために犠牲になっている人生って、その誰かにもプレッシャーを与えてしまうもの。
やっぱりどんなときでも、人生を楽しまないとね。

…なんて明るい気持ちになれるラストシーンは、ベニーから妹と自分の恋人にあてた二つの花束と、サムとジューンのほほえましい姿。
アイロンで食パンを焼くのは、私もぜひ一度試してみたいぞ。

良質の短編小説を読みきったときのような味わいのある作品でした。
愛すべき小品、とは、こういう映画のことをいうのでしょうね。
ジョニー・デップの映画を追っかけていくと、このような小さな佳作映画に出会えるのが、ファンの楽しみといったところでしょうかね。



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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
こんばんは
先日はレスありがとうございました。
ご挨拶したばかりなので暫く静観するつもりでしたが今回の話題が『妹の恋人』とあっては黙っていられません(苦笑)
何と言ってもジョニーの中でも最も思い入れの強い作品。
私のジョニー遍歴はここから始まります。

>’80年代の映画ってツマラナイ
そういう風評があるのですか?
知らなかった。
『ディーバ』『フィッツカラルド』『路』『ライトスタッフ』等々
私にとっては玉手箱の時代です。

”映検”受けられたのですね!
愉しみにしていたのですが、いつの間にか終わっていてガッカリ。
でも今年はもう一回あるようなので今度こそガンバリます(笑)
目指すは・・・モチロン二級です!
haduki
2006/09/07 23:12
ぴむ様
albrechtです。
ごぶさたしてます!
「国際識字デー」から『妹の恋人』とは、いつもながら御見事!(笑)

>そうそう、誰かのために犠牲になっている人生って、その誰かにもプレッシャーを与えてしまうもの。
深い言葉ですね〜。
世話する方のベクトルと、世話をされたい方のベクトルが合ってるならともかく、この角度が違っちゃってたら、本当に不幸ですからね。
そのズレに気付いて、みんなが正しい方向にすすむことができたということで、後味がいい映画でしたね!
albrecht
URL
2006/09/08 00:19
hadukiさん、こんにちは。
この映画でも、ジョニー・デップは断然光っていましたね。もっともお好きな作品でしたか。なるほどです。私は映画として好きなのは「デッドマン」で、もっともジョニーが素敵♪という意味で好きなのは「ドンファン」です(涎)。
映画検定、次は12月ですよ。合格目指してがんばってください!(って他人事のように言ってみる(爆&汗)
ぴむ
2006/09/08 21:50
albrechtさん、こんにちは!
この映画、メアリー・スチュアート・マスターソンの演技もすばらしかったと思います。彼女を見ていたら、「自分のためにお兄さんが恋もできないと思ったらつらいだろうな」なんて自然と考えていました。でもほんと、扱っているテーマの割にはファンタジックでさわやかな作品だったと思います。
ぴむ
2006/09/08 21:54
はじめまして♪

このデップ様、本当に、可愛くて、大好きです!(>▽<)
2人のキスシーンは、とても心がこもっていて、ドキドキしてしまいました。

ところで、何かの記念日に基づいての映画紹介、とても素敵ですね。
良かったら、リンクさせてください。
IHURU
URL
2008/09/16 14:20
IHURUさん、はじめまして。
リンクのお申し出、ありがとうございます。こちらこそよろしくお願いします。
IHURUさんのブログ、こちらのお気に入りにも入れさせていただきますね。

ジョニー・デップ素敵ですよね。
今は人気ありすぎて、素直に好きと言えなくなってしまった私です(笑)。
ぴむ
2008/09/16 20:41
リンクの件、ご了承ありがとうございます♪
では、早速入れさせていただきますね。

あ、そして、こちらのリンクも貼っていただいて・・・嬉しい限りです。ありがとうございます!
まだ始めたばかりですが、ちょこっとずついろいろUPしていきたいと思いますので、よろしくお願いします♪

・・・デップ様。それでも心の中では好きでいてくださいね。;w;?
IHURU
2008/09/16 21:40
IHURUさん、これからもよろしく。
なんだかんだいいつつ、デップの映画はけっこう見ていますよ。そういえば「リバティーン」見てないな。これからもひそかに出演作を見てみたいと思います。
ぴむ
2008/09/18 20:34

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