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zoom RSS 法律扶助の日/それでもボクはやってない(07・日)

<<   作成日時 : 2007/01/24 22:31   >>

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1月24日は「法律扶助の日」。

法律扶助制度を行っている法律扶助協会が1993(平成5)年に制定。
1952(昭和27)年、日本弁護士連合会が法律扶助協会が設立しました。
法律扶助とは、資力がない為に、
法律による保護を受けられない人に対する社会的扶助のことです。
この日を中心に、全国の指定された弁護士事務所で
無料法律相談が実施されます。


お金がないと、ちゃんとした弁護士さんも雇えない、
保釈金も払えない。
自分が悪いことをしたならまだしも、
無実で逮捕されちゃった日には・・・

というのが他人事ではないかもしれない。
今話題のこの映画、観てきました。

B000JJRW5Iそれでもボクはやってない スペシャル・エディション(2枚組)
加瀬亮 周防正行 瀬戸朝香
東宝 2007-08-10

by G-Tools


【公式サイト】
http://www.soreboku.jp/index.html

周防正行、「Shall We ダンス?」以来11年ぶりの監督作。
今回はコメディではなく、シリアスもシリアス、
矛盾だらけの日本の刑事裁判制度を告発します。

「疑わしきは犯罪者、懲らしめて当たり前」
みたいな雰囲気って、今日本中にみなぎってないかい。
それがどんなに危険で、人権を無視した考えなのか、
この映画を見たらよくわかります。

真実を追求する場であるはずの刑事裁判が、
まるで魔女裁判かガリレオ裁判みたいなことに
なってしまっている。
そんなことを思わせるタイトルです。

私たちが普段あまり身近に感じることのない
刑事裁判の過程をテンポよくわかりやすく見せてくれ、
2時間23分の長さを感じませんでした。
裁判映画ってともすると単調になりがちなのに、
これはすごい。

上映中すべてが驚くことばかりで、
「こんなんでいいのかよ日本の裁判」と思いますが、
それがストレートに監督の狙い。
問題だらけの日本の裁判をリサーチするうちに、
使命感にかられてこの映画を作ったのだそうです。

監督の問題意識は、要所要所で
人権派弁護士役の役所広司を始め、
登場人物たちの直接のセリフとして表現されます。

「裁判になったら有罪率は99.9%」

「無罪判決で警察や検事のメンツをつぶしたら、
裁判官は出世できない」

「裁判で一番大切なことは、
決して無実の人間を裁かないこと」


うーん、ド直球です。
しかしこのド直球をあざといと見るより
まず心にズシーンと響いてしまうのは、
私たちが普段いかに刑事裁判というものに
知識と関心が薄いかということでしょうか。

ともかく見ごたえのある作品だし、
2009年までに裁判員制度が始まると言われている中、
日本人なら必見とも言うべき映画です。
そんなリアルな映画でありながら、娯楽大作映画として
成立させたこともすごいことです。

そんな中で、この映画の唯一の弱点というか欠点かと思うのは、
「もし自分が裁判官だったら有罪にするか無罪にするか」
そういう見方ができにくいと思うのです。
あまりにも無実の主人公、加瀬亮に肩入れして見てしまうから…。

見終わって、周防映画なのに笑いが少ないなーと思ったけれど、
考えてみればこんな無茶苦茶な日本の裁判制度そのものが
お笑い種ということなのでしょうか。

…いやいやそんなことを言っていたら、周防監督に怒られそうです。
それくらい、監督の気迫が伝わってくるような作品でした。

*周防監督のブログで、この映画の感想トラックバックを募集していますよ↓*
http://soreboku.cocolog-nifty.com/blog/bosyu/

