「どろろ」香港映画かと思った(笑)

原作マンガが大好きなのと、めいほあさんのブログ記事に背中を押されて、
観に行ってきました。話題作のどろろ

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いやー、のっけからめっちゃB級!
戦国時代の街並が、ぜんぜん日本に見えなーい!
中国か東南アジアか・・・。
こりゃ「勘違いニッポン」ですよお。
まったくこれだから外国映画は・・・。

ってこれ日本映画だし

いやたしかに、アクション監督は香港のチン・シウトン(程小東)ですよ。
(「HERO」「LOVERS」など)
でも監督はれっきとした日本人(塩田明彦)ですから!!

ツッコミどころ満載のストーリー展開といい、
どこかトホホなCGといい、
とっても香港B級映画っぽい。
作風としては、「風雲ストームライダーズ」のノリに近いです。

それにしても、柴咲コウの演技はB級映画にぴったりハマってました。
彼女はB級映画の何たるかをわかってますね!!
逆に妻夫木くんは、B級映画にハマりきれなかったのか、
えらい大根役者に見えてしまった・・・。
でも、アクションはすごくがんばっていましたよ!

妻夫木くんが、バリバリのワイヤーアクションで飛びながら
天狗妖怪と戦っているときのBGMがなぜか
デスペラード風フラメンコギター???みたいな音楽なのも、
ものすごくB級っぽくてかなり笑えました。

この映画、ぜひ香港リメイクするべし!という、
めいほあさんの意見に諸手をあげて大賛成です。
以下は、めいほあさんが考えた香港リメイクキャスティングです。

百鬼丸=若い頃のイーキン
どろろ=ファン・ビンビン
醍醐影光=葛優
鯖目=梁家輝
多宝丸=ニコラス・ツェー


わはは!!ナイス!!ナイスすぎる!!!
醍醐は任達華(サイモン・ヤム)もありじゃない?
そのほうが日本版でも、ブッキーとほんとの親子っぽいわ!?
あと香港映画には欠かせないエリック・ツァンには、
琵琶法師の役ででも出てもらいますか!?

追記!
百鬼丸の育ての親のお医者さんは、
黄秋生(アンソニー・ウォン)でいいですよね!
それから、どろろの父の野盗・火袋にはロイ・チョン
どうでしょう。

というわけで、けっこう楽しめてしまったのでした。
この映画を面白い!!と思ったあなたは、間違いなく
B級体質です。
リトマス試験紙ともなりうる映画ですなー。

とB級B級言ってしまいましたが、
手塚治虫の偉大な原作を
B級映画にしてしまっていいのか!?
という声もあると思います。
でも原作『どろろ』も、ずーっと失敗作失敗作
言われてきたんですよ。

たしかに読み返してみると、
「どろろが実は女の子」という設定を生かしきれてないし、
四十八匹の魔物退治は終わってないし、
百鬼丸と醍醐との対決も、
どろろの身体に隠された秘密である埋蔵金の話も、
うやむやのうちに無理やり終わらせた感があります。
これも連載マンガの宿命なんでしょうが・・・。

それにアトムやジャングル大帝や、ほかの手塚マンガに比べたら
いまいちマイナーな感は否めませんでしたよね。

しかも1969年にテレビ放映されていた白黒アニメ版は、
奪われた身体を取り戻す、という描写が
障害者差別とも受け取られかねない、とかなんとかで
もうずーっと、テレビでもビデオでも
完全な形では見られませんでした。
とにもかくにも不遇な作品です・・・。
(現在は「アニメBB」というサイトで有料配信中です)
http://animebb.jp/production/mushipro/dororo.aspx

おっと、DVDも出てた。

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手塚マンガの名作の中で、『どろろ』が最高傑作、とは
さすがに思わないけれど、
一番好きなキャラクターは?
と聞かれたら、迷わず「どろろ!」と答えます。
そんな私だもんで、
今回こうして映画化されたことで再評価され
原作もメジャー路線に乗っかったことは、
非常に喜ばしいです。

さあ香港映画ファンの皆さんは、ぜひ「どろろ」を見に行って、
香港版キャスティングを考えてくださいね!!

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この記事へのコメント

2007年02月03日 00:15
ぴむさん こんばんは。
>「B級映画の優等生」こんなカテゴリーが存在していたとは!!!素晴らしい。
いやもう、この記事読んで笑う為に「どろろ」を見たようなもんです。
>醍醐は任達華もありじゃない?
いい感じ、いい感じ。それでこそ香港映画。

>エリック・ツァンには、
琵琶法師の役ででも出てもらいますか!?
エリックを出さないわけにはいかないから(笑)私もどこに出てもらおうかと考えたました(笑)このキャスティングいいです~。
>この映画を面白い!!と思ったあなたは、間違いなく
>B級体質です。←仰るとおりです^^;

これを面白いと思う私って・・・やっぱりそういう体質だったんですね~。
密かにそうかなと自覚はあったんですけど。
いや、いい感じにツボにはまる映画でした。柴咲コウがホント良かった。彼女がこの映画の本質(?)を理解していたからこその出来でしたね。
2007年02月03日 00:46
めいほあさん、この映画記事については、いろいろお世話になりました!
いやーツボでしたよね、なかなか。
あのデスペラード調BGMで繰り広げられる「妖怪退治ダイジェスト」シーンは、完全にチン・シウトンが撮ったらしいです。どうりで香港っぽいはずです。
あと、ときどきザラついた映像になるのが、なんかVCDの画質っぽくて、それもまたツボでした(爆)。
めいほあ
2007年02月04日 01:10
程監督自身が撮った映像だったんですね。なるほど納得です。ホントに半分くらい香港映画だったんだ。
>VCDの画質っぽくて、それもまたツボでした(爆)。←結構不評なんですよね。私はあんまり感じなかったけど。だって見慣れた画質なんだもん(爆)
2007年02月04日 11:38
ほんとあのザラザラ画質は、VCDか香港の映画館かって感じで、なじみ深かったですねー(笑)。
本文に香港キャストを追記しました!
いやー遊べるなあこの映画。
2007年02月28日 21:44
ついに見てきたのでぴむさんのこちらの記事、読みました(ネタバレしてるといけないと思って読めなかったんです)。妻夫木くんと柴咲コウについての意見は反対かな? 私は妻夫木君のほうがよかった気がしました~。でもB級なところ、ほんとにそうですよね。そうそう、BGM! デスペラードみたいな、ジプシーキングスみたいな。サイモンと妻夫木が親子というのはあごやほっぺの感じから言ってはまりそうです! 香港版の監督はもちろんツイ・ハークで。あんまり哲学的なことや深いこと描かないでいいので、エンターテイメントに徹した作品にしてくださいね、ツイ・ハーク監督!
2007年03月01日 00:49
おっ、ご覧になったんですね。
いやーもう私、一匹目の妖怪を退治するまでのシーン見た時点で頭のネジがすっかり緩んでしまって、緩みモードのまま見てしまったのでけっこう点が甘かったかも。また、仕事帰りに見に行ったので、疲れていて何を見ても笑うモードに入っていたのかもしれません(笑)。ツイ・ハークいいですね。でも彼だとまじめ要素も入りそう!?
しかし「どろろ」は続編が3まで製作決定したそうなんですが、もちろん私はそれについては責任持てません(笑)。