七夕/銀河鉄道の夜(85・日)

7月7日は七夕ですね。

七夕祭りは星祭り。運良く晴れて星空を見上げたら、
もしかしてそこには銀河大陸横断鉄道…。
今日の映画はこれです。

銀河鉄道の夜銀河鉄道の夜
田中真弓 坂本千夏 納谷悟朗


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ジョバンニとカムパネルラが銀河鉄道の旅に出たのは
星祭りの夜でした。
「ケンタウル、露を降らせ」
子供たちがそう叫んで走ったり、星巡りの歌を歌ったりしていた
そんな夜。


ところでこの映画、公開当時は「なんで登場人物が猫やねん」とか、
「キャラの彩色がドギツすぎる」とか、賛否両論だったような。
現在も宮崎アニメなどの陰に隠れちゃって、いまいちマイナーな存在ですよね。
でも、宮沢賢治の世界を原作に忠実に美しく映像化した功績は、
もっと評価されていいように思います。

アニメ映画化にあたっては、ますむらひろしの漫画が原案となっています。
キャラが猫なのも、元はといえばますむらひろしのアイデアです。
この漫画がなかったら、アニメ映画化はなかったのではないでしょうか。

朝日ソノラマ版のますむらひろし著『銀河鉄道の夜』が手元にあります。
これはかなりお気に入りの一冊。
『グスコーブドリの伝記』他も収録されていて、登場人物はやっぱりすべて猫になってます。
この猫のキャラたちが、原作小説『銀河鉄道の夜』の未完部分を埋め、
さらにアニメ映画独自の想像の翼を広げることに
一役かってくれたんですね。

こちらは扶桑社文庫版
4594016987銀河鉄道の夜
ますむら ひろし


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さて、映画でも原作の印象的なセリフが
ほぼそのまま採用されています。

「僕はもうあのさそりのように、ほんとうにみんなの幸(さいわい)のためならば
僕のからだなんか百ぺん灼(や)いてもかまわない。」


宮沢賢治の小説に共通するテーマ、サクリファイス(自己犠牲)…。
自己犠牲なんていうと抵抗を感じる人も少なくないかもしれないけれど
この広い広い銀河の中で、ひとつの命ってなんだろう、と
そんなことを考えさせてくれる物語です。小説も映画も。

「けれどもほんとうのさいわいは一体何だろう。」

星空を眺めながら、物思いにふけりたくなってきましたね。
七夕は晴れるといいですね。

【関連リンク】
青空文庫・『銀河鉄道の夜』全文:http://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/456_15050.html

映画考「銀河鉄道の夜」:http://www1.mahoroba.ne.jp/~escargot/topos/etc/movie/movie.htmls/ginga.html

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