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zoom RSS 国連憲章調印記念日/ ホテル・ルワンダ(04・南ア=英=伊)

<<   作成日時 : 2008/06/26 22:22   >>

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6月26日は「国連憲章調印記念日」。

日本国際連合協会が制定。
1945(昭和20)年、「国連憲章」に50か国以上が調印し、
国際連合の設立が決定しました。
国連憲章が発効し国連が発足したのはその年の10月24日で、
この日は「国連の日」となっています。
日本の国連加盟が認められたのは1956(昭和31)年12月18日でした。


国連といえば、おっと、この映画の感想をまだ
書いていなかったです。

B000FOTK6Qホテル・ルワンダ プレミアム・エディション
テリー・ジョージ ケア・ピアソン
ジェネオン エンタテインメント 2006-08-25

by G-Tools


1994年に起こったルワンダの大量虐殺事件。
国連の平和維持軍が滞在していながら何も手を打たず、
実に100万人もが命を落としてしまいました。
その事件の経緯と、その中で1200人の命を救った
ひとりの男を描いた問題作です。

この映画、日本ではおクラ入りになりそうだったところを
ネットを中心とした署名運動によって劇場公開が決まったという
経緯がありましたね。
劇場公開実現に向けて行動した映画ファンの心意気には、
頭が下がる思いです。


ドン・チードル演じるこの映画の主人公が、
「アフリカのシンドラー」という触れ込みだったけれど、
「シンドラーのリスト」みたいなヒロイックな作品とは
ちょっと違いました。

主人公ポールは、ベルギー系高級ホテルの支配人で、
白人社会と黒人社会をまるでコウモリみたいに上手に
世渡りしてきた男ですが、

虐殺が始まるとホテルには民族を問わずいろんな人が
避難してきて、罪のない彼らを見殺しにするわけにもいかず・・・

自分の家族を救いたい気持ちと、
ホテルマンとしてのプロ意識も手伝って、
彼は多くのアフリカ人を助けることになります。
白人社会とのコネや、得意の口八丁手八丁を駆使して。

この映画はいろんなメッセージを伝えていると思います。
決して、ひとつの価値観に観客を
導こうとするものではなく、いろんな感想を持つことが
できると思います。そういうのってすなわち、
優れた映画なんですよね。

まずフツーに頭をよぎるのは、
民族抗争から端を発した事件とはいえ、
その抗争をいいように利用してきた先進国、
いざ虐殺が始まったら無視を決め込むって一体なんなの!?
という思いだったりするわけですが、

それはそれとして、
「悪いやつは殺していい」という考えって
相当危険だと思いました。

少数民族ツチ族を容赦なくナタで虐殺するフツ族民兵、
この映画では相当怖く見えますが、
政策上ベルギー側に優遇されていたツチ族の傍らで
貧困と差別にあまんじてきたフツ族にしてみたら、
ツチ族こそ万死に値するわけで、
殺す側には殺す側の理由があるんですよね。

そして、殺すという行為は必ずエスカレートしていく。
その恐ろしさも感じます。

どんな理由があっても、人を殺してはダメっす!!
この考えを世界標準にしていかなきゃ、
世界中でこのような事件も戦争も絶えることがないですね。
人を殺さない社会を作っていくこと、
国際社会の急務だと思います。

そうそう、このルワンダの虐殺事件で、
目の前で家族全員を殺された経験を持つミュージシャンが、
去年来日していたのをラジオで聞きました。
コルネイユという歌手です。
(↓試聴あり)

