初夢/リトル・ミス・サンシャイン(06・米)

1月2日は「初夢」。

1月2日の夜から3日の朝にかけて見るのが初夢です。
宝船や七福神を描いた紙を枕の下に入れると良いといわれています。
良い夢とされている「一富士二鷹三なすび」は、徳川家康の故郷、
駿河の3つの名物だという説があります。


というわけで、今夜はみんな、いい夢みてくださいね!
夜見る夢だけでなく、今年実現したい夢もあると素敵ですね。

元日&映画の日の昨日、
夢に向かって突き進む、負け組ファミリーのお話を見てきました。

リトル・ミス・サンシャイン
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
2008-11-07


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【評価ポイント】




【公式サイト】
http://movies.foxjapan.com/lms/

フーヴァー一家の末っ子・
7歳の少女オリーヴ(アビゲイル・ブレスリン)の夢は、
ミス・コンで優勝すること。
その日に備えて、おじいちゃんと一緒に
ダンスの練習に毎日余念がありません。

そんなある日、ちびっ子ミス・コンの決勝戦に
運良く棚ボタ当選。いろいろ訳ありのフーヴァー一家は、
家族全員で800マイル離れたコンテスト会場に向かうことに。
「リトル・ミス・サンシャイン」とは映画の中で、
カリフォルニアで開催されることになった
ミス・コンのタイトルです。


ジョナサン・デイトン&ヴァレリー・ファリス監督は、
友人が「負け組人間ってどうしようもないね」というのを聞いて、

「それなら負け組の映画を作ってやろうじゃないか」

と思って、この映画の製作を決めたそうです。

そんなわけで、この映画の主人公一家は全員が負け組。
勝ち組幻想にとりつかれているお父さん(グレッグ・キニア)
でさえ、勝ち組理論の本の出版を断られて負け組に…。

ミスコン会場に行くにも、飛行機で行くほどのお金もない
負け組ビンボー一家は、ボロい黄色のミニバスを借りたのですが、
これが途中でクラッチがあの世に行ってしまい、
坂道発進もしくは家族全員で車を押さないと
エンジンがかからない状態に・・・。
一家で車のエンジンを「押しがけ」して、
次々飛び乗るアクションがなんともおかしい。

しかもあの世に行ってしまうのは、
クラッチだけでは済まず・・・!?
大ピンチに陥った一家は、奇想天外な行動に・・・!?

よくある家族再生物語なのだけど、
あちこちにブラック・ユーモアと皮肉が利いていて
面白いです。

一家の中で特に観客が感情移入しやすいのは、
息子のドウェーンかな。
15歳と難しいお年頃の彼は、現実にも家族にも失望していて、
誰とも一言も口をきこうとしません。
思春期を通り過ぎてきた人なら(特に男子)
誰しも彼の気持ちがわかるんじゃないでしょうか。
「フロ、メシ、クソババア!」
しか言わずにすごした人、結構いるでしょ!?

そんな彼が、家族の罵り合いを聞くまいとして
テレビをつけると、ブッシュがイラク参戦の演説をしているのが
映ってすぐ消しちゃう、そんなほんの短いシーンにも、
しっかり皮肉が利いていたりして。

そう、見る前はわりと優等生的な映画なのかなと
思っていたのですが、結構ブラック風味も盛りだくさんでした。

最後のミスコン会場での、オリーヴちゃんの奮闘ぶりも
見ものです。
戦争体験者のじいちゃんの教えが、最後に生きてくるのだ!!

社会のシステムにきっちり乗っかって、
「勝ち組でござい」なんておさまり返っている人たちよりも、
負け組たちのジタバタあがきながらも生活のチエ!?に満ちた
人生のほうが、なんと楽しいことか。

そんなことも考えて・・・
え、誰ですか、

「イヤミは負け犬の遠吠え」

なんて言ったのは!?
(映画の中のお父さんのセリフでした(笑)。

それにしてもアメリカって日本以上に競争社会というか、
「勝たなきゃいけない」っていう強迫観念が
根強いものなんでしょうね。
だからこそなのか、この作品はサンダンス映画祭でも
観客に絶賛されたとか。

日本でも、去年の東京国際映画祭のコンペティションで、
最優秀監督賞、最優秀主演女優賞、観客賞も受賞し、
みごと三冠達成しました。

笑えて、泣けて、新年の初笑いにはぴったりの
お正月映画だと思います!



