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<<   作成日時 : 2009/02/20 21:33   >>

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ベルギーのダルデンヌ兄弟監督作、
「ある子供」を去年テレビで観てとても感動したので、
新作を見てきました。

ロルナの祈り
画像


見た後、ほんとにいろんなことを
考えてしまう映画でした。

国籍を取得するための偽装結婚。
その影に存在する闇ブローカー。
麻薬中毒。
ヨーロッパの豊かな国と貧しい国との格差・・・。

そんないろいろな問題が、
まるでドキュメンタリー映画のような
淡々とした映像で描かれていきます。

貧しさから抜け出そうと必死で生きてきた
アルバニア出身のロルナ。
移民先での国籍と、お金を得るためなら
なりふり構わない。
愛だの恋だの優しさだの、
甘っちょろいことは言っていられない。

恋人はいるけど、彼とも結局、生活や
お金のことばっかりで。

それが、偽装結婚という形ではあるけれども、

「君の顔を見たら、がんばれそうな気がするんだ」

なんて言ってくれる青年に出会って、
心の中に、忘れていた何かの灯がともって・・・。

でも、闇ブローカーとのつながりは、
ロルナに大きな犠牲を払わせるのでした。

中盤以降の展開は、本当に切ないです。

自分が生き抜くために犠牲にしたものに、
罪悪感を感じ始めるロルナ。
悩んだ末にロルナが、
最後に得たものとは・・・。

「ある子供」もそうだったけど、
ラストシーンを希望と見るか絶望と見るかで
好みが分かれるみたい。

私は「ある子供」のラストは希望だと思って感動したけど、
ロルナのほうはどうなんだろう。
・・・うーん、かなり辛口であることは間違いないけれど、
やはり希望だと思いたい。

だって、あれだけお金に貪欲で、
頼れるのは自分だけと思ってやってきたロルナが、
最後の最後に、愛しい相手に向かって、
「大丈夫、きっと誰か優しい人が恵んでくれるから」
って言うようになったのだから・・・。

「ある子供」でも、
自分の子供を平気で売り飛ばしてしまった主人公が、
最後の最後に
「子供は元気にしてる?」って
言えるようになったことに感動した私なのであった。
これが希望でなくてなんであろう。なんてね。

「ある子供」も「ロルナの祈り」も、
主人公の未来は一見お先真っ暗に見えるのだけど、
でもそのさらに向こうに希望が感じられるような、
そんな気がします。

ああいい映画だった。
ダルデンヌ兄弟のほかの作品も見てみたいです。
またまたテレビ放映待ち。

「ロルナの祈り」の映画詳細、映画館情報はこちら >>

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「ロルナの祈り」彼女は何を祈るのか
「ロルナの祈り」★★★ アルタ・ドブロシ、ファブリツィオ・ロンジョーネ 主演 ジャン=ピエール・ダルデンヌ 、リュック・ダルデンヌ 監督 イタリア、フランス、ベルギー 、2008年、105分 ...続きを見る
soramove
2009/04/03 22:09

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