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zoom RSS イランのちびまる子ちゃん!?「ペルセポリス」

<<   作成日時 : 2008/02/25 21:54   >>

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今日はアカデミー賞の発表がありましたね。
監督賞・作品賞では、コーエン兄弟の
「ノーカントリー」に軍配が上がったようですね。

さて、長編アニメーション部門にノミネートされていたこの映画。
(惜しくも賞はネズミに引いてかれたようですが・・・。)

「ペルセポリス」

画像


テレビか何かで紹介されているのを見て、
第一印象はともかく「絵がかわいい!」でした。
手塚治虫のマンガを思わせるような、
丸っこいキャラとどこか懐かしいモノクロ風情。

しかも内容は、イランの女の子の成長物語とか。
中東の国といえば、女性は外出時にヴェール着用が
義務づけられていたり、なかなかたいへんなお国柄です。
そんな中で女の子たちは、
何を感じてどんな風に暮らしているんだろう?
これは見なきゃと思ってました。

原作は、いわゆる反体制文学として有名みたいですね。
映画版の監督も努めたマルジャン・サトラピの
自伝的マンガ作品です。

490178465XペルセポリスI イランの少女マルジ
マルジャン・サトラピ 園田 恵子
バジリコ 2005-06-13

by G-Tools


さて映画版は、すごく味わい深いアニメーションでした。
政変、戦争、女性差別といった社会批判がテーマながら、
ポップでコミカルもな要素も取り入れられていて、
そのバランスが絶妙。

少女時代のまるちゃん、じゃなかったマルジャンは、
ブルース・リーが大好きだったり、おばあちゃんと
ゴジラの映画を見に行ったり、
アジア大衆文化もきっちりイラクに入り込んでいたんですね。

ちびまる子ちゃんじゃないけれど、
マルジだって本当は、ごくごく普通の女の子。
恋愛、反抗、孤独、疎外感といった、
青春時代に誰もが体験しそうなことに
悩みながら成長していく姿は、
誰が見ても共感できます。

しかしマルジの日常は、70〜90年代の激動のイランに
生まれたがゆえに、波乱に満ちたものになっていきます。

どんな人の人生も、国や社会の情勢ってものを
背負いこんでしまうものなんですね。
「そんなの関係ねぇ!」と思いたくても、
知らず知らずのうちにそうなっているものなのか。

権力、戦争、そういったものへの批判と同時に、
差別についてもきっちり描いてあるなと思いました。

男性に侮辱されて悔し涙を流すマルジのママ。
留学先のヨーロッパで、何かと「イラン人は〜」と言われて
ブチ切れるマルジ。
差別される悔しさは、実際体験してみないと
なかなか分からないものですが、
この映画ではその痛みが伝わってくるようでした。

そんな重たい出来事に落ち込んで、ふさぎこんだかと思うと、
次のシーンでは懐かしや、
サバイバーの「アイ・オブ・ザ・タイガー」を歌いながら
現実に立ち向かっていくマルジ。
このポップ感覚がたまりません。

うーん、やっぱりこの映画にアカデミー賞をあげてほしかったな。
ちなみにタイトルの「ペルセポリス」とは、
イランの古都の名前とか。
そういえば世界史の教科書に出てきたかな?

見に行った昨日の新宿の劇場は、
お客さん少なかったです。
日本のアニメファンよ、こういうアニメも見なきゃダメよ。

「ペルセポリス」の映画詳細、映画館情報はこちら >>

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