フランス革命記念日 / 実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(07・日)

7 月 14 日は「フランス革命記念日」。

1789 年 7 月 14 日、バスチーユの牢獄襲撃を皮切りに
フランス革命の火ぶたが切られました。
フランス国歌「ラ・マルセイエーズ」は、この革命で
マルセイユ市民がパリに向かって行進した際に歌われた曲です。


日本で革命を起こそうとした若者たちを描いた
こんな映画を鑑賞しました。


実録・連合赤軍 あさま山荘への道程 [DVD]
CCRE
2009-02-27

ユーザレビュー:
コントにしか見えない ...
ひとつの時代の記録お ...
え、普通に面白かった ...

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連合赤軍というとこの事件ばかりが取り沙汰されますが、
どちらかというと、それ以前に起きた、
山岳ベースでの仲間内での「粛清」つまりリンチ殺人の方が
衝撃的です。男女合わせて 12 人もの仲間を惨殺したという。

志を同じくするはずの若者たちが、
どうしてお互い殺しあったのか。
どんな気持ちで、仲間を殺したのか。
そっちのほうに、がぜん興味は向かいます。

この映画を観ると、その辺の経緯がよくわかります。
1960年の安保闘争から端を発して、
学生運動に火がついていき、
やがて連合赤軍の結成に至り・・。

学生運動とは、連合赤軍とはなんだったのか、
武装闘争に走った若者たちはどんな人間だったのか、
見方はいろいろあると思います。
肯定的に観る人もいるだろうし、
否定的に観る人も。

この映画はどうなのかというと、
「実録」というだけあって、
かなりリベラルで史実に忠実だと思います。

連合赤軍メンバーを演じる俳優たちからは、
あまり60~70年代のニオイは感じられず、
どちらかというと「今どきの若者」っぽいんですけど、
それがかえって、現代の私たちとの距離感を
埋めてくれているような気がしました。

現代社会のあり方に憤り、純粋な理想に燃えて、
本気で日本を変えようとした若者たち。

彼らが暴力という手段に走ってしまったのは、
若気の至りと言えばそうなんでしょう。
今、通り魔事件や無差別殺人事件を引き起こしている
現代の若者も、「社会に憤って暴れてる」という点では、
根っこは同じなんじゃないんでしょうか?

なんて言ったら、若松孝二監督を初め、実際に運動家だった
団塊の世代の人たちからは、怒られてしまうのかもしれません。
単なる犯罪と革命闘争とは違うんだ!って。

しかし結局、連合赤軍の引き起こした一連の事件も、
暴力で物事を解決しようとすることの限界、
ということだと思うんです。
ベトナム戦争だってイラク戦争だって、
勇んで乗り込んでは見たものの、結果はドロ沼。
結局、そういうことなんだと思います。

暴力は人を酔わせ麻痺させて、
やがては目的を見失い、暴力そのものが目的になってしまう。
そういう性質を持っているからです。

しかし、山岳ベース事件での12人の殺害に
関わったとされる永田洋子と、
あさま山荘事件の主犯格の坂口弘が、
共に死刑判決を受けながらいまだに執行されていないのは、
やはり今でも「執行できない理由がある」から、ではないかと
勘ぐらずにはいられません。

それは社会的影響を考慮してなのか、
それとも何かに気兼ねしてなのか、
そこはわかりませんけれども、きっと何かありますよね。
オウム事件の麻原なんかも、同様に
死刑は確定しても執行はされないような気がします。

最後にこの映画が問いかけているのは結局のところ、
私たちはというか、日本社会はこの事件を総括できているのか、
ということになると思います。
学生運動も赤軍もあさま山荘も遠い過去の出来事、
として忘れてしまっているのでは、
全然「総括になっとラン!!」と思います。
この映画を観て、しっかり自己批判しましょう。

そうだ、70年代のドイツ赤軍を描いた映画「バーダー・マインホフ
がもうすぐ公開になるので、この際、
合わせてみて見るのもいいかもしれませんね。



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