電気記念日/ テルミン (93・米=英)
3月25日は「電気記念日」。
世界初の電子楽器って、何だかご存知?
私はこの映画で初めて知ったのですが、
世にも不思議なこの楽器に、魅せられてしまいました。
【公式サイト】
http://theremin.asmik-ace.co.jp/
去年、雑誌『大人の科学』で、おもちゃのテルミンが付録に
なっているのを見て、思わず買っちゃいました。
『大人の科学』のこの号は、記録的な売り上げだったそうですよ。
テルミンって、本当に面白い楽器です。
本体から伸びている、長いアンテナに手を近づけると音が出ます。
テルミン本体には一切手を触れることなく、手の動きと
感覚だけでメロディを奏でていきます。
その原理は、コイルとコンデンサで本体から高周波を発生させ、
それを人間の手でさえぎることによって、周波数を変化させて
音を出すという … 私科学オンチなんでよくわかりませんが、
大体そういうことらしいです。ハイ。
それにしても触れずに演奏するなんて、
楽器の概念をくつがえす発想ですよね。
発明者はロシアの物理学者、テルミン博士。
かなりブッ飛んだ発想の持ち主だったようです。
つまり天才だったんでしょうね。
天才ゆえかテルミン博士は、非常に数奇な運命をたどることに
なります。その経緯は、この映画に詳しいというわけ。
レーニンにも支持されたテルミンは、諜報の任務を帯びて渡米。
ところがある日、妻を残したまま忽然と姿を消してしまう…。
ソ連に戻ったテルミンは、スターリンの粛清に会い収容所へ…。
その後も 1993年に97歳で亡くなるまで、波乱万丈の人生です。
映画ではテルミン博士の数奇な人生と人物像のほかにも、
楽器テルミンのトリビアも満載。
B級SF映画全盛の時代には、テルミン独特のヒュルル~ンっていう
電子音が、宇宙人登場シーンによく使われていたとか、
(今も使われてるかも?)
特筆すべきは、ビーチボーイズの名曲
「グッド・バイブレーション」にテルミンが使用されたときの
エピソードですね。
斬新なテルミンの音色を取り入れたおかげで
大変インパクトのある曲となったとか。
テルミンのパートは、まさにグッド・バイブレーション!
ただしヒュルル~ンという「オバケ音」は、
『大人の科学』によると実は失敗音だそうで。
もちろん、プロのテルミン奏者(テルミニスト)は、
もっと美しい旋律を奏でてくれます。
電子楽器とは思えない、味わい深い音です。
日本で楽器テルミンの認知度が上昇し、
『大人の科学』がバカ売れしたのも、やっぱりまず
この映画ありきだったんじゃないかな、と思います。
テルミンは知ってるけどまだ観てない
なんて人はぜひご覧になるとよいと思います。
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【記念日と映画の366日リスト】
1878(明治11)年のこの日、東京・銀座木挽町中央電信局が
開設され、その祝賀会会場であった工部大学校
(東京大学工学部)で 50 個のアーク灯が点灯しました。
これが日本初の電灯です。
これを記念して日本電気協会が1927(昭和2)年に制定しました。
世界初の電子楽器って、何だかご存知?
私はこの映画で初めて知ったのですが、
世にも不思議なこの楽器に、魅せられてしまいました。

![]() | テルミン ディレクターズ・エディション [DVD] レフ・セルゲイヴィッチ・テルミン, クララ・ロックモア, ブライアン・ウィルソン, トッド・ラングレン, スティーブン・M・マーティン PI,ASM 2002-02-22 by G-Tools |
【公式サイト】
http://theremin.asmik-ace.co.jp/
去年、雑誌『大人の科学』で、おもちゃのテルミンが付録に
なっているのを見て、思わず買っちゃいました。
『大人の科学』のこの号は、記録的な売り上げだったそうですよ。
![]() | 大人の科学マガジン Vol.17 ( テルミン ) (Gakken Mook) 大人の科学マガジン編集部 学習研究社 2007-09-28 by G-Tools |
テルミンって、本当に面白い楽器です。
本体から伸びている、長いアンテナに手を近づけると音が出ます。
テルミン本体には一切手を触れることなく、手の動きと
感覚だけでメロディを奏でていきます。
その原理は、コイルとコンデンサで本体から高周波を発生させ、
それを人間の手でさえぎることによって、周波数を変化させて
音を出すという … 私科学オンチなんでよくわかりませんが、

大体そういうことらしいです。ハイ。
それにしても触れずに演奏するなんて、
楽器の概念をくつがえす発想ですよね。
発明者はロシアの物理学者、テルミン博士。
かなりブッ飛んだ発想の持ち主だったようです。
つまり天才だったんでしょうね。
天才ゆえかテルミン博士は、非常に数奇な運命をたどることに
なります。その経緯は、この映画に詳しいというわけ。
レーニンにも支持されたテルミンは、諜報の任務を帯びて渡米。
ところがある日、妻を残したまま忽然と姿を消してしまう…。
ソ連に戻ったテルミンは、スターリンの粛清に会い収容所へ…。
その後も 1993年に97歳で亡くなるまで、波乱万丈の人生です。
映画ではテルミン博士の数奇な人生と人物像のほかにも、
楽器テルミンのトリビアも満載。
B級SF映画全盛の時代には、テルミン独特のヒュルル~ンっていう
電子音が、宇宙人登場シーンによく使われていたとか、
(今も使われてるかも?)
特筆すべきは、ビーチボーイズの名曲
「グッド・バイブレーション」にテルミンが使用されたときの
エピソードですね。
斬新なテルミンの音色を取り入れたおかげで
大変インパクトのある曲となったとか。
テルミンのパートは、まさにグッド・バイブレーション!
ただしヒュルル~ンという「オバケ音」は、
『大人の科学』によると実は失敗音だそうで。

もちろん、プロのテルミン奏者(テルミニスト)は、
もっと美しい旋律を奏でてくれます。
電子楽器とは思えない、味わい深い音です。
日本で楽器テルミンの認知度が上昇し、
『大人の科学』がバカ売れしたのも、やっぱりまず
この映画ありきだったんじゃないかな、と思います。
テルミンは知ってるけどまだ観てない

なんて人はぜひご覧になるとよいと思います。
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