スキーの日/007 リビング・デイライツ(87・英)
1月12日は「スキーの日」。
スキーが登場する映画、ということで、これを選んでみました。
先日テレビ放映されたので、見た人もいるかな?
ボンドカーのアストン・マーチンが、
スキーつきの寒冷地仕様で登場します。
オーストリアの凍った湖の上で大活躍。
また、ボンド(ティモシー・ダルトン)とボンドガールの
カーラ(マリアム・ダボ)が、チェロのケースをソリにして、
スキー部隊の追撃をかわすという
スノー・アクションも展開されます。
*「女王陛下の007」でもスキーアクションが登場しますけど。
シリーズ第15作目にあたるこの映画、実は、
現在公開中の新作「カジノ・ロワイヤル」との
共通点が多いんですよ。
等々、DVD特典のメイキングを見ても、
現在の新作とよく似たコンセプトで製作されたことが
わかります。ボンドの過去や生い立ちに遡ろうという案も
既にこの時に出ていたんですね。(この案は当時は却下)
ティモシー・ダルトンのボンドはこの
「リビング・デイライツ」と、次作の「消されたライセンス」の
2本で終わりになってしまいますが、
ダルトンも現在のダニエル・クレイグ同様、演技派なんですよね。
私はこのダルトン・ボンド、けっこう好きです。
この映画の中では、なにかっちゅうとシャレを連発する
ダルトン・ボンドですが、ボンドが言うとオヤジギャグも
なんだかオシャレに聞えるから不思議よね。
そういえば、この映画のタイトル「リビング・デイライツ」も
ボンドがそんなギャグの合間に、
ボンドガールを評して言った言葉。
字幕では「あの女には死ぬほど驚いた」となっていたので、
「驚く」っていう意味なのかなと思って、
「あ、daylightsだから、"晴天の霹靂"って意味ね!」と
勝手に納得して今まで生きてきましたが、調べてみたら違うのね!?
「正気」とか「意識」ていう意味だとか。
はああー。すごい納得してたのに(笑)。
さてそのボンドガール、これまでのセクシー路線から、
清純なイメージのかわい子ちゃん(←死語・・・)タイプに
変更。しかも自分の意思でボンドを欺いたり、
アクションをこなしちゃったりする女性になってきたのも、
この作品あたりからかと。
メイキングDVDによると、
80年代当時のセーフセックス傾向の反映なんだとか。
まーおねーちゃんのことばっかり言うのもアレなんで(?)、
おにーちゃんのことも言うと、北欧系の殺し屋・ネクロス
(アンドレアス・ウィスニュースキー)が、
筋骨たくましくてよろしいですねー。
(ダイ・ハードで一番最初にブルース・ウィリスに
殺された人です確か。)
この映画の萌えポイントですねー。
萌えポイントといえば、ボンドとカーラの
オトナの遊園地デートのシーンもいいですね。
「第三の男」にも登場したウィーンの遊園地ですよ。
射撃ゲームでいいトコ見せた後は、
観覧車をてっぺんでストップ・・・
やーもうロマンチックですねー。
男も女も憧れますねー。
そういえば、アフガニスタンのシーンに登場した
戦闘組織ムジャヒディンのリーダーの
男の人も、なかなか男前だったよね
・・・って、萌えポイントばっかり鑑賞してしまいましたが、
命知らずな飛行機からのぶら下がりなど、
数々のアクションシーンも最高の出来です。
そして、80年代の香りがプンプンするところも
私がこの映画を愛するゆえん。
なんたってオープニング主題歌を担当したのが
「テイク・オン・ミー」で一世を風靡したa-ha、
エンディング曲がプリテンダーズ、っちゅうのがもう
80年代ー!
思えばボンドやボンドガールの性格が変わってきたのも、
80年代という時代の要求だったのですねん。
そのようなことを踏まえつつ、
いま見直してみてもなかなかよくできた007映画だし
面白いと思いますよ、リビング・デイライツ。
さて新作「カジノ・ロワイヤル」の記事にいただいた
トラックバックを読んでいると、
「カジノ・ロワイヤル」で初めてボンド映画を見た!
というヤングもけっこう多いのですね。
そんな方にはぜひ次にこの「リビング・デイライツ」を
見てみていただきたいです。
きっと色々、面白い発見があるはずです。
80年代のボンドをお楽しみあれ!
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スポーツ用品のメーカー、ミズノの直営店・エスポートミズノが
1994(平成6)年に制定しました。
1911(明治44)年のこの日、オーストリアのレルヒ少佐が、
新潟県の高田陸軍歩兵連隊の青年将校にスキーの指導をとりました。
これが、日本人初のスキーとなりました。
スキーが登場する映画、ということで、これを選んでみました。
先日テレビ放映されたので、見た人もいるかな?
