映画の日/007 カジノ・ロワイヤル(06・英)
12月1日は「映画の日」。
今では映画の日は、皆さんご存知毎月1日、
映画サービスデーとして1000円で映画が観られますよね。
さて、ちょうどこの映画の日公開の映画を見てきたので、
新作レビューをお届けします!
今年の12/1の映画の日、キムタクにするかこれにするか、
迷った人も多いのでは?
【評価ポイント】
【公式サイト】
http://www.sonypictures.jp/movies/casinoroyale/
007シリーズ最新21作目は、6代目ニュー・ボンド登場!
ダニエル・クレイグに決定した当初は、
これまでのボンドのイメージと違いすぎるというので、
ファンのボイコット騒動まで起こりましたね。
ところがフタを開けてみれば「カジノロワイヤル」は、
全英・全米ともに大ヒット。
「金髪のボンド」ダニエル・クレイグは、
次回作での続投も早々に決定したそう。
さて007最新作は、原点に戻って
イアン・フレミングの原作第1作目の映画化。
「カジノロワイヤル」といえば、
実は1967年に一度映画化されていますが、
こちらはスパイ映画のパロディとして
作られたコメディ作品です。
ピーター・セラーズやウディ・アレンが
出ていましたね。
今回のはもちろん正統007映画。
しかもこれまでのボンド映画とも少し変わって、
大変シリアスなタッチのスパイ映画となっています。
もっともこれが原作のテイストに一番忠実、
ということらしいですけどね。
原作第1作目の若き日のボンドの物語、ということで、
観るまで私、ひょっとして時代をさかのぼった
設定にしてあるのかな?とか思ってました。
しかし実際は、原作の時代を現代にスライドさせての映画化。
考えてみれば当たり前ですよね。
ボンド映画はこれまでもずっと、その時々の世界情勢を
敏感に写しとってきたのですから。
なので今回のこの作品、ボンドの敵は
「爆弾テロ組織に資金を提供する組織」
という非常に現代的な設定。
ボンドは携帯電話やPC(SONYのVAIOでした)などの
情報機器を駆使して任務遂行に当たります。
これまでみたいな「未来の秘密兵器」ではなく、
リアルなところがポイント。
ミスターQが出てこないのはちょっと淋しいけどさ…。
そしてボンド映画といえばこれがお楽しみ!のアクションシーンは
もちろん迫力満点。映画始まってすぐの爆弾テロ犯人とボンドの
チェイス・アクションが見もの!
チェイスといってもカー・チェイスではなく、
「太陽にほえろ!」の新人刑事よろしく走りまくるボンド!
これは斬新。
ボンド映画のアクションシーンといえば、
私のいつもの感想は
「すごいわ~!
スタントマンが」
というものだったのですが(笑)、
今回は肉弾戦アクションと、
アクションというよりバイオレンスに近いシーンも多かったせいか、
また違った印象でした。
しかし建設中のビル工事現場で
鉄骨を飛び移ってのアクションは、
なんだかアクション系テレビゲームを連想させて、
ついに日本のゲームは映画のアクションに
影響を与えるところまできたのね~
なんて。
というわけで今回は、大変男くさく
骨太なボンドとなっております。
今までとは雰囲気が変わりましたね。
リアルでないと受け入れられない
時代なんでしょうかね、今は。
当のボンドの人間描写も、前評判どおり
非常に人間臭いボンドとなっています。
傲慢さゆえに敵の罠にはまったり、
ボンドガール(エヴァ・グリーン)と
真剣に恋に落ちたり。
もっともこれは「ボンドが007になるまでのエピソード」なので、
スパイとしての従来のスタイルを確立する以前のボンドの姿、
ということなんでしょうけどね。
えええ、実はボンドって昔は○○好みだったの!?
とかね(笑)。
となると、気が早いけど次回作が楽しみですね!
さまざまな苦い経験を経て「007」となったボンドは、
次はどう変貌してどんな活躍を見せてくれるのでしょう?
こりゃー当分このシリーズ、見逃せなくなってしまいました。
【TBありがとうございます】
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【記念日と映画の366日リスト】
映画産業団体連合会が1956(昭和31)年に制定した記念日です。
1896(明治29)年11月25日、神戸で日本初の映画の一般公開が開始され、
この会期中のきりのいい日を記念日としました。
エジソンが発明したキネトスコープを使って映写されました。
今では映画の日は、皆さんご存知毎月1日、
映画サービスデーとして1000円で映画が観られますよね。
さて、ちょうどこの映画の日公開の映画を見てきたので、
新作レビューをお届けします!
今年の12/1の映画の日、キムタクにするかこれにするか、
迷った人も多いのでは?
![]() | 007 カジノ・ロワイヤル デラックス・コレクターズ・エディション(2枚組) [DVD] エヴァ・グリーン, マッツ・ミケルセン, ダニエル・クレイグ, マーティン・キャンベル ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 2008-12-19 by G-Tools |
【評価ポイント】
【公式サイト】
http://www.sonypictures.jp/movies/casinoroyale/
007シリーズ最新21作目は、6代目ニュー・ボンド登場!
