バイオリンの日/ 迷子の警察音楽隊(07・イスラエル=仏)

8 月 28 日は「バイオリンの日」。

1880(明治13)年、東京・深川の楽器職人・松永定次郎が、
国産バイオリンの第一号を完成したのがこの日です。
バイオリンが中心的な楽器になったのはバロック時代の
イタリアでした。
そしてストラディバリをはじめ、バイオリン製作の名工が
次々に出現しました。


バイオリンをはじめ、いろんな楽器を演奏する音楽隊が
登場する映画を紹介しましょう。

2007年カンヌ国際映画祭で、「一目惚れ賞
という特別賞を獲得したこの音楽映画。
でもなんだか、ノリノリというよりはユルユル!?

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「あるとき、エジプトの警察音楽隊がイスラエルにやってきた。
覚えている人は少ない。別にどうってことなかった。」


そんなプロローグから始まるこの映画。
やって来たはいいものの、やる気のないプレイボーイ隊員の
おかげで、警察音楽隊は目的地を間違えてしまい、
ホテルもないような田舎町にたどり着いてしまいます。
音楽隊とはいえ、おまわりさんが迷子とは・・・。
いやあー、このユルユル感がたまらないです。

イスラエルとエジプトは、歴史的にいろいろありすぎて
きわめて仲がよろしくない隣国同士。
おかげで音楽隊の面々は、終始気まずい思いをするハメに・・・。

でも、たまたま立ち寄った食堂の気さくな美人おかみ!? が
音楽隊に一夜の宿を手配してくれます。
彼女のおかげで音楽隊メンバーは、
食堂常連客の各家庭に泊めてもらうことに。

そんなヘンテコリンないきさつの、
たった一夜の出来事を描いた映画です。
そんな気まずい一夜が、音楽や町の人々との
交流を通して、少しずつなごんでいきます。

カタブツの音楽隊長が、せっかく彼に好意的な美人おかみと
なかなか打ち解けないのに歯がゆくなったり、
例のプレイボーイ君が現地のオクテな青年に恋の手ほどきを
するのにニンマリしたり。
クスッとくるようなほんわかエピソード満載です。

そうやって個人的につき合ってみたら、
仲の悪い国っていっても、
別にみんな悪い人たちじゃないなー、というのも世の常。
国際交流にはまず個人交流ですね、やっぱり。

最後に音楽隊が演奏する、エジプトの伝統音楽を
アレンジした曲も印象的。
どこかのミュージシャンだかNGO団体だったかが、
「世界中の武器を楽器に変えよう」
っていう素敵なスローガンを
掲げてたんですが、
ほんと、音楽って本当に平和の象徴なんだな、と実感できる
ラストシーンでした。



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