映画「バッシング」が見たい!
去る5月12日、第58回カンヌ国際映画祭で
日本からの出品作品「バッシング」が上映された。
ニュースにもなったので、ご記憶の方は多いことでしょう。
イラクの人質事件をモチーフに、中東の戦時国で人質となり、
解放後、社会から非難を受ける女性ボランティアと家族の姿を描いたドラマ。
コンペでは惜しくも選外となりましたが、上映後、会場からは大きな拍手が沸き、
少なからぬ反響を呼び起こしたとのこと。
「バッシング」カンヌ出品のニュースを聞いたときから、
私はこの映画を早く見てみたくてたまりませんでした。
イラク人質事件の時に巻き起こったバッシングの嵐には
少なからぬ怒りを覚えていたからです。
日本人ってどうしてこうなんだろ…
まあここで私なんかがゴタゴタ言うよりも、この映画の監督
小林政広氏の言を引用してみましょう。
~中略~
ブログ「ツボヤキ日記」より引用
…まったくその通りだと私も思います。
そういう視点で作られた映画だろうなということは、
ニュースを聞いたときにピンときました。
だから見たくて、いつ上映するのかと心待ちにしていたら…
なんと、配給先からことごとく上映を断られたのだそうです。
その辺の事情は、日刊スポーツの記者さんのこちらのブログに書いてありました。
バッシングはタブーか:小林千穂
カンヌに出品までされたほどの映画が、上映されないとはどういうことなんでしょう?
いち映画ファンとして、黙っていられない気持ちです。
あのバッシング事件は、まだ終っていないのだと感じます。
このまま忘れてしまっていいのですか。
このままうやむやにしていいのですか。
私はなんとかして、この映画が見たいです!
誰か何とかしてください!!
…って、他力本願な。
しかし、ただ映画が好きなだけのただの町人の私に、いったい何ができるだろう?
とりあえず、映画配給会社や関係者のブログを見つけ次第、
この記事のトラックバック打ちまくろうと思います。
愛読誌キネマ旬報にもハガキを出してみようか。
小林政広監督は、この逆境にもめげず新作「幸福」を鋭意撮影中とのこと。
小林政広監督のブログはこちら
いち映画ファンとして、小林監督を応援したいです。
みなさんもこの映画、見てみたいと思いませんか?
上映実現に向けて何かできることがあるなら、ぜひ教えてください!
【2005年10月3日追記】
映画「バッシング」が「第6回東京フィルメックス」で上映されます!
東京フィルメックス公式サイト
「バッシング」の上映は11/20(日)16:00から有楽町朝日ホールにて、
前売り券は11/3(木)よりチケットぴあにて発売です。
上映後には監督またはゲストとのQ&Aも予定されているようです。
今回は東京で一回きりの上映ですが、これを機に少しでも多くの人が鑑賞して、
全国配給のきっかけになれば…と願わずにはいられません。
コメント欄の「バッシングを広めよう!」さん、情報ありがとうございました!
私もぜひ見てこようと思います。
【2005年11月14日追記】
・10月30日(日)の毎日新聞・朝刊に小林政広監督のインタビューが掲載されました。
ひと:小林政広さん=カンヌ常連日本人監督、話題作国内初上映へ
・11月11日(金)の産経新聞(朝刊)にも。
「バッシング」 たたかれ強く生きる
【2005年11月21日追記】
そして、やっと「バッシング」観てきました! (情報をくださった「バンクーバーより」さん、
ほんとうにありがとう! バンクーバーからコメントいただけるなんて、
「ブログのチカラ」を感じます。)
感想はこちら↓
「やっと観ました!「バッシング」~これからおでんはつゆダクで(笑)」
【2006年2月8日追記】
ついに一般公開が決定しました! 詳しくはこちらをご覧ください!
映画「バッシング」公開決定!
【トラックバック御礼&文字化けすみません】
もっきぃの映画館でみよう
「シナリオ「バッショング」 そぎ落としたシナリオから見えてくる会社とボランティア像に期待」
2007年1月25日、ついにDVDが出ました。必見!