ザ・バース・オブ・コーネリアスザ・バース・オブ・コーネリアス
コルネイユ

by G-Tools


自分の経験を穏やかに語っていたのが印象的でした。
彼は報復などではなく、世界中の平和を願って
優しい歌を歌っています。


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タイトル (本文) ブログ名/日時
『ホテル・ルワンダ』
「愛する家族を守りたい。」ただひとつの強い思いが、1200人の命を救った・・・。 ■監督 テリー・ジョージ■脚本 ケア・ピアソン・テリージョージ■キャスト ドン・チードル、ソフィー・オコネドー、ニック・ノルティ、ホアキン・フェニックス、ジャン・レノ□オフィシャルサイト  『ホテル・ルワンダ』 フツ族とツチ族の間で続いていた内戦が終息、和平協定が結ばれようとしていた1994年、ルワンダの首都キガリ。外資系高級ホテル、ミル・コリンの支配人ポールは、近くフツ族の民兵によるツチ族の虐殺が始まるという噂... ...続きを見る
京の昼寝〜♪
2008/08/25 21:13

コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
この映画、気になっていながら見ていないのですが、アフリカの問題は大きすぎて思考停止状態になります。しかし南アフリカのように大きく変化した国もあるので、希望を捨ててはいけないですね。
憎しみの連鎖だけはどこかで断ち切らないと。民俗紛争を利用して私腹を肥やすと言う構造を変えれば、だいぶ変わるでしょうね。
kotan
2008/06/28 20:45
笑い話ですが。
昨年の今の時期、就寝中ムカデにかまれました。初体験で何が起こったか分からず、夜が明けるまで不安でたまらず、家族が起きた気配にやっと部屋を出て、自分におこったことを話しました。
その10日ほど前、私はムカデを殺していました。
基本的に、自分に害をなさない生き物は逃がすのですが、この時のムカデは逃げようとするのを鬼のように殺しました。
自分のためではないと思っていたので、きれいに忘れていたのですが、「私の痛みはムカデのためらしい」とわかった時、「殺して当然の生き物などいないのだ…」と思いました。この考えの延長が、戦争や殺戮だと思うと、自分も片棒をホイホイと担いでいたのですね。(まだ担いでいるかも。)
それにしても、偶然かも知れないけど、ムカデネットワークのテレパシーがあるのだと本気で思っています。その後、ムカデは全く家の中で見ませんから。^^;
ソナム
2008/06/28 20:56
アフリカの問題って遠い国の出来事のようで、実はどこかで必ず私たちの生活に関わっていますよね。ファンの強い希望でこの映画が日本で上映されることになったのも、きっとそのためでしょう。
知ることだけでも大切ですよね。
決して説教くさい映画ではないし、機会があればぜひ。
ぴむ
2008/06/29 22:47
ソナムさん、ムカデに刺されたとは、さぞ痛かったでしょうねー。私も子供のころ、着替えようとしたら服の下からでっかいムカデがゴソゴソ出てきて、めちゃビックリしました。母と祖母が飛んできて退治してしまいましたけど。私や弟が刺されたら大変と思って殺したんでしょうね。ムカデには気の毒だけど、母たちの気持ちはありがたいです。難しいものですよね。
そういう私もゴキブリは大嫌いで鬼のように殺してしまいますし(笑)、人間とは矛盾だらけの生き物ですよね。かの酒鬼薔薇事件の少年も、事件の前に母親に「どうしてゴキブリは簡単に殺すのか、命に区別はあるのか」って執拗に、そして真剣に聞いていたそうです。命の問題って、本当に難しいです。
ぴむ
2008/06/29 22:53
お久しぶりです。IHURUです。

この映画、主人公のポールがヒロイックに描かれていないところに、とても好感しました。
いろいろなメッセージを伝えるだけでなく、1つの映画としても本当に優れた作品だったと思います。
でも、もう1度見るのには、勇気が要るかな・・・。

ぴむさんのおっしゃるとおり、この映画の上映を働きかけてくれた方々には、頭が下がります!
IHURU
URL
2010/05/20 00:09
IHIRUさん、おひさしぶりです。
そうですね、主人公が普通の人っぽいところがよかったですね。いろいろ迷いながら、結果的に最善の選択をしたということでしょうか。
日本では想像もつかないような悲劇が、外国にはたくさんあるんですね。映画は世界の窓だなあと思います!
ぴむ
2010/05/21 20:41

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