参院選の前に観ましょう「選挙」

ドキュメンタリー映画がアツイ昨今、またまたこんな
秀逸な映画を見ました。

選挙 [DVD]
選挙 [DVD]山内和彦

おすすめ平均
stars立候補をしようと考えている人は必見!!
stars監督の仕事には星5つ。でも主人公が…
stars選挙に出たくなくなるおもしろい映画です。
stars貴方の街の議員が出来るまで
starsカントクはこの映画でナニを伝えようとしたのでしょう・・・

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今年のベルリン映画祭出品作品。
ドイツで「これがホントに日本の選挙!?」と
大反響を巻き起こしたと聞いたときから、
絶対観ようと思っていました。

想田和弘監督の「観察映画第一弾」と称するこの作品、
自民党公認で市議会議員に立候補した一人の候補者の
ドトウの選挙活動の一部始終を、文字通りつぶさに
観察していきます。
ナレーションも解説も音楽も一切なし!

有権者のあなたもワタシも、実は知らない
選挙活動の実際。
落下傘候補として、縁もゆかりもない川崎市議戦に
立候補することになった、孤立無援の山内和彦候補に
果たして明日はあるのか!?
投票日に向けて、キョキョジツジツの駆け引きが
繰り広げられていくのだが!?

・・・はあー、日本の選挙戦って、本当に「虚々実々」という
言葉がまさにピッタリ。
選挙戦が進むにつれて、いったい誰のための選挙なんだか
わからなくなってくるのです。

山内候補の人柄に惚れて、私応援します!というような
人の姿は一人も見当たらず、すべては市議会での
一議席を狙った、党同士の椅子とりゲームでしかない。

どんなことも、結局は党同士の力関係で決まってしまう。
これじゃあ本当の民主主義とはいえないし、
改革も何もあったもんじゃありません。

そんな選挙戦に、まるで自民党の将棋のコマみたいに
利用されてしまった山内候補者、
結局任期一年半で、市議は辞めてしまったみたいです。
ご本人の「山さんブログ」に書いてありました。
(このブログなかなか面白い)

山さんご本人は、なかなかユニークな面白い人みたいで、
たまたまラジオに出演していたのを聴いたのですが、
小泉改革に感銘を受けて、自分もぜひ参加したいと
理想に燃えて自民党の候補者公募に応募したとのこと。

それがいざ選挙戦にのぞんでみたら、
何もかもがマニュアルずくめの選挙活動&
体育会系の烏合の衆にヘコヘコ頭を下げる日々
だったんですからねえ。
ものすごい経験をされたものだと思います。。。

これでいいのか日本の選挙。
でも私の住んでる街でも、こないだの選挙で、
党公認の選挙活動ではなく、
個人で自転車で各家を回って、
本当の意味での「どぶ板選挙」をやって
見事当選した20代の議員がいますよ。
変えようと思えば、変えていけるのだと思います。

そういう政治に夢と情熱を持った
頭のいい人たちが、たくさん政治の場に
参加してくれることに期待したいですね。
山さんも今後はそういう人のサポートをしたいとか。

私たち有権者も、選挙をお年寄りに任せず、
しっかり政治を観察していきましょう!
(投票場に行ったら、いっつもお年寄りばっかりなんですよ、
ホント。これじゃ自民党の支持基盤ゆるぎないのも道理(笑)。

さて、想田和弘監督、次回は日本の何を
観察してくれるのかしら?

(『キネマ旬報』の記事によると、今度は日本の精神病患者を
ウォッチングするそうです!)

「選挙」の映画詳細、映画館情報はこちら >>




想田監督からコメントをもらったよ記念(!?)

想田和弘監督インタビュー
「選挙で後悔しないためには?」

↑こちらも参院選の前に、ぜひ読んでみてください!
そしてみんな、今度の選挙、絶対行きましょうね!
 

