七五三/アダムス・ファミリー2(93・米)
11月15日は「七五三」。
旅行&旅行記にかまけて、すっかりレギュラー記事を書くのを
サボってしまってました。正直スマンカッタ。
というわけで再開。
さて七五三といえば、千歳飴の袋を持った小さな子供たちがかわいい晴れ着姿で、
親子そろって健やかな成長を願い、お参りする行事ですね。
微笑ましいですね。お参りの後は家族でディズニーアニメなんて
観たりなんかして…。
…なんて家族とは対極にある一家の映画を今日は紹介しちゃおう。
この一家も長男と長女はすくすくと成長した上、なんと新たにベビーまで誕生してます。
なんでいきなり「2」かというと、「2」の方が好きなんです。個人的に。
1作目はキャラクター紹介のみで終ってる感があるんですが、
こちらは思いっきりハジケてます!
アメリカ社会の偽善をすべて笑い飛ばす
アメリカ社会が理想とする明るい家族像の真逆をいくことで笑いをとるこの作品。
特に長女ウェンズデー(クリスティーナ・リッチ)のひねくれっぷりがいいですねえ。
(「ゴースト・ワールド」のイーニドって、このキャラが下敷きになってんじゃないかな?
とふと思いました。似てます。)
ともかくもう、ヤバいギャグの連続。
特にウェンズデーと弟が、無理やりサマーキャンプに
送り込まれるくだりがいいですねえ。
アメリカの象徴・絶滅寸前の白頭ワシは射ち落とすわ、
お仕置き部屋にはマイケル・ジャクソンのポスターが貼ってあるわ、
ディズニーアニメで「よい子」に洗脳されるわ、
学芸会の演劇は露骨な差別キャスティングだわ…。
極めつけは、ウェンズデーと弟と、サマーキャンプで知り合った
同じくネクラな男の子が、ポケモンカードよろしく
「連続殺人鬼カード」で遊んでる・・・。
日本だったら「宮●●より大●●清の勝ち!!」
みたいな…そんなギャグありえません!! ムリムリ!!!
ともかくブラックなギャグの連続。
「おいおい、いいのかよ!」と思いながらも、
痛快なことこの上なし。
グレた理由はバービー人形
さてこのアダムス一家にからんでくる新キャラが、
名コメディエンヌ、ジョーン・キューザック扮するデビーです。
ゴメス(クリストファー・ロイド)と結婚式を挙げたこの女、
実は新郎専門の連続殺人鬼!
そのデビーがそもそもグレた理由が、
子供のころ、誕生日にウェディング・ドレスのバービーが
欲しかったのに、親がくれたのはサーファーのバービー!
…子の心親知らずってかい。
親子の断絶って、ささいなことから始まったりするんですよね…
なんだか納得のエピソードです(!?)
とまあ、アダムス一家の豪華キャスト&名演技もさることながら、
突き抜けたブラック・ジョークがほんと見ものの一本です。
しかし、日本のマスコミに蔓延する「自主規制気分」って、
真に面白いエンタテインメントが出現するのを
ずいぶん阻害しているような気がするなあと
他国のこんな映画を観るにつけ、思ったりもするのです。マル。
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公家や武家での習慣が一般化したのが七五三です。
男女児3歳「髪置(かみおき)」=これを機に髪を伸ばし結い直す。
男児は「袴着(はかまぎ)」=初めて紋付きの袴をはく。
女児7歳「帯解(おびとき)」=つけ紐をとり、大人と同じように腰紐で帯を結び始める。
このように定められています。
旅行&旅行記にかまけて、すっかりレギュラー記事を書くのを
サボってしまってました。正直スマンカッタ。
というわけで再開。
さて七五三といえば、千歳飴の袋を持った小さな子供たちがかわいい晴れ着姿で、
親子そろって健やかな成長を願い、お参りする行事ですね。
微笑ましいですね。お参りの後は家族でディズニーアニメなんて
観たりなんかして…。
…なんて家族とは対極にある一家の映画を今日は紹介しちゃおう。
この一家も長男と長女はすくすくと成長した上、なんと新たにベビーまで誕生してます。
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なんでいきなり「2」かというと、「2」の方が好きなんです。個人的に。
1作目はキャラクター紹介のみで終ってる感があるんですが、
こちらは思いっきりハジケてます!