日本からの出品作品「バッシング」が上映された。
ニュースにもなったので、ご記憶の方は多いことでしょう。
イラクの人質事件をモチーフに、中東の戦時国で人質となり、
解放後、社会から非難を受ける女性ボランティアと家族の姿を描いたドラマ。
コンペでは惜しくも選外となりましたが、上映後、会場からは大きな拍手が沸き、
少なからぬ反響を呼び起こしたとのこと。
「バッシング」カンヌ出品のニュースを聞いたときから、
私はこの映画を早く見てみたくてたまりませんでした。
イラク人質事件の時に巻き起こったバッシングの嵐には
少なからぬ怒りを覚えていたからです。
日本人ってどうしてこうなんだろ…
まあここで私なんかがゴタゴタ言うよりも、この映画の監督
小林政広氏の言を引用してみましょう。
小林監督は、日本についての質問に・・・
「日本は、村社会です。村民の内の1人が、道を踏み外すならば、
国中から誹謗中傷を受けるような追放者となる。国による犠牲者。
人質事件がイラクで起こったとき、犠牲者の家族も同等の責任があるという
批難を受けて苦しんだ。」
~中略~
「…私はあえて申し上げますが、日本の小泉純一郎首相の激しい姿勢によって、
今回の事件がより大きくなっていった、またそういう方向になりえたと言うことは描いたつもりです。
明らかに彼らは、苦境にいた人質を非難しました。
彼は、人質になった事が彼ら自身の誤りだ、と言いました。
日本のメディアでさえ、その容赦ない馬鹿げたコーラスに参加しました。
そこで一般大衆もその考え方に従ったのです。
誰も、決して小泉首相の声明に異議を申し立てませんでした。
この映画は、そのことに関するひとつの説明であるかもしれませんね。」
ブログ「ツボヤキ日記」より引用
…まったくその通りだと私も思います。
そういう視点で作られた映画だろうなということは、
ニュースを聞いたときにピンときました。
だから見たくて、いつ上映するのかと心待ちにしていたら…
なんと、配給先からことごとく上映を断られたのだそうです。
その辺の事情は、日刊スポーツの記者さんのこちらのブログに書いてありました。
バッシングはタブーか:小林千穂
カンヌに出品までされたほどの映画が、上映されないとはどういうことなんでしょう?
いち映画ファンとして、黙っていられない気持ちです。
あのバッシング事件は、まだ終っていないのだと感じます。
このまま忘れてしまっていいのですか。
このままうやむやにしていいのですか。
私はなんとかして、この映画が見たいです!
誰か何とかしてください!!
…って、他力本願な。
しかし、ただ映画が好きなだけのただの町人の私に、いったい何ができるだろう?
とりあえず、映画配給会社や関係者のブログを見つけ次第、
この記事のトラックバック打ちまくろうと思います。
愛読誌キネマ旬報にもハガキを出してみようか。
小林政広監督は、この逆境にもめげず新作「幸福」を鋭意撮影中とのこと。
小林政広監督のブログはこちら
いち映画ファンとして、小林監督を応援したいです。
みなさんもこの映画、見てみたいと思いませんか?
上映実現に向けて何かできることがあるなら、ぜひ教えてください!
【2005年10月3日追記】
映画「バッシング」が「第6回東京フィルメックス」で上映されます!
東京フィルメックス公式サイト
「バッシング」の上映は11/20(日)16:00から有楽町朝日ホールにて、
前売り券は11/3(木)よりチケットぴあにて発売です。
上映後には監督またはゲストとのQ&Aも予定されているようです。
今回は東京で一回きりの上映ですが、これを機に少しでも多くの人が鑑賞して、
全国配給のきっかけになれば…と願わずにはいられません。
コメント欄の「バッシングを広めよう!」さん、情報ありがとうございました!
私もぜひ見てこようと思います。
【2005年11月14日追記】
・10月30日(日)の毎日新聞・朝刊に小林政広監督のインタビューが掲載されました。
ひと:小林政広さん=カンヌ常連日本人監督、話題作国内初上映へ
・11月11日(金)の産経新聞(朝刊)にも。
「バッシング」 たたかれ強く生きる
【2005年11月21日追記】
そして、やっと「バッシング」観てきました! (情報をくださった「バンクーバーより」さん、
ほんとうにありがとう! バンクーバーからコメントいただけるなんて、
「ブログのチカラ」を感じます。)
感想はこちら↓
「やっと観ました!「バッシング」~これからおでんはつゆダクで(笑)」
【2006年2月8日追記】
ついに一般公開が決定しました! 詳しくはこちらをご覧ください!
映画「バッシング」公開決定!
【トラックバック御礼&文字化けすみません】
もっきぃの映画館でみよう
「シナリオ「バッショング」 そぎ落としたシナリオから見えてくる会社とボランティア像に期待」
2007年1月25日、ついにDVDが出ました。必見!