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この記事へのコメント

2007年06月12日 06:35
これ私もものすご~く見たかったんですよ!いいな~ぴむさん。映画際帰りのドイツ人のコメントが印象的でした。日本ってどんな国なん???これぞミステリー。いや、日本人でも思います。このスタイルで選挙戦が続いていることに何故疑問を持たないのか?変えようとしないのか?これはうちの田舎では無理かもしれませんが、見ることが出来たらまたお邪魔しに参ります。
ぴむ
2007年06月12日 10:18
いやーこの映画は、全日本人に見てほしいです!meihuaさんのお近くの劇場でもぜひやりますように…。
名前連呼のうるさい選挙カー、すっかりおなじみになってしまいましたが、そんなことしかできない背景には、規則でがんじがらめの党組織があるんですよね。その中では、個人の思いは封殺されてしまいます。日本の民主主義はまだまだ遠いなあ。
2007年06月14日 23:28
この映画は外国で話題になっていましたよね。TVでドイツ人の方が、信じられん。なにかのギャグですか?と肩をすくめていました。(meihuaさんが見たのとおなじシーン?)先日のA新聞でもその後の話が出ていました。家内と呼ぶようにとかいわれ、抵抗があったとか。その後、子供ができて彼は主夫をしてるらしいです。
ほんと日本の常識は世界の非常識ですよね。
2007年06月15日 00:17
私もきっとテレビで、kotanさん、meihuaさんと同じシーンを見たのだと思います。
「家内」の件は、映画でもしっかり出てきますよ!あきれるやら滑稽やら。結局、自民党を支持している層の人たちにウケがいいから・・・みたいな。要は変化を嫌うお年寄りですよね。
山さんが主夫になれたのも、映画にも出てきますが奥さんの忍耐のおかげです。
山さんも大変だったけど、奥さんホントえらい!!とも思ってしまう映画でした。
2007年06月16日 08:51
こないだの統一地方選挙に友人が出て、ポスター貼りの手伝いをしたこともあって、とっても興味のある映画です。友人は一人で自転車行脚での選挙戦でしたけど、ベテラン議員の選挙事務所はまさに老人の集会所状態でした(^^;。
病院の待合室と違うのは、たむろしてる老人たちが生き生きしてたってことかな。自分たちの経験が活かせる場だからなんでしょうかね。だけど、そういう選挙のやり方が続くかぎりは、ホント政権交代なんて夢のまた夢かもしれませんね。
2007年06月17日 23:30
お友達みたいな、既成の概念にとらわれない新しい政治を目指そうとする人たちも、確実にいるんですよね。でも現状では、しがらみだらけの既成のやり方に押しつぶされてしまう人も多いのだと思います。やっぱり、若い層がもっと政治に関心を持たないとどうにもなりませんよね。平気で選挙権を放棄していては、自由も権利も少しずつ奪われていくのだということに気がついてほしいものですど。。。
想田和弘
2007年07月17日 08:26
こんにちわ、監督の想田和弘です。みなさんで盛り上がってくださり、作者冥利につきます!選挙についての議論を巻き起こすのが映画を撮った目的のひとつだったので、こういうブログはホントに嬉しいです。ありがとうございます!
2007年07月17日 19:23
わあ、想田監督からじきじきにコメントをいただけるなんて、とてもうれしくて舞い上がっちゃいそうです! 拙文を読んでいただきまして、本当にありがとうございました。
私たち有権者は、選挙運動といえば選挙カーがうるさいとか、表面的なことしか知らないですが、舞台裏があんなだとは・・・驚きあきれることばかりでした。
想田監督は海外在住と聞きましたが、これからもぜひ日本のアレやコレやをウォッチングしてくださいね。次回作のテーマも、今からとても興味あります。これも表に出すべきなのに、誰も出さない&出てこない題材だと思うので・・・。映画ファンとして、今後のご活躍を楽しみにしています!
2007年07月18日 22:11
ぴむさん こんばんは。感想UPしました。あまりにも衝撃的で、これ全部フィクションだと言ってくれ~~~と心の中で叫んでしまいました。書きたいことがありすぎて(苦笑)自分の中でうまくまとまらなかったんで、もうストレートに自分が感じたことを勢いで書きなぐってしまいました。今も、「年金問題」を隠れ蓑に、その先にあるもっと討論されるべき話がうまいことスライドされてる気がして怖いんですけど。この映画は作品としてもとても面白い(と言っては山内さんに悪いかもしれないけど・・・)ので、是非たくさんの若い人に見てもらって、ホラーさながらの衝撃を受けて(笑)政治に対して危機感を持つきっかけにして欲しいと思いました。映画館も私以外は50代以上の方ばかりでした。やばいぞ日本。。。
2007年07月18日 22:12
meihuaさん、ほんと衝撃作でしたよね。私のこの記事も、思いつくまま書いた感じです。そういう衝動に駆られる映画って、やっぱ秀作かも。若い人たちにこそ見てもらって、危機感もってほしいですよね。選挙権を放棄することは自由を放棄することと同意なのだから、まずは面倒がらずに選挙に行くべき。それに若い人が政治に参加しないと、何にも変えられないと思います。
2007年07月21日 18:53
気になるすーこの映画。
日本の民主主義って、ほんとインチキだと自分も感じてますから。

で、久しぶりに自分もブログ更新しました。今回はシンプルに「選挙にいこーよー」と言いたいがためだったりします。この現政権への嫌悪感を払拭するために
なんかやっときたいんですね。ほんとに。
2007年07月22日 11:05
okaponさんにもぜひ見てほしい映画です! この選挙活動の悲惨さは、ギャグマンガなのかと思うほどです。山さんみたいな世の中を変えたい情熱を持った人が、すっかり道化にされてしまうってのは…。ある意味悲劇です。
「選挙に行こうよ」まずここからですよね。この言葉、みんなでブログのどこかに書いて、つながっていけたらいいですね。
アステア
2010年06月09日 22:21
※内容がそぐわないものとのご判断でしたら、削除していただいて構いません※
お世話になっております。
突然の書込をお許し下さい。
映画配給会社 アステアのスタッフです。
以前、想田監督の『選挙』『精神』についての
ブログを書いてくださっていたので、
ぜひお礼と共にお知らせしたいと思い、ご連絡させていただいております。

と言いますのも、
このたび、
『選挙』の再再上映が決定! http://www.laboratoryx.us/campaignjp/ 
・新宿K's cinema          6/19(土)~7/16(金)で上映
・シネ・ヌーヴォ(大阪)  6/19(土)~7/2(金)で上映
・十日町シネマパラダイス(新潟) 7/3(土)~7/23(金)で上映

さらに『精神』のDVD発売が7/24(土)に決定! 
それを記念しての再上映も決定!  http://www.laboratoryx.us/mentaljp/index.php
・新宿K's cinema          7/17(土)~23(金)で上映
・シネ・ヌーヴォ(大阪)  7/17(土)~30(金)で上映
・シネマ・クレール(岡山)     7/17(土)~23(金)で上映

と監督の作品が目白押しなのです。

なかなかこのように何度も劇場で公開される作品は珍しいので、またご支援いただけましたら幸いです。何卒宜しくお願いいたします。

それでは失礼致しました。
2010年06月11日 22:48
アステア様、コメントありがとうございます。
「選挙」も「精神」も素晴らしい映画ですね。
これからも選挙があるたびに上映されるスタンダードな映画になりそうですね!
それから「精神」のDVD発売おめでとうございます。これは、ぜひ多くの人に見てもらいたい映画ですよね。人間の本質に迫った屈指のドキュメンタリーだと思います。また応援しますね。
想田監督の次回作も楽しみです。