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zoom RSS いま ここにある風景

<<   作成日時 : 2008/07/23 21:43   >>

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「いま ここにある風景」

画像


自然を傷つければ、人間が傷つく。
環境破壊は自己破壊だ。


というのが、この映画を作った写真家、
エドワード・バーティンスキーの哲学だそうです。

環境問題について考えるとき、
自然と人間との関係をどうとらえるか、
という問題に一度はぶつかると思います。

自然と人間を対立するものとしてとらえるのか、
人間も自然の一部だ、という風にとらえるのか。

その答えが、上記の言葉の中に
見つかったような気がしました。

この映画は、中国の急激な経済発展と、
それによって大規模に破壊され、変形させられてゆく
風景を映し出していきます。

グロテスクで醜悪なはずの破壊の風景が、
バーティンスキーのカメラを通すと、
どこかアーティスティックに映るから不思議です。

「世界の工場」中国は、ひとつひとつの工場の規模もハンパじゃない。
巨大な工場で次々と作り出されていく無数の電気製品。
それが欧米や日本へ、そして私たちの家庭へ。

それらはやがてゴミになって、
部品や金属類が中国でリサイクルされる。
先進諸国が送り出した大量の電子機器のゴミは、
中国の水や大地をカドミウムなどの有毒物質で
汚染してゆく。

テレビなどでは、中国の環境汚染をセンセーショナルに
とりあげるニュースが目立つけれど、
なんのことはない、それは私たちの国とつながっている、
私たちの国にも原因がある。
そのことに改めて気づかされます。

中国のジャ・ジャンクー監督の映画「長江哀歌」でも描かれていた
世界最大の三峡ダム、水が貯められた時は
地球の揺れが観測されたとか。

実際この映画で映し出されるその建設現場は、
これが本当に人間の仕業とは信じられないくらい巨大で、
元は山水画のようだった周囲の風景を
激変させるものでした。

人間が地球環境に与える影響は、
想像をはるかに超えて大きいのです。

温暖化が人為的なものだとは信じられないなあ、
なんて、のん気なことを言っている人もまだいるようですが、
一度この映画を観たら、そんなザレ言は吹っ飛びますわ。

でも、人間がこんなにも環境を破壊して激変させてしまうことができるなら、
その逆も必ず可能なはずです。


「私は産業を賛美する気も非難する気もない」
というのがバーティンスキーの言。
たしかに、彼の美しくショッキングな写真を目にしたら、
ただただ各人、自分なりに考え込むしかないでしょう。

映画にちらりと登場する彼の講演の様子は、
アル・ゴアさんに負けないくらいプレゼン上手みたい。
今度は彼の講演映画も見てみたいなあ。

環境問題に関心のある人なら、必見ですよ。
彼の写真の中に、
未来につながるたくさんの答えが見つかると思います。

「いま ここにある風景」の映画詳細、映画館情報はこちら >>

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