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この記事へのコメント

2007年01月02日 19:20
いいなあ、もうご覧になったんですね~。これ私も見ようと思ってました。こっちではまだやってないんですけど、始まったら絶対行きます。なんか私が想像していたより面白そう。ブラックが効いてるとは全然知りませんでしたが、アメリカも競争社会で大変なんですね。私はもう、ドロップアウトした人間なんで、自分のことと一緒に笑い飛ばしてこよう~っと(苦笑)
2007年01月02日 21:10
meihuaさん、こんにちは!
私も、見る前に予想したよりは面白いと思いました。嫌なことを笑い飛ばすにはピッタリの映画ですよ。じいちゃんの言葉が胸にしみます~。
2007年01月03日 13:05
この映画良かったですねぇ、2006年公開のなかで最高点を付けちゃいました・・思わずTBのほう複数しちゃってすいません
また今年もよろしくお願いします♪
2007年01月04日 01:10
ぴむ様
albrechtです。
今年もよろしくお願いいたします!
>「勝たなきゃいけない」っていう強迫観念
あまり詳しくはないですが、最近、さらに強まってるみたいですよ>>強迫観念。
90年代後半に「自分探しブーム」があって、成功への脅迫観念への反動がおこった・・・と思ったら、アメリカはさらに格差社会になって必死こかないと生活レベルが落ちるばかりで、しかも、反動たるべき「自分探し」がパターン化・パッケージ化されて、成功者たちの金儲けの手段に成り下がってしまっているという八方ふさがりになってるんでないでしょうか。
・・・と、よく知りもしないくせに言ってみたりする(笑)。
でも、
>「イヤミは負け犬の遠吠え」
イヤミまで言えなくなったらオシマイですからね~。おもいっきりイヤミを言いましょう(笑)。
2007年01月04日 19:50
たけちゃさん、いつもTBありがとうございます。今年もよろしくお願いします。
この映画、よかったですよね。去年のナンバーワンでもうなずけます!
2007年01月04日 19:52
albrechtさん、こんにちは!
自分探しのビジネス化・・・ありそう!
そういえば去年の「スーパーマン・リターンズ」でも、クラーク・ケントのこれまでの失踪理由が「自分探しの旅に出ていた」ということになっていて笑いました。
今年もイヤミ言いますよ~(笑)。
2007年01月07日 13:23
いいなー、東京は!
いちばん見たい映画なんです。去年、アメリカの映画サイトimdbでランクインしてるのを見て、映画の内容を調べて、「ぜったい見たい」と思い続けてた作品です。でもわた田舎町にはこないみたいです。残念…。DVDを待ちます。
2007年01月07日 14:46
こんにちは、達也です。
東京国際映画祭のコンペティションで、
観客賞を受賞した理由が、観に行ってよく分かりました。
大阪梅田の「シネ・リーブル」で観たのですが、
大阪のお客さんにバカ受けでした。
グランパの突っ込みやボケに、大爆笑です。
でも家族の絆がVWミニバスに乗って走り出すころには、
みんなうるるんでした。
今年の初映画がこれでよかったです。
2007年01月07日 19:51
hoisamさん、こんにちは。
近くの劇場に来ないなんて、とても残念ですね。こういう映画こそ全国展開すべきなのに!と思います。DVD早く出るといいですね。
2007年01月07日 19:53
TATSUYAさん、コメントありがとうございます!笑って泣ける映画って、なかなかないですよね。大阪でもウケていたとは、笑いのレベルの高さも証明されましたね(笑)!私も初映画がこれで大満足です。
2007年01月17日 01:24
ぴむさん こんばんは!
とうとう観ました!すごく良かったです~。負け組みの私には、ちょっと痛い映画でもありましたが(苦笑)オリーヴとミニバスがとっても可愛かったです。そしておじいちゃんと、その息子のやりとりなんかが最高でした。いや~笑えて、泣けてパンチの効いた超娯楽大作でしたね。
2007年01月17日 23:29
めいほあさん、ついにご覧になったのですね!ただのファミリー再生物語かと思いきや、一筋縄ではいきませんよね。あの黄色いバンは太陽色なんですね。欧米の子供は太陽を黄色いクレヨンで塗るっていいますから。
2007年07月22日 10:44
ようやく見ました!いやー、よかった。ブログに感想をアップしました(^^)。こういう映画がこないわが田舎県、何とかしてくれい。
2007年07月22日 22:10
hoisamさん、観てソンなしの映画だったでしょう!? 地方在住だと、見たい映画が来なくてイライラしたりしますよね。私も奈良時代(!?)は結構フラストレーションが…。今はDVDがあるから、見られないことはないですけど、待ちきれないですよね~。
2007年07月23日 09:36
ええ、ええ。私は基本的に映画は映画館で見たい人間なので(だって昔はDVDもビデオもなかったでしょ~)、これ!と思った映画は必ず映画館で見るようにしています。今見たいと思っているのは、「ラタトゥイユ」という映画。URLのところに入れました~。面白そうです! わが町には、きっと来ない…。
2007年07月23日 23:39
「ラタトゥイユ」って、「レミーのおいしいレストラン」じゃないですか?今週末から公開ですね。これならお近くの劇場にくるかもですよ。
imdbだと、アメリカ公開の映画がいちはやく分かるから、ますますイライラしちゃいますよね。台湾だと映画はアメリカとほぼ同時公開なのに、日本はなぜ遅れてくるんでしょう。(ため息)
2008年10月18日 15:42
わははっ~と笑えて、何だか元気をもらえる映画ですよね。
ちぐはぐで個性的な家族の面々が、オリーブちゃんのコンテスト出場でちょっとずつひとつにまとまっていく・・・。
オリーブちゃんのあの最後のダンスは最高でした!w
2008年10月20日 23:59
IHURUさん、こんにちは。
おじいちゃん仕込みのオリーブちゃんのダンスったらもう・・・。ダンスといえばアレしか知らなかったんでしょうねー。天晴れなジイさんでした。
2011年07月03日 18:17
Thereツ痴 a terrific amount of knowledge in this artcile!