梨の日/ プレステージ(06・米) *ネタバレなしよ*
7月4日は「梨の日」。
梨は何かと語呂合わせや
ダジャレに使われますね。
果物さんチームと野菜さんチームの野球の試合、
「ツーアウトランナーなし」
とかいうクイズが、
昔流行りましたが。
さて、白いハンカチをパッと振ったら、
そこにあったはずの梨がナシ!?
なんていう消滅術は手品の大定番。
(なんか今日苦しいわ、こじつけ(汗)、、、
でも、消すだけじゃダメなんですよ!
もう一度出現させて初めて、
「プレステージ(偉業)」なのだそうです!
【Mr.マリックの手品も見られる公式サイト】
http://prestige.gyao.jp/
二人のマジシャン(ヒュー・ジャックマン&
クリスチャン・ベール)の確執と偉業を描いたこの映画。
「決して結末は話さないでください!」
とクリストファー・ノーラン監督に言われたので(笑)、
その辺は気をつけて書きます。
でも実は、二人のマジシャンが競う「瞬間移動マジック」の
タネは、カンのいい人なら、
映画終盤までにはわかっちゃうはず。
なーんだ、と言うなかれ。
さすが「メメント」のノーラン監督、
映画冒頭から伏線張りまくり、
非常にトリッキーで、緻密なお話になっていますよ。
それになんといっても面白いのは、
実在の科学者ニコラ・テスラを持ってきたところ。
デヴィッド・ボウイ演じるテスラが登場したところで、
この映画はがぜん面白くなりましたね。
テスラは交流電流を発明した人で、
直流方式のエジソンと激しい確執のあった科学者です。
そのせいで闇に葬られてしまったそうですが、
交流方式がなかったら、
今各家庭に電気来てないわけですから、
なかなか偉大な発明家です。
地震発生器とか怪しげな発明にも携わっていたそうで、
エジソン以上の発明家とも、マッド・サイエンティストとも
言われます。
【ニコラ・テスラにめっちゃ詳しいページ】
「発明超人ニコラ・テスラ」
上の写真で、ヒュー・ジャックマンの後ろでバチバチ光線を
出しているのが、彼の発明品「テスラコイル」。
テスラコイルのことは、以前にこのブログでもちょこっと
書きました。
ジム・ジャームッシュの「コーヒー&シガレッツ」に
登場したんですよ。
「コーヒー&シガレッツ」を見ていたおかげで、
「プレステージ」を2倍楽しめました。
だって、奇才テスラなら、ヒュー・ジャックマンが
世紀のマジックに使用した「あのような」機械も
実際に作りかねないから…
と思わせるところが、この映画のミソです。
しかしクリストファー・ノーラン監督の映画って、
観るほうに相当な知性を要求しますねえ。
今回は「メメント」よりも一般向け娯楽大作とあって、
比較的謎もわかりやすくなってますが、
映画の端々で、テスラネタのような、
知る人ぞ知る的知識を散りばめて、今回も観客を
煙にまいてほくそえんでいるノーラン監督の顔が
目に浮かぶようです。
皆様も劇場で、ケムに巻かれて、いや、
テスラコイルに巻かれてくださいなー!?
あーなんかこの映画、デヴィッド・ボウイ主演だったような
気がしてきた(笑)。
だって主演の二人、いまいち影うすいんだもーん。
今無性にこの本が読みたい
「プレステージ」の映画詳細、映画館情報はこちら >>
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【記念日と映画の366日リスト】
「な(7)し(4)」の語呂合わせから、
記念日とされている日です。
梨は数少ない国産の果物で、詳しいルーツはわかっていませんが、「日本書紀」には梨の栽培技術が書かれています。
豊水や幸水などみずみずしい品種に人気があります。
梨は何かと語呂合わせや
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二人のマジシャン(ヒュー・ジャックマン&
クリスチャン・ベール)の確執と偉業を描いたこの映画。
「決して結末は話さないでください!」
とクリストファー・ノーラン監督に言われたので(笑)、
その辺は気をつけて書きます。
でも実は、二人のマジシャンが競う「瞬間移動マジック」の
タネは、カンのいい人なら、
映画終盤までにはわかっちゃうはず。
なーんだ、と言うなかれ。
さすが「メメント」のノーラン監督、
映画冒頭から伏線張りまくり、
非常にトリッキーで、緻密なお話になっていますよ。
それになんといっても面白いのは、
実在の科学者ニコラ・テスラを持ってきたところ。
デヴィッド・ボウイ演じるテスラが登場したところで、
この映画はがぜん面白くなりましたね。
テスラは交流電流を発明した人で、
直流方式のエジソンと激しい確執のあった科学者です。
そのせいで闇に葬られてしまったそうですが、
交流方式がなかったら、
今各家庭に電気来てないわけですから、
なかなか偉大な発明家です。
地震発生器とか怪しげな発明にも携わっていたそうで、
エジソン以上の発明家とも、マッド・サイエンティストとも
言われます。
【ニコラ・テスラにめっちゃ詳しいページ】
「発明超人ニコラ・テスラ」
上の写真で、ヒュー・ジャックマンの後ろでバチバチ光線を
出しているのが、彼の発明品「テスラコイル」。
テスラコイルのことは、以前にこのブログでもちょこっと
書きました。
ジム・ジャームッシュの「コーヒー&シガレッツ」に
登場したんですよ。
「コーヒー&シガレッツ」を見ていたおかげで、
「プレステージ」を2倍楽しめました。
だって、奇才テスラなら、ヒュー・ジャックマンが
世紀のマジックに使用した「あのような」機械も
実際に作りかねないから…
と思わせるところが、この映画のミソです。
しかしクリストファー・ノーラン監督の映画って、
観るほうに相当な知性を要求しますねえ。
今回は「メメント」よりも一般向け娯楽大作とあって、
比較的謎もわかりやすくなってますが、
映画の端々で、テスラネタのような、
知る人ぞ知る的知識を散りばめて、今回も観客を
煙にまいてほくそえんでいるノーラン監督の顔が
目に浮かぶようです。
皆様も劇場で、ケムに巻かれて、いや、
テスラコイルに巻かれてくださいなー!?
あーなんかこの映画、デヴィッド・ボウイ主演だったような
気がしてきた(笑)。
だって主演の二人、いまいち影うすいんだもーん。
今無性にこの本が読みたい
![]() | 発明超人ニコラ・テスラ 新戸 雅章 筑摩書房 1997-03 by G-Tools |

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この記事へのコメント
テスラを知らないと、最後に素直に肯けないわけですね。く~っ、悔しい!
監督にしてやられました(泣)
全然関係ないんですけど、ぴむさんの「ネタバレなしよ。」がスッゴク可愛いです♪
テスラのことは、私もこのブログで「コーヒー&シガレッツ」の記事を書くときにちょっと調べたりしなかったら、完全に忘れてたとこでした。ブログやっててよかった♪ってことが、時おりあります♪
「~なしよ」は、昔欽ちゃんが「スター誕生」で合格者が出なかったときに、「バンザ~イ…なしよ」って言ってたののパクリです(笑)。