今年もやっぱり「妄執、異形の人々IV」
一昨年、昨年に引き続き、行って参りましたよ、
シネマヴェーラ渋谷のこの特集上映。
妄執、異形の人々IV
妄執、異形の人々Ⅱ のレポート
妄執・異形の人々Ⅲ のレポート
いやあやっぱり、
シルバーウィークはカルト邦画を見て過ごすに限る・・・
・・・という人はあまりいないらしく、映画館はわりと空いていました。
そういえば今年の「妄執、異形の人々」は、
例年のように映画評論家等の
トークショーの予定もなく、ひっそりと上映されてて
ちょっと寂しかったです。
一昨年の「スパルタの海」上映のときは、
映画館は爆満、トークショーも
めちゃめちゃ盛り上がったのですが。
さて、今年見たのは以下の2本です。
『女獣 (にょじゅう)』
夜の新宿を潜入捜査する女性警察官の活躍を描いた
サスペンス活劇。1960年の作品です。
菅原文太が若いっすー。
いつもどおりヤクザないでたちで
なぜかギター弾き語りなんかしながら(←貴重映像!?)
夜の街に登場したと思ったら、
女性警官(松浦浪路)に出会ったとたん、
「麻薬捜査官の杉山ですっ!」
って、お堅い警察官口調になるのが笑えました。
文太アニキ、今回は刑事だったのね・・・。
ストーリーはどこかしら、当時の風俗を反映した実録もの調で、
夜の街新宿でクスリ漬けにされ、
ヤクザのいいなりに使われてしまう
不良少女たち(「ズベ公」だって。死語だなあー)
の実態なぞが赤裸々に描かれています。
いやーこの頃から、
麻薬や覚せい剤の蔓延が問題化してたんですね。
なんだかタイムリーな映画でした。
最後はなかなか強引な展開で、76分にまとまってます。
もう一本は、
『やくざ刑罰史 私刑<リンチ>!』
いやーこれはすごい映画でした。
「江戸、明治大正、現代のヤクザの拷問を
オムニバス形式で描く」
ってか。
時代劇でおなじみ「簀巻き」から、
現代の「コンクリート詰め」まで、数々のヤクザの拷問が楽しめる、
資料的価値も高い一本です。(←ホントか!?)
「車と一緒にスクラップ」や「虫眼鏡で目を焼く」なんて荒業も
登場しますよー。(うええ)
それにしてもオムニバスの3本目の現代ヤクザのエピソードが、
なぜだかノワールの香り漂う一品で、
ジョン・ウー絶対見てるなっ!
って思っちゃいました。
二丁拳銃こそ出てこないものの、
ユンファばりにちょっとスカした
謎のさすらいヤクザのあんちゃん(吉田輝男)が、
鏡を使っての後ろ撃ちとか、
手榴弾で大爆破とか、とってもデジャブーを感じる一篇でした。
1969年作品ですから、
ジョン・ウーよりこっちが先だよー。
あっ、こちらの映画にも文太アニキが出てました。
江戸時代の任侠やくざの役で。
今日は文太二本立てだー。
やっぱり、ヤクザ映画と言えば文太。
若い頃の文太はかなりのイケメンですよねー。
というわけで、今後のソフト化も怪しい、カルトな邦画を楽しめる
貴重な上映会でした。
やっぱり来年も、見逃せないですねー。
シネマヴェーラ渋谷のこの特集上映。
妄執、異形の人々IV
妄執、異形の人々Ⅱ のレポート
妄執・異形の人々Ⅲ のレポート
いやあやっぱり、
シルバーウィークはカルト邦画を見て過ごすに限る・・・
・・・という人はあまりいないらしく、映画館はわりと空いていました。
そういえば今年の「妄執、異形の人々」は、
例年のように映画評論家等の
トークショーの予定もなく、ひっそりと上映されてて
ちょっと寂しかったです。
一昨年の「スパルタの海」上映のときは、
映画館は爆満、トークショーも
めちゃめちゃ盛り上がったのですが。
さて、今年見たのは以下の2本です。
『女獣 (にょじゅう)』
夜の新宿を潜入捜査する女性警察官の活躍を描いた
サスペンス活劇。1960年の作品です。
菅原文太が若いっすー。
いつもどおりヤクザないでたちで
なぜかギター弾き語りなんかしながら(←貴重映像!?)
夜の街に登場したと思ったら、
女性警官(松浦浪路)に出会ったとたん、
「麻薬捜査官の杉山ですっ!」
って、お堅い警察官口調になるのが笑えました。
文太アニキ、今回は刑事だったのね・・・。
ストーリーはどこかしら、当時の風俗を反映した実録もの調で、
夜の街新宿でクスリ漬けにされ、
ヤクザのいいなりに使われてしまう
不良少女たち(「ズベ公」だって。死語だなあー)
の実態なぞが赤裸々に描かれています。
いやーこの頃から、
麻薬や覚せい剤の蔓延が問題化してたんですね。
なんだかタイムリーな映画でした。
最後はなかなか強引な展開で、76分にまとまってます。
もう一本は、
『やくざ刑罰史 私刑<リンチ>!』
いやーこれはすごい映画でした。
「江戸、明治大正、現代のヤクザの拷問を
オムニバス形式で描く」
ってか。
時代劇でおなじみ「簀巻き」から、
現代の「コンクリート詰め」まで、数々のヤクザの拷問が楽しめる、
資料的価値も高い一本です。(←ホントか!?)
「車と一緒にスクラップ」や「虫眼鏡で目を焼く」なんて荒業も
登場しますよー。(うええ)
それにしてもオムニバスの3本目の現代ヤクザのエピソードが、
なぜだかノワールの香り漂う一品で、
ジョン・ウー絶対見てるなっ!
って思っちゃいました。
二丁拳銃こそ出てこないものの、
ユンファばりにちょっとスカした
謎のさすらいヤクザのあんちゃん(吉田輝男)が、
鏡を使っての後ろ撃ちとか、
手榴弾で大爆破とか、とってもデジャブーを感じる一篇でした。
1969年作品ですから、
ジョン・ウーよりこっちが先だよー。
あっ、こちらの映画にも文太アニキが出てました。
江戸時代の任侠やくざの役で。
今日は文太二本立てだー。
やっぱり、ヤクザ映画と言えば文太。
若い頃の文太はかなりのイケメンですよねー。
というわけで、今後のソフト化も怪しい、カルトな邦画を楽しめる
貴重な上映会でした。
やっぱり来年も、見逃せないですねー。
この記事へのコメント