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zoom RSS おそいひと  観て来た!!

<<   作成日時 : 2007/12/23 21:00   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 4

先日紹介した衝撃作品「おそいひと」、
なんだかんだでレイトショー、見てきましたよ!

場所はポレポレ東中野
地下にある映画館にいざ入ろうとしたら、
いきなり入り口のところに告知の張り紙が

「金土日は大音量での上映となります。」


・・・て、どういうことですかソレ


と思いつつチケット売り場へ。
ポレポレはいつも面白い映画を上映しているから、
ついに10回回数券、買ってしまいました。

そしていよいよ、


「おそいひと」

画像



大音量バージョンは迫力満点でした!
重度障害者・住田雅清が、
まるで「タクシー・ドライバー」のトラヴィスか
ハンニバル・レクターかってくらい、
バッタバッタと人を殺しまくります!!

なんて言うとなんだかカッコいいけれど!?
映画の中の住田氏(本名で出演)は、
基本いつも、ビール飲んだくれてグダグダしている人です(笑)。

要はただの「世話の焼けるオッサン」だったんです。
住田氏の場合、世話を焼いてくれるのは
介護サポートの人たちだけど、
世間には奥さんに世話やいてもらわないと
身の回りのこと何もできないオッサンなんて、
いくらでもいますからね。

そんなオッサンの心に、
一人の女子大生が介護者として
家にやってきたときにある変化が生じ、
そして狂気へと突っ走っていく・・・。

障害者をここまでリベラルな視点で描いた作品は、
ほかにないでしょう。
いやほんと面白い作品でした。

この映画を見ていると、障害が自然と
キャラクターの「個性・特性」ととらえられ、
ちょっと肩ひじはって見に来た気持ちも
一気にほぐれて、映画の世界へ引き込まれていきます。

住田氏のほかにも、個性的で魅力的な
障害者が登場します。
「住田の人生の先輩」と呼ばれる重度障害者。
このオッサンがまた、やたらカッコいいんです、
話すセリフが。

「すべてを受け入れるな。自分の身体がつぶれてしまうで」
「自分の周囲を見てみ。壁や。壁をぶっ潰せ」


そして、
「殺すんなら、殺せや!」

こんなセリフを、ほとんど寝たきりのベッドから吐き出すのです。
障害者だからこそ持ちえる人生哲学・・・なのでしょうか。
それにしても、うーん、深いです。

障害者の日常と非日常を見事に描ききったこの映画。
彼らの日常さえほとんど知らずにすごしているのかもしれない
多くの人たちにとって、この映画は必見ですなー。

この映画を見たら、障害者に対する固定観念も
上から目線もフッ飛びます!
ぜひ全国の小中高校で上映してほしい。
(それは無理か)

しかしやっぱこの映画、
ここでしか上映できないのでしょうか。
それはもったいないなー、全国の人に見て欲しいなー、
と思う今日この頃です。

年の瀬にスゴイ映画が見れてよかった。
今年はなかなか、面白い映画が多い一年でしたよ。

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
お久しぶりです^^  あけましておめでとうございます  ほぼ毎日開けていたのですが、なかなかコメントできませんでした。障害者も「障害」があるだけで同じ、というか、「健常者」の線引きがどこにあるか、常々疑問に思っていたので、いろいろ考えまして。ただ、障害者だから世間に不満が募り、という犯罪ならば、のど元に刃を突きつけられる気分ですね。障害者だから天使のようだ、という幻想に不満を持っている、という提起かな、と思いましたが、やはり見てみないことにはわかりませんね。障害者だから、人を殺すなど大それたこと、という感覚が世にあるならば、それは一つの差別でしょうね。それでも、知的障害を持っている人は優しいです。どんな人間に対しても、そのときだけの優しさにも、感謝してくれる人たちに出会ったことがあるので。
ソナム
2008/01/03 21:28
ソナムさん、今年もよろしくお願いします!
この映画はやっぱり「障害者に対する幻想」への問題提起もあるように思います。私は逆に子供のころ、母親の友人が障害者介護の仕事をしていて、障害者にも性格の悪い人や、介護してもらって当然と思っている人がいるという話を聞かされていました。
この映画では、障害者が介護者にけっこうぞんざいにものを頼んでいるというか、自分の手足のように使っているシーンも忌憚なく出てきます。問題提起というより、タブーへの挑戦でしょうかね。誤解を招きかねない描写でも、たとえば子供がいちいち母親にお礼を言わないように、毎日のことなのだから、それが障害者の本当の日常でもあるのだと思います。

ちなみに、私が数年前に職場で出会った障害者の方は、それは明るくて楽しい人でした。ろうあの方でしたが、身振り手振りや筆談で趣味の話などをしてくれて、とても楽しかったです。
障害者の彼が、健常者とコミュニケーションをとるためにこんなにも努力をしているのに、健常者の自分がなんの努力もしていないことに気づいて、すごく衝撃を受けました。短い間でしたが、忘れられない出会いでした。
ぴむ
2008/01/03 23:15
ぴむさん、こんにちは。あけましておめでとうございます(遅くなりました)。今年もよろしくお願いします。去年は生ぴむさんにお会いできて、うれしかったです。近くに住んでいたら、きっとしょっちゅう一緒に映画を見に行けるでしょうにネ。やはり去年のベスト1は戸塚映画でしょうか(違うか)。こちらの映画も、とても興味深そうですね。地方にはこない映画の数々のレポ、いつも楽しみにしています。私も今年はせいぜいたくさん映画館に通いたいです。
hoisam
URL
2008/01/04 11:38
hoisamさん、今年もよろしくお願いします!こちらこそ「生hoisamさん」に会えて感激だったですよ。今年も何かで会えるといいですね!
去年のベストワンについては、先ほど記事にしました。戸塚映画がキネ旬ベストテンの対象外でとても残念なのですが、あれは間違いなく事件でした。
さて新年の挨拶がすっかり「遅いひと」になってしまった私ですが、こちらの映画は「襲い人」だそうです。
ぴむ
2008/01/04 22:48

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