大仏の日/下妻物語(04・日)
4月9日は「大仏の日」。
今日の映画にも大仏が出てきます。
茨城県の牛久大仏…全長120m、ギネスにまで登録されていながら、
新しすぎて誰もありがたがらないというトホホな大仏さまです…。
そんな牛久大仏のふもとでの女の決闘シーンも印象的な
「下妻物語」ですよん。
公式サイト:http://www.shimotsuma-movie.jp/
見なきゃソンする痛快作
いやー単なるアイドル映画かと思ったら大間違い。
こんなに愉快痛快な傑作映画だったとは。
「できることなら、ロココ朝のおフランスに生まれたかった…」
ヒロインのロリータ少女・桃子(深田恭子)の語りで始まるオープニングからしてもう
ぐいぐいこの映画の世界に引きこまれてしまいます。
下妻のジャスコ、牛久大仏、喫茶店「貴族の森」、
代官山の「Baby The Stars Shine Bright」と磯部社長、ジャージ王国尼崎、
たかの友梨シンデレラコンテスト…これが全部実名ですぜ!(笑)
こんな実名だらけのシチュエーションの中で
(上記関係者の皆さん、よく怒らなかったなー)、
繰り広げられるのは、もちろん架空の少女たちのハチャメチャ友情物語。
私はてっきり少女漫画が原作だと思いこんでいたほど、漫画チック&
おもいっきりハジけた描写で展開します。
そして、ものすごく凝った作りでありながら、
その苦労を微塵も感じさせない作品のおバカさ加減に涙が出ます。
これぞまったきおバカ映画。ああ私はこういう映画を待っていた!
ほかでもない日本映画でこういう作品に出会えたことに、
深い感動を覚えてしまいます。
見ると元気の出る映画
ロリータ道一直線の桃子と、時代錯誤な田舎のヤンキー、イチゴ(土屋アンナ)。
なにもかもが正反対の二人ですが、実は桃子は
「かよわい女の子」に憧れるたくましい女の子であり、
イチゴは逆に「強くてたくましい女」に憧れるかよわい女の子なんですね。
相手に自分にないもの、憧れているものを見つけて
「こいつスゲーな」とお互いに思ったときに友情が芽ばえる。
それは男も女も変わらないよね。
全編を通して大笑いしながらも、時にほろっとさせられてしまうのは、
そんな二人の友情がきっちり描かれているからなんですね。
他にも出演者のこととか、あんなギャグやこんなことや、
この映画については語りたいことがいっぱい山ほどあるけれど、
あとは皆さん、とにもかくにも見てみてね!
関連リンク: http://p-type.cocolog-nifty.com/prototype/2005/02/post_1.html
【おまけ情報】
*スペシャル・エディションDVDには、阿部サダヲ演じる謎キャラ「一角獣の龍二」の誕生秘話が
収録されていますよ。人気お笑いコンビ、スピードワゴンも出演しているのだ。
*次回はぜひ同じく嶽本野ばら作品『鱗姫』の映画化を…ってムリか。
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下妻物語 スタンダード・エディション
752(天平勝宝4)年のこの日、奈良・東大寺の大仏開眼供養が行われました。
今日の映画にも大仏が出てきます。
茨城県の牛久大仏…全長120m、ギネスにまで登録されていながら、
新しすぎて誰もありがたがらないというトホホな大仏さまです…。
そんな牛久大仏のふもとでの女の決闘シーンも印象的な
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見なきゃソンする痛快作
いやー単なるアイドル映画かと思ったら大間違い。
こんなに愉快痛快な傑作映画だったとは。
「できることなら、ロココ朝のおフランスに生まれたかった…」
ヒロインのロリータ少女・桃子(深田恭子)の語りで始まるオープニングからしてもう
ぐいぐいこの映画の世界に引きこまれてしまいます。
下妻のジャスコ、牛久大仏、喫茶店「貴族の森」、
代官山の「Baby The Stars Shine Bright」と磯部社長、ジャージ王国尼崎、
たかの友梨シンデレラコンテスト…これが全部実名ですぜ!(笑)
こんな実名だらけのシチュエーションの中で
(上記関係者の皆さん、よく怒らなかったなー)、
繰り広げられるのは、もちろん架空の少女たちのハチャメチャ友情物語。
私はてっきり少女漫画が原作だと思いこんでいたほど、漫画チック&
おもいっきりハジけた描写で展開します。
そして、ものすごく凝った作りでありながら、
その苦労を微塵も感じさせない作品のおバカさ加減に涙が出ます。
これぞまったきおバカ映画。ああ私はこういう映画を待っていた!
ほかでもない日本映画でこういう作品に出会えたことに、
深い感動を覚えてしまいます。
見ると元気の出る映画
ロリータ道一直線の桃子と、時代錯誤な田舎のヤンキー、イチゴ(土屋アンナ)。
なにもかもが正反対の二人ですが、実は桃子は
「かよわい女の子」に憧れるたくましい女の子であり、
イチゴは逆に「強くてたくましい女」に憧れるかよわい女の子なんですね。
相手に自分にないもの、憧れているものを見つけて
「こいつスゲーな」とお互いに思ったときに友情が芽ばえる。
それは男も女も変わらないよね。
全編を通して大笑いしながらも、時にほろっとさせられてしまうのは、
そんな二人の友情がきっちり描かれているからなんですね。
他にも出演者のこととか、あんなギャグやこんなことや、
この映画については語りたいことがいっぱい山ほどあるけれど、
あとは皆さん、とにもかくにも見てみてね!
関連リンク: http://p-type.cocolog-nifty.com/prototype/2005/02/post_1.html
【おまけ情報】
*スペシャル・エディションDVDには、阿部サダヲ演じる謎キャラ「一角獣の龍二」の誕生秘話が
収録されていますよ。人気お笑いコンビ、スピードワゴンも出演しているのだ。
*次回はぜひ同じく嶽本野ばら作品『鱗姫』の映画化を…ってムリか。
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下妻物語 スタンダード・エディション [DVD]
この記事へのコメント
ふかきょんも土屋アンナも見事役にはまっております!
熱血でなく、でもひたむきで、さわやか。
青春映画の秀作でしょう!!
ギャグでテンポよく見せてくれましたよね。
そうそう、ヒロイン二人がしっかり
「今どきの青春」しているのもいい!
最近の邦画ではナンバーワン!と言ってしまっても過言ではないかも。
元気の出る映画ですよね。私も人に勧めまくっていて、DVDがいろんなところを回っています。日本映画の新しい風を感じますね。