白虎隊の日/ ゴースト・ドッグ(99・米=日=仏=独)
8月23日は「白虎隊の日」。
「武士道とは 死ぬことと見つけたり。」
この言葉をそのまま実行してしまった少年たちの悲劇でした。
ちなみにこの言葉は、武士道を説いた『葉隠』(はがくれ)という書の一節。
江戸時代に鍋島藩の山本常朝によって書かれ、戦時中は戦意高揚に利用されたり、
三島由紀夫の愛読書だったり、現在ではサラリーマン処世訓?として
もてはやされたりもしているそうな。
ところで現代のアメリカで、太った黒人がこの『葉隠』を愛読し、
武士道精神を実行していたらちょっとビックリしますよね。
実は albrecht さんのブログの記事に触発されて、この映画のことを思い出したわけなんです。
私も好きな映画なので、二番煎じを承知で自分でも感想を書いてみようと。
ジム・ジャームッシュ監督作品
このブログでジャームッシュ映画をとりあげるのは、この作品が初めてです。
大好きな監督なのに、今まで語ってなかったとは自分でも意外だったり。
ちなみに、ジャームッシュ作品を好きな順に挙げるとすると、
私の場合はこんな感じです。
1.デッドマン
2.ストレンジャー・ザン・パラダイス と
ダウン・バイ・ロー が同率2位で
3.ゴースト・ドッグ
かな!
「ナイト・オン・ザ・プラネット」も面白いんですけどね。
でもこの映画、ちょっとわかりやす過ぎて…。
「わかりやすいからイイんじゃん!」
て言われそうですが、ジャームッシュの映画って、
「わかるヤツだけわかってくれりゃーいいや」てスタンスで作られた作品のほうが、
なんともマターリとしたいい雰囲気をかもし出していて、私は好きなんですけどね。
「ゴースト・ドッグ」もそんな作品のひとつです。
上記 albrecht さんの記事より引用。
まったくその通りなんです。
ゴースト・ドッグ(フォレスト・ウィティカー)は孤独な殺し屋。
『葉隠』を愛読し、命の恩人であるマフィアのボスに忠義を尽くす男。
武士道精神にのっとった彼の生き方は、筋がとおっていてカッコよく見えるけれど、
なんだかどこかがズレているぞ。
外国人監督に、こんな風に武士道&葉隠を描かれてしまうなんて、
日本人としては「やられちゃった!」と言うしかありません。
武士道や葉隠を現代の世に持ち出すことの滑稽さ。
それをユーモアや批判を交えて描けるところまで、
日本はまだ成熟していないのかなあ。
武士道とは、死ぬことと見つけたり…か。
ゴースト・ドッグもまた、この言葉をそのまま実践してしまう一人です。
しみじみとしたユーモアと哀切を漂わせているこの映画には、
ああ、「わびさび」までやられちゃったかも!
おかしくて、やがて切ない。
そんなジャームッシュ監督のどこかつかみどころのない世界観が
大好きな私です。
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戊辰戦争で会津藩の白虎隊20人の隊員が、城下の飯盛山で自刃(じじん)したのが
1868(慶応4)年のこの日です。
白虎隊は16歳から17歳までの少年で編成されていました。
町に火の手が上がったのを落城と思い自刃しましたが、
鶴ヶ城が降伏により開城したのは1ヶ月後のことでした。
「武士道とは 死ぬことと見つけたり。」
この言葉をそのまま実行してしまった少年たちの悲劇でした。
ちなみにこの言葉は、武士道を説いた『葉隠』(はがくれ)という書の一節。
江戸時代に鍋島藩の山本常朝によって書かれ、戦時中は戦意高揚に利用されたり、
三島由紀夫の愛読書だったり、現在ではサラリーマン処世訓?として
もてはやされたりもしているそうな。
ところで現代のアメリカで、太った黒人がこの『葉隠』を愛読し、
武士道精神を実行していたらちょっとビックリしますよね。
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実は albrecht さんのブログの記事に触発されて、この映画のことを思い出したわけなんです。
私も好きな映画なので、二番煎じを承知で自分でも感想を書いてみようと。
ジム・ジャームッシュ監督作品
このブログでジャームッシュ映画をとりあげるのは、この作品が初めてです。
大好きな監督なのに、今まで語ってなかったとは自分でも意外だったり。
ちなみに、ジャームッシュ作品を好きな順に挙げるとすると、
私の場合はこんな感じです。
1.デッドマン
2.ストレンジャー・ザン・パラダイス と
ダウン・バイ・ロー が同率2位で
3.ゴースト・ドッグ
かな!
「ナイト・オン・ザ・プラネット」も面白いんですけどね。
でもこの映画、ちょっとわかりやす過ぎて…。
「わかりやすいからイイんじゃん!」
て言われそうですが、ジャームッシュの映画って、
「わかるヤツだけわかってくれりゃーいいや」てスタンスで作られた作品のほうが、
なんともマターリとしたいい雰囲気をかもし出していて、私は好きなんですけどね。
「ゴースト・ドッグ」もそんな作品のひとつです。
描かれているのは、ミスマッチな人たちと、そこから生まれる哀しい笑いだ。
上記 albrecht さんの記事より引用。
まったくその通りなんです。
ゴースト・ドッグ(フォレスト・ウィティカー)は孤独な殺し屋。
『葉隠』を愛読し、命の恩人であるマフィアのボスに忠義を尽くす男。
武士道精神にのっとった彼の生き方は、筋がとおっていてカッコよく見えるけれど、
なんだかどこかがズレているぞ。
外国人監督に、こんな風に武士道&葉隠を描かれてしまうなんて、
日本人としては「やられちゃった!」と言うしかありません。
武士道や葉隠を現代の世に持ち出すことの滑稽さ。
それをユーモアや批判を交えて描けるところまで、
日本はまだ成熟していないのかなあ。
武士道とは、死ぬことと見つけたり…か。
ゴースト・ドッグもまた、この言葉をそのまま実践してしまう一人です。
しみじみとしたユーモアと哀切を漂わせているこの映画には、
ああ、「わびさび」までやられちゃったかも!
おかしくて、やがて切ない。
そんなジャームッシュ監督のどこかつかみどころのない世界観が
大好きな私です。
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この記事へのコメント
albrechtです。
「わびさび」って、ジム・ジャームッシュにピッタリの言葉かもしれませんね。
・・・って、ジャームッシュ監督を観たのはこれが初めてなんですが(笑)。
でも、好きになりました!
ここに紹介されているほかの作品もぜひ観てみたいと思います。
>ジャームッシュ監督を観たのはこれが初めてなんですが
そうだったんですね!
じゃ、これからお楽しみがたくさん(^_^)
上記モノクロの作品群もぜひ見てみてくださいね。音楽もエクセレント!ですし。
また感想読ませてもらうのが楽しみです。