![]() | 007 リビング・デイライツ アルティメット・エディション ティモシー・ダルトン ジョン・グレン ジョー・ドン・ベイカー 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン 2006-11-22 by G-Tools |
ボンドカーのアストン・マーチンが、
スキーつきの寒冷地仕様で登場します。
オーストリアの凍った湖の上で大活躍。
また、ボンド(ティモシー・ダルトン)とボンドガールの
カーラ(マリアム・ダボ)が、チェロのケースをソリにして、
スキー部隊の追撃をかわすという
スノー・アクションも展開されます。
*「女王陛下の007」でもスキーアクションが登場しますけど。
シリーズ第15作目にあたるこの映画、実は、
現在公開中の新作「カジノ・ロワイヤル」との
共通点が多いんですよ。
・ボンド役が交代し、シリーズ節目の作品であること。
・比較的シリアス路線であること。
・イアン・フレミングの原作のストーリーに
基づいていること。
・時代の変化に合わせて、ボンド像を変えようという
試みがなされていること。
・ボンドの人間描写が原作に近く、
やや人間臭いものになっていること。
等々、DVD特典のメイキングを見ても、
現在の新作とよく似たコンセプトで製作されたことが
わかります。ボンドの過去や生い立ちに遡ろうという案も
既にこの時に出ていたんですね。(この案は当時は却下)
ティモシー・ダルトンのボンドはこの
「リビング・デイライツ」と、次作の「消されたライセンス」の
2本で終わりになってしまいますが、
ダルトンも現在のダニエル・クレイグ同様、演技派なんですよね。
私はこのダルトン・ボンド、けっこう好きです。
この映画の中では、なにかっちゅうとシャレを連発する
ダルトン・ボンドですが、ボンドが言うとオヤジギャグも
なんだかオシャレに聞えるから不思議よね。
そういえば、この映画のタイトル「リビング・デイライツ」も
ボンドがそんなギャグの合間に、
ボンドガールを評して言った言葉。
字幕では「あの女には死ぬほど驚いた」となっていたので、
「驚く」っていう意味なのかなと思って、
「あ、daylightsだから、"晴天の霹靂"って意味ね!」と
勝手に納得して今まで生きてきましたが、調べてみたら違うのね!?
「正気」とか「意識」ていう意味だとか。
はああー。すごい納得してたのに(笑)。
さてそのボンドガール、これまでのセクシー路線から、
清純なイメージのかわい子ちゃん(←死語・・・)タイプに
変更。しかも自分の意思でボンドを欺いたり、
アクションをこなしちゃったりする女性になってきたのも、
この作品あたりからかと。
メイキングDVDによると、
80年代当時のセーフセックス傾向の反映なんだとか。
まーおねーちゃんのことばっかり言うのもアレなんで(?)、
おにーちゃんのことも言うと、北欧系の殺し屋・ネクロス
(アンドレアス・ウィスニュースキー)が、
筋骨たくましくてよろしいですねー。
(ダイ・ハードで一番最初にブルース・ウィリスに
殺された人です確か。)
この映画の萌えポイントですねー。
萌えポイントといえば、ボンドとカーラの
オトナの遊園地デートのシーンもいいですね。
「第三の男」にも登場したウィーンの遊園地ですよ。
射撃ゲームでいいトコ見せた後は、
観覧車をてっぺんでストップ・・・
やーもうロマンチックですねー。
男も女も憧れますねー。
そういえば、アフガニスタンのシーンに登場した
戦闘組織ムジャヒディンのリーダーの
男の人も、なかなか男前だったよね
・・・って、萌えポイントばっかり鑑賞してしまいましたが、
命知らずな飛行機からのぶら下がりなど、
数々のアクションシーンも最高の出来です。
そして、80年代の香りがプンプンするところも
私がこの映画を愛するゆえん。
なんたってオープニング主題歌を担当したのが
「テイク・オン・ミー」で一世を風靡したa-ha、
エンディング曲がプリテンダーズ、っちゅうのがもう
80年代ー!
思えばボンドやボンドガールの性格が変わってきたのも、
80年代という時代の要求だったのですねん。
そのようなことを踏まえつつ、
いま見直してみてもなかなかよくできた007映画だし
面白いと思いますよ、リビング・デイライツ。
さて新作「カジノ・ロワイヤル」の記事にいただいた
トラックバックを読んでいると、
「カジノ・ロワイヤル」で初めてボンド映画を見た!
というヤングもけっこう多いのですね。
そんな方にはぜひ次にこの「リビング・デイライツ」を
見てみていただきたいです。
きっと色々、面白い発見があるはずです。
80年代のボンドをお楽しみあれ!
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