![]() | バッシング 占部房子 小林政弘 田中隆三 GPミュージアムソフト 2007-01-25 by G-Tools |
この記事へのコメント
あの「自己責任」を問うた人たち。それを平気であおり、問題を摩り替えた、マスコミと小泉政権。ほんとに吐き気を憶えたあの事件について言及した映画ならなおさらです。
訳知り顔で、「大人」を装う日本人の「平均」的な人々の「自己責任論」に見える、島国根性や村社会の醜悪さ・・・またあの頃のやな気分がよみがえってきました。
結局、「世間様のご迷惑」と「理想主義者の大儀」を計りにかければ、「世間様」に重きが置かれてしまう。自らからだを張り、あの「戦争」を考えるきっかけを作ってくれた(意図したわけではないけど)彼らの問題定義を、矮小化してしまった僕らのの罪を問うことは、相当重要なことだと自分も考えます。
海外では8カ国で上映が決まっているそうです。
日本でだけ上映されないなんて、どう考えても不自然です。
この映画が上映されないなら、日本に「自由」なんてないですね。日本のマスコミは情報統制されているのだと海外から思われてもしかたないですよ。
それでも「世間様」が大事なのか、日本人よ…。
それにしても日本では上映されないんですか~?
驚きました。
そうなんですよ、私も当然そのうち上映されるものと思って、楽しみにしていたのに…。
どう見ても、もっとつまんなそうな映画がどんどん公開されているというのに、なんともおかしな話です。
たぶん、公開が決まっても、マスコミはこの映画のことを取り上げないでしょうね。そんなことをしたら、政府の発表をそのまま批判もせずに流しただけという自分たちの恥を認めることになりますから。マスコミが機能しないときはインターネットがその代わりを果たすような気がしてたんですけど、少なくとも日本ではそうでもないみたいで、どーなってるんでしょ?
マスコミには、あの事件を振り返り反省するよい機会である、というような良心はないのでしょうか。
・・・なんて、バカ情報垂れ流し状態に陥っている今のマスコミにそんなことを求めるほうがどうかしているのかもしれませんね。
インターネットおよび口コミはマスコミよりも強し! と私も思いますけど、この映画の場合、機能するかどうかですよね。
一方で「亡国のイージス」だの「ローレライ」だの、主旨から言って物騒な映画は軒並み話題作に名を連ねており、戦争と平和の問題は議論しずらくなってしまってますね。
作品のよしあしについては、観られない以上私にも分からないですが、上映されないことには「観る観ない」の選択の自由さえないわけですよね…。
アメリカでは、華氏911にしろ、死刑廃止論にしろ、タブーといわれるような問題でも、公の場で声を大にして話し合える土壌がありますが、
日本にはそれがないですよね。
議論することさえタブーとされてしまう
この風潮を打ち破らないと、本当の自由はないですよね。
しかし小林政広氏のブログによると、
カネさえ出せば配給は決まるかもしれないが、
製作段階で使い切ってしまったので…という
話もあり、所詮世の中はカネかい!
とも思ってしまった次第です…。
バッシングを見に行かないか誘われてどんな映画かなと検索したら
こちらのブログを見つけました。日本では
11/20 16:00より有楽町朝日ホールにて上映されるそうですが、http://members.aol.com/sarumachi/top_jp.htmもっといろいろな映画館で上映されて欲しいです。
自己責任って言葉がはやったって日本からきた友達がいってましたが、みんなでよってたかって被害者をいじめるのは異常です。バッシングという映画をもっと多くの方にみていただきたいです。日本が変な方向に走りそうでとても怖いです。
こちらのブログを読んで一人でも多くの人が
興味をもって日本でももっと上映されますように。
教えてくださったリンク、リンク切れなのかメンバーズオンリーなのか、つながらなかったのが残念なのですが、ぜひ見に行きたいです。
今回の衆議院選挙の結果を見ても、
靖国参拝違憲判決に「意味がわからない」とうそぶく首相を見ても、ほんとうに日本がこれからどこへいくのか心配になります。
たくさんの人がこの映画を見て、日本の進む道を考えるべきだと思います。
私のほうでも上映情報分かり次第、記事に追加します。ありがとうございました!