アメリカ社会の偽善をすべて笑い飛ばす
アメリカ社会が理想とする明るい家族像の真逆をいくことで笑いをとるこの作品。
特に長女ウェンズデー(クリスティーナ・リッチ)のひねくれっぷりがいいですねえ。
(「ゴースト・ワールド」のイーニドって、このキャラが下敷きになってんじゃないかな?
とふと思いました。似てます。)
ともかくもう、ヤバいギャグの連続。
特にウェンズデーと弟が、無理やりサマーキャンプに
送り込まれるくだりがいいですねえ。
アメリカの象徴・絶滅寸前の白頭ワシは射ち落とすわ、
お仕置き部屋にはマイケル・ジャクソンのポスターが貼ってあるわ、
ディズニーアニメで「よい子」に洗脳されるわ、
学芸会の演劇は露骨な差別キャスティングだわ…。
極めつけは、ウェンズデーと弟と、サマーキャンプで知り合った
同じくネクラな男の子が、ポケモンカードよろしく
「連続殺人鬼カード」で遊んでる・・・。
日本だったら「宮●●より大●●清の勝ち!!」
みたいな…そんなギャグありえません!! ムリムリ!!!
ともかくブラックなギャグの連続。
「おいおい、いいのかよ!」と思いながらも、
痛快なことこの上なし。
グレた理由はバービー人形
さてこのアダムス一家にからんでくる新キャラが、
名コメディエンヌ、ジョーン・キューザック扮するデビーです。
ゴメス(クリストファー・ロイド)と結婚式を挙げたこの女、
実は新郎専門の連続殺人鬼!
そのデビーがそもそもグレた理由が、
子供のころ、誕生日にウェディング・ドレスのバービーが
欲しかったのに、親がくれたのはサーファーのバービー!
…子の心親知らずってかい。
親子の断絶って、ささいなことから始まったりするんですよね…
なんだか納得のエピソードです(!?)
とまあ、アダムス一家の豪華キャスト&名演技もさることながら、
突き抜けたブラック・ジョークがほんと見ものの一本です。
しかし、日本のマスコミに蔓延する「自主規制気分」って、
真に面白いエンタテインメントが出現するのを
ずいぶん阻害しているような気がするなあと
他国のこんな映画を観るにつけ、思ったりもするのです。マル。
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この記事へのコメント
albrechtです。
そういえば、この映画も超ブラックでしたね!
>日本のマスコミに蔓延する「自主規制気分」
(中略)
>ずいぶん阻害しているような気がするなあと
たぶん、日本もアメリカもメジャーどころは「自主規制」が厳しいんだと思います。ただ、メジャーではないインディペンデントな流通経路が存在するかどうかの違いではないかな、と。それが、日本の場合、「寄らば大樹の陰」的発想で、送り手も受け手も大きなところにしか目を向けないようなところがあるのではないかと思います。
というか、『タテ社会の人間関係』(中根千枝著)を読んで、特にそう感じるようになりました。←すぐに感化されるんです(笑)。
マスコミの軟弱化、陳腐化には、受け手の責任も大いにありそうですね。
『タテ社会の人間関係』て面白そうですね。
今度ブックオフで探してみます。
私は猫ひろしの「タテ社会! タテ社会!」しか知りませんでした。(←教養の差)
おもしろすぎです!>>「猫ひろし」!
てゆうか、猫ひろし、実はバリバリ読書家だったりして・・・(笑)。
(どんどん映画から離れていくー(笑)