それでもボクはやってない@映画生活

「それでもボクはやってない」の映画詳細、映画館情報はこちら >>



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「それでもボクはやってない」についてのレビューをトラックバックで募集しています。 *出演:加瀬亮、瀬戸朝香、役所広司、もたいまさこ、山本耕史、他 *脚本・監督:周防正行 感想・評価・批評 等、レビューを含む記事・ブログからのトラックバックをお待ちしています。お.. ...続きを見る
映画レビュー トラックバックセンター
2007/01/25 03:09
それでもボクはやってない
刑事裁判の裏側…、勉強になります。 あなたが裁判官だとしたら金子徹平を無罪にしますか?それとも有罪ですか?社会派ドラマ。 ...続きを見る
象のロケット
2007/01/28 10:50
「それでもボクはやってない」
 会社の友人(ブロガーではない)にかなり勧められ、それでもボクはやってないを見てきました。 ...続きを見る
よしなしごと
2007/02/03 16:07
映画「それでもボクはやってない」
それでも、それでもボクはやっていない。控訴します!!刑事事件で起訴されたら有罪率99.9%、冤罪事件にかぎっても97%が有罪になるという実態・・ ...続きを見る
茸茶の想い ∞ 〜祇園精舎の鐘の声 諸行...
2007/02/04 00:51
それでもボクはやってない
真実を 蔽う砂漠の 駱駝たち  ...続きを見る
空想俳人日記
2007/02/04 09:56
【2007-9】それでもボクはやってない
おかしい ...続きを見る
ダディャーナザン!ナズェミデルンディス!...
2007/02/05 00:33
それでもボクはやってない(1月20日公開)
朝の通勤ラッシュで混雑する電車の中 フリーターの金子徹平(加瀬亮)も,就職の面接に向かう途中,その電車に乗っていた. 自分が物語の主人公になることを,まだ知らない…. ...続きを見る
オレメデア
2007/02/16 15:16
「私とわかれば大騒ぎ」植草被告が逮捕前の心境を供述
電車内で女子高生に痴漢行為をしたとして、都迷惑防止条例違反の罪に問われた元早稲田大大学院教授、植草一秀被告(46)の公判が28日、東京地裁(神坂尚裁判長)で開かれた。弁護側の被告人質問に植草被告は、犯行を否認した上で、「前にも事件に巻き込まれており、私だとわかれば大騒ぎになる。犯人に仕立て上げられると思った」と逮捕される直前の心境を供述した。 植草被告は犯行現場とされる京浜急行下り電車の品川−蒲田間の状況を記憶に基づいて再現。「酔ってグッタリしていたら、女性のやや大きめな声が... ...続きを見る
仰天情報満載! 恐縮です☆ 特報発信ステ...
2007/03/29 02:15
「それでもボクはやってない」映画感想
ええと、当初見るつもりでは無かったこの映画、ところがネット上のあらゆるところで絶 ...続きを見る
Wilderlandwandar
2007/04/01 14:02
それでもボクはやってない
2007年 日本 2007年1月公開 評価:★★★★★ 監督:周防正行 脚本: ...続きを見る
銀の森のゴブリン
2007/04/19 21:12
映画DVD・サ行 それでもボクはやってない
映画DVD・サ行 それでもボクはやってない (2007) 今回の映画DVDは、「 ...続きを見る
映画DVDレビューガイド
2007/05/20 00:48
それでもボクはやってない ★★★ Soredemo boku wa yattenai (2006)
IMDb みんなのシネマレビュー それでもボクはやってない監督:周防正行出演者:加瀬亮、 瀬戸朝香、 山本耕史、 役所広司収録時間:143分レンタル開始日:2007-08-03Story『Shall we ダンス?』の周防正行監督が、11年ぶりに手掛けた社会派ドラマ。満員電車で痴漢に間違えられた青年を主人公に、日本の刑事裁判制度の問題点を浮き彫りにする。主演の加瀬亮をはじめ、瀬戸朝香、役所広司ら多彩なキャストが顔を揃える。 (詳細はこちら) 字幕途中から使用。 社会派だ。裁判のおかしいところを ...続きを見る
パソコン映画館
2007/09/01 13:33
『それでもボクはやってない』
『それでもボクはやってない』 ...続きを見る
chaos(カオス)
2007/09/06 22:31
それでもボクはやってない
「Shall We ダンス?」の周防正行監督が、 11年ぶりに作った映画。 「Shall We ダンス?」はかなり好きな映画なので 本当は映画館で観たかったのですが DVDで鑑賞となりました。(T^T) ...続きを見る
映画、言いたい放題!
2007/09/11 20:39
それでもボクはやってない@我流映画評論
今回紹介する映画は、2007年1月に公開された周防正行監督作品、『それでもボクはやってない』です。 ...続きを見る
ジフルブログは映画・音楽・札幌グルメを紹...
2007/09/30 00:52
【映画】それでもボクはやってない
痴漢冤罪をテーマにした映画です。 Shall we ダンス?の監督作品です。 ...続きを見る
那覇TekTek
2008/01/30 09:45

コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
この映画、自分も非常に興味をもってみております。

それとあわせて、もう少しことの真偽を自分なりに、検証したのちブログで取り上げてみたいお話がこれ。

ミラーマンと揶揄されている、植草一秀氏の痴漢容疑の問題です。

単純に、「あえて」言いますが、「痴漢容疑」というだけで、家宅捜索されてしまった氏の、検察側の取調べの不自然さなど、ちょっと妙だな、と個人的に感じていたことなので・・

参考までに。例のごとく大手メディアは、シカト状態なので。真偽は不明ですが疑問点は多々ありそうですよ。

http://www.asyura2.com/07/senkyo29/msg/117.html

http://yuutama.exblog.jp/
おかぽん
URL
2007/01/24 01:03
おかぽんさん、こんばんは。
植草教授の問題、実は私もかねてより興味を持っていました。2回目の逮捕となると、1回目にもしハメられたのだとしたら、どうしてもっと気をつけなかったのかとも思って、ほんと真偽のほどは微妙ですね。でも、つい「自白」してしまう事情は、この映画を見るとよくわかります。おかぽんさんの記事楽しみにしています!
ぴむさん
2007/01/24 01:14
先週末のテレビで見ました。三浦事件とかに比べ何で痴漢だけ疑わしきは罰せずの例外なのかと思いました。冤罪は昔からあるがとにかく腹立たしく悲しい
福田浩司テレビ番組賞味大臣
2008/03/03 09:15
福田浩司テレビ番組賞味大臣さん、コメントありがとうございます。テレビ放映されて、反響を呼んでいるようですね。周防監督の「たくさんの人に見てほしい」という念願がかなったのではないでしょうか。
しかし、こんないい加減な司法・裁判制度のまま裁判員制度が始まって、国民である私たちまで巻き込まれていくのかと思うとたまらないです。冤罪の片棒だけはかつぎたくないですね。
ぴむ
2008/03/03 22:01

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