お返事ありがとうございました。すみません、もしかして私間違えたものをコピペしたのではないかと思います。ごめんなさい。確認したら昨日見つけたWEBSITEではないのですがバッシングの上映に関して他のWEBSITEを見つけましたので参考になさってください。東京フィルメックスコンペテションをクリックすると最後にバッシングがあります。
http://www.filmex.net/index.htm
ぴむさんとまったく同感でヒットラーのような独裁者にちかずきつつある今の首相に先行きが不安になります。
でもぴむさんのようにブログなどでインターネットで一人でも多くの人に呼びかければ(現に私がこのままではいけないと感じたように)少しでも日本が変な方向へ行くのを防げるのではと思います。またときどき遊びに来ますね。
東京フィルメックスだったんですね。
さっそく、記事に追記させていただきました。
感謝、感謝です。
さらに全国公開へと広がっていくといいですよね。
バッシング騒動のときは本当にうんざりしましたが、このような映画が作られたことは日本人の良心だと思います。
今こそあの危険で異常なバッシング騒動をみんなで冷静に見つめ直してみたい…そう思います。
「バッシングを広めよう」さん、ぜひまた遊びにきてくださいね!
バンクーバーフィルムフェスティバルで、「バッシング」、一足先に観てきました。2年以上も日本を離れている自分にとって、事件の事実以外何も知らなかったこともあり、とても衝撃を受けました。そのあと、いろいろとウェッブ見て回ったのですが、掲示板やブログなどを中心に、人質になった人たちへのバッシングをしてるものを数多く見て、すごくショックです。
こっちで今一緒に住んでるルームメイトたちは、「日本人はおかしい。」と言ってたんですが、日本では人質になった人が悪いって思ってるたちのほうが大多数なのかも、と疑心暗鬼になっています。
もうすぐ帰国します。すごく怖いです。日本の友達と、こんな話はできないです。
とてもいい映画だと思います。ぜひ有楽町の公演には多くの人に行ってもらいたいですし、全国上映はもちろん、高校あたりの教材としてもお勧めしたいです。
「ホテルルワンダ」という1994年のルワンダの内戦を扱った映画。個人的にすごく素晴らしいと思っていたのですが、日本での上映はないそうです。なんで日本はほんとにいい映画を見せないんでしょうか?しかも見せてもすごく遅くか、すごく小さなところで。政治やカネなんて大っ嫌いだぁ! あ、もらえるならお金はほしい。
この映画が全国公開されれば、日本国内でも、もっとオープンにこの問題を話し合えるきっかけになると思います。せめて、友達と話し合うのが怖いなんて思わなくて済むようにはしたいですよね。
もっとも、日本にも良識ある人はたくさんいるのに、今はその声がメジャーな世界では届きにくくなっているだけだと思っています。
世の中が悪くなるのは、いつも一握りの悪い権力者のせいなんですから。
どうか希望をもって帰国なさってくださいね。
そりゃ私もお金は欲しいけどさ(笑)
事後報告なのですが、ブログに紹介させていただきましたのでご報告します!
http://plaza.rakuten.co.jp/loveandprayers/
4月22日の記事です。
もしご都合悪ければお知らせください。
面白いブログに出会えてうれしいです。また遊びに来ます!
記事を紹介していただき、ありがとうございます! akiko さんのブログにあった「どうして日本ではこんなに「迷惑をかける」ことを嫌うのでしょう?
どっちにしたってみんな多かれ少なかれ、迷惑をかけあって、助け合って生きているんじゃないかとわたしは思うんだけど・・・。」という言葉、本当にそのとおりだと思います!
akiko さんはイギリス在住なんですね。
イギリスでもこの映画を見られるといいですね。
各国で映画賞を受賞しているので、可能性はあると思います!
これからもどうぞよろしくお願いします。
この映画、ヒロインが決して模範的な女性ではないところがまた、味のあるところなんだと思います。以来、小林監督作品にハマッて何本か見たのですが、ヒロインの性格には共通するものがありまして。考えてみれば、ヒロインが性格よかったら、文科省選定映画みたいになってしまったかも。一筋縄ではいかないところがまた議論を呼んで面白いと思います。
Now in Japan,same kind of issue is occuring again.That is, academy aworded movie 'The cove' has stopped showing in Tokyo because of a storm of protest.
In fact, for many Japanese people,Dolphin hunting is also mysterious. So I am the one who want to see the movie and think about demerit and merit of dolphin hunting.
I hope Japanese movie theaters would assure our rights to see any kind of movies.