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zoom RSS 観察映画第2弾 「精神」を観た

<<   作成日時 : 2009/07/28 22:02   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 3 / トラックバック 1 / コメント 0

映画「選挙」の記事で予告してましたが、
ついにできてしまいましたよこの映画が。
想田和弘監督が、日本の精神病患者を
ウォッチングした観察映画第2弾。



モザイクいっさいなしで
日本社会のタブーに挑んだこの作品。
重くて真面目な映画だろうと覚悟して見に行ったら、
これが面白いのなんの。
ひさびさに、2時間超の長さを忘れて
見入ってしまう映画でした。

あ、病気に関する映画を観て、「面白い」
なんていうことは不謹慎なんでしょうか?
でも、本当に面白かったんです。

なかばボランティアのように、生活保護対象の
患者を診つづけてきた山本先生。

大量に飲まなければならない向精神薬や睡眠薬。

子供時代や青春時代に過酷な家庭環境で育ち、
心が壊れてしまった人々。

かと思えば、どこか親に甘えて頼り切っているようにも
思える人々。

なかなか降りない生活保護、
弱者切捨て政策の下、
縮小される障害者手当て。

何もかもをありのままに映し出していくカメラは、
非常にたくさんの情報を観客に与えてくれます。
実は意外に身近でもある精神病に関して、
ここまでストレートに語ってくれた
映画やテレビ番組が、
これまでにあったでしょうか?

この映画には、いろんな患者さんが素顔で登場しますが、
彼らが語る悩みや苦しみは、
みんな一度は経験したかもしれないような
ことばかり。

周囲の目が気になったり、
人生の目標が見つからなかったり、
何か行動を起こすのに勇気がいったり。

そして時には、
一生懸命考えてやったことがカラ回りしたり、
不器用でやたら遠回りしたり。
そんな姿を見ていると、笑いも出てしまいます。
(これまた不謹慎かもしれないけど、
けっこう笑いながら映画観てた・・・。)
でも人は、自分との共通点を見つけたときに
思わず笑ってしまうのだと言う。そんな笑いです。

つまりこの映画は、精神病というテーマを超えて、
優れた人間観察映画になってるのです。
前作「選挙」のときは、観察の対象になった
立候補者「山さん」は、
あくまで狂言回し的な役割だったのに対し、

映画「精神」は、丸ごとナマの人間を相手に
がっぷり四つに組んでいる感じがします。
なので、前作よりかなり素晴らしい作品に
なっていると思います。

そしてまた、「選挙」のときも思ったけど、
淡々と事実だけを追っているドキュメンタリーのようでいて、
実はこの映画には、とてもドラマチックな起承転結があります。

特にラストは、宣伝チラシに「衝撃のラスト」って
書いてあったんだけど、ほんとに衝撃で・・・。

でもあの手のマイペース過ぎる迷惑オヤジは、
健常者の中にも普通にいますよ。
私は彼が、精神病の病歴のある人だったのか、
それともそうではなかったのか、いまだにワカリマセン。
そういうところがまた、この映画の面白さ!

テーマの重さから敬遠しちゃってる人は、
思い切って、ぜひ見に行ってください。
面白さ保障します!

「精神」の映画詳細、映画館情報はこちら >>


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タイトル (本文) ブログ名/日時
『精神』とは何かを追求したドキュメンタリー
映画の終盤、山本医師が訪問看護講習会である問題を出す。『一切質問は禁じます。いわれたことをやってみて下さい。先ず紙に真四角を書いてみてください。その上に丸を三つ、書いてみてください。そしたら、それを隣の人と見比べてみてください。』みなさん書いて見ました... ...続きを見る
再出発日記
2009/07/29 19:31

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