アダルトの日/ヘンダーソン夫人の贈り物(05・英)

1月15日は「アダルトの日」。

1947(昭和22)年のこの日、日本初のヌードショーが開演されました。
場所は、東京・新宿の帝都座五階劇場でした。
俗に「額縁ショー」とも呼ばれ、ヌードの女性が額縁の中で、
じっとしているというもの。


1999年までは「成人の日」として国民の祝日だったこの日が、
今ではこんな記念日に・・・。
えっまさか、「成人の日」って「アダルトの日」にちなんで
制定されたんでしょうかっ!?

・・・んなわきゃーありません。
「成人の日」は日本古来から
元服式が1月15日に行われていたことによるのだそうです。
中国の上元節が日本に伝わってからのしきたりだそうで。

さて、そんな「アダルトの日」にぴったりの映画が
現在映画館で上映中です。

B000W6H24Eヘンダーソン夫人の贈り物 デラックス版
ジュディ・デンチ;ボブ・ホスキンス;クリストファー・ゲスト;ケリー・ライリー ティーヴン・フリアーズ
ジェネオン エンタテインメント 2007-11-21

by G-Tools


【公式サイト】
http://www.mrshenderson.jp/


実はこの映画、私まだ観てないんです。申し訳ない・・・。
でも、今日の「アダルトの日」にあまりにもぴったりなので、
せっかくだから紹介だけでもと思いまして。

この映画の主人公、ヘンダーソン夫人(ジュディ・デンチ)は、
大富豪の未亡人。その財産でロンドンのウィンドミル劇場を
買い取って、なんとヌードショウを始めます。

このヌードショウが、日本の「額縁ショー」の原型になったと
言われているんですよね。
ちなみにヘンダーソン夫人がイギリス初の
ヌードショウを始めたのは1937年のことでした。

イギリスでも日本でも、わいせつ罪でお縄!
なんてことにならないためには、
「ヌードの女性が動かないこと」が条件だったみたいです。
裸の女性がじっと動かずにいるならば、
それは裸婦を描いた絵画と同じ、つまり芸術!
と認められたわけですね。

しかし女性であるヘンダーソン夫人が、
大枚はたいて、検閲をくぐりぬけてまで、ヌードショウに
こだわった理由って・・・?
そのへんが、この映画のキモみたいです。

主演のジュディ・デンチは、この作品で
アカデミー主演女優賞にノミネート。
また、イギリスの演技派ボブ・ホスキンス
劇場の支配人役で共演するのも魅力です。

きっと見てソンのない映画だと思いますね。
私も、見たら後日感想を追記したいと思います。




【2008年5月20日追記】

やっと観ました!
(いつまでかかっとんじゃい! って感じですね。
しかし映画って、一度タイミングを逃すとこんなことになりがち)

やっぱり、観てソンのない映画でしたよ。
これまた、イギリス映画っていいなーと思える一本でした。
1930年代のロンドンの、ピカデリーサーカスなどの様子が
見られるのも興味深いです。

ヌードショウといっても歌あり踊りありで、
音楽もよくて、とても楽しかったです。
前半はヘンダーソン夫人がショウを始めるまでの
てんまつが軽快なテンポで描かれて、
笑いながら観ていたのですが、


後半はちょっと雰囲気が変わって、
第二次世界大戦の戦時色の濃くなっていく
ロンドンの様子が描かれ、
ドキドキハラハラさせるエピソードも。
そして、空襲が激しくなってもショウをやめようとしない
ヘンダーソン夫人の秘密が明らかになると・・・

もう涙涙ですよん。

ジュディ・デンチが演じるヘンダーソン夫人は、
ヒマとお金をもてあました尊大な貴婦人。
でも大胆で行動的で、どこかチャーミングで憎めない、
そんな人間味あふれるキャラクターを
見事に演じているのでした。

そして、これまた名優ボブ・ホスキンスとの
経営者VSオーナーの丁々発止のやり取りも、
とっても楽しいです。
ケンカしながらもお互い信頼しあっている、
そんな関係がとてもいいなと思いました。

あのウィンドミル劇場でのヌードショウは、
息子を戦争に取られたヘンダーソン夫人の
ささやかなアンチテーゼだったのかもしれません。
そんな観点から、実話を物語にした脚本も素晴らしいです。

というわけで、まだ観てない人にはぜひおすすめしたいです。


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