ダニエル・クレイグに決定した当初は、
これまでのボンドのイメージと違いすぎるというので、
ファンのボイコット騒動まで起こりましたね。
ところがフタを開けてみれば「カジノロワイヤル」は、
全英・全米ともに大ヒット。
「金髪のボンド」ダニエル・クレイグは、
次回作での続投も早々に決定したそう。
さて007最新作は、原点に戻って
イアン・フレミングの原作第1作目の映画化。
「カジノロワイヤル」といえば、
実は1967年に一度映画化されていますが、
こちらはスパイ映画のパロディとして
作られたコメディ作品です。
ピーター・セラーズやウディ・アレンが
出ていましたね。
![]() | カジノ・ロワイヤル ピーター・セラーズ ジョン・ヒューストン ケン・ヒューズ by G-Tools |
今回のはもちろん正統007映画。
しかもこれまでのボンド映画とも少し変わって、
大変シリアスなタッチのスパイ映画となっています。
もっともこれが原作のテイストに一番忠実、
ということらしいですけどね。
原作第1作目の若き日のボンドの物語、ということで、
観るまで私、ひょっとして時代をさかのぼった
設定にしてあるのかな?とか思ってました。
しかし実際は、原作の時代を現代にスライドさせての映画化。
考えてみれば当たり前ですよね。
ボンド映画はこれまでもずっと、その時々の世界情勢を
敏感に写しとってきたのですから。
なので今回のこの作品、ボンドの敵は
「爆弾テロ組織に資金を提供する組織」
という非常に現代的な設定。
ボンドは携帯電話やPC(SONYのVAIOでした)などの
情報機器を駆使して任務遂行に当たります。
これまでみたいな「未来の秘密兵器」ではなく、
リアルなところがポイント。
ミスターQが出てこないのはちょっと淋しいけどさ…。
そしてボンド映画といえばこれがお楽しみ!のアクションシーンは
もちろん迫力満点。映画始まってすぐの爆弾テロ犯人とボンドの
チェイス・アクションが見もの!
チェイスといってもカー・チェイスではなく、
「太陽にほえろ!」の新人刑事よろしく走りまくるボンド!
これは斬新。
ボンド映画のアクションシーンといえば、
私のいつもの感想は
「すごいわ~!
スタントマンが」
というものだったのですが(笑)、
今回は肉弾戦アクションと、
アクションというよりバイオレンスに近いシーンも多かったせいか、
また違った印象でした。
しかし建設中のビル工事現場で
鉄骨を飛び移ってのアクションは、
なんだかアクション系テレビゲームを連想させて、
ついに日本のゲームは映画のアクションに
影響を与えるところまできたのね~
なんて。
というわけで今回は、大変男くさく
骨太なボンドとなっております。
今までとは雰囲気が変わりましたね。
リアルでないと受け入れられない
時代なんでしょうかね、今は。
当のボンドの人間描写も、前評判どおり
非常に人間臭いボンドとなっています。
傲慢さゆえに敵の罠にはまったり、
ボンドガール(エヴァ・グリーン)と
真剣に恋に落ちたり。
もっともこれは「ボンドが007になるまでのエピソード」なので、
スパイとしての従来のスタイルを確立する以前のボンドの姿、
ということなんでしょうけどね。
えええ、実はボンドって昔は○○好みだったの!?
とかね(笑)。
となると、気が早いけど次回作が楽しみですね!
さまざまな苦い経験を経て「007」となったボンドは、
次はどう変貌してどんな活躍を見せてくれるのでしょう?
こりゃー当分このシリーズ、見逃せなくなってしまいました。
【TBありがとうございます】
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この記事へのコメント
仰るとおり「武士の一分」と迷いつつ、まだ見てません。しまった、先にこっちにするべきだった。シリアスタッチのスパイ映画に弱いんです私。「武士の一分」悪くはなかったけど、こっちが個人的に面白そうだなあ。。。
初めてお邪魔致しますm(_ _)m。>今年の12/1の映画の日、キムタクにするかこれにするか、迷った人も多いのでは?
・そーなんですよぉ~
迷いました(>_<)☆
そして私もこっちにしてしまいました!
マキサさんもかなりの映画好きなんですね!カジノ・ロワイヤル見ごたえありましたよね。1000円だとかなりおトクでした♪
新ボンド役のダニエル・クレイグは、渋くて素晴らしいです。ただ女性にはハンサムなダニエル・クレイグのほうが良かったでしょうか。僕には分かりません。いずれにしてもSFからスパイ映画に戻ったようで好感を持ちました。
SFみたく荒唐無稽なボンドも嫌いではなかったんですけど、今回のは雰囲気変わって硬派でいいですね!
私はこのボンド君、相当お気に入りです。硬派のスパイ映画ですね。ハードボイルドだ~。拷問シーンはパスしたかったけど(苦笑)お茶目な部分がほとんどありませんでしたが、これからあーなっちゃうのかなあ・・・
ルックスよりも内側から漂ってくるフェロモンというか・・・。
拷問シーンは、女だから実感はないけど(笑)、痛そうでしたね。
次回作でどんなボンドになるのか、ほんと楽しみです!
今回が007デビューだったので知らなかったのですが、今までのボンドは結構軟派な感じなんですかね?今までの作品も見てみたくなりました~。
これまでのボンドは、どっちかというとルパン三世みたいな(笑)、女たらしのシャレ者みたいなイメージでしたからね。私も旧作はそれほど観ていないので、この機会にいろいろ見てみたいです。
遅まきながらDVDで見ました。ダニエル・クレイグ、レイヤーケーキも見ましたが、なかなかやりますなぁ~
でもセクシーさに欠けるわ。おしい!ジェームス・ボンドは、こんなにシリアスじゃつまんないと思うのですが。もっと洒落っ気があるほうが私は好みです。
シリアスがいいかしゃれっ気があるほうがいいかは、意見の分かれるところでしょうねー。しゃれっ気がありすぎると、オーシャンズなんかと内容的にカブってしまうからですかねー。次回作がどうくるか、楽しみですよね。突然おちゃらけるわけにもいかないから、次回もやっぱりシリアス路線かな?ともかくセクシーは追求して欲しいですねえ♪