旅の日/不思議惑星キン・ザ・ザ(86・ソ連)

5月16日は「旅の日」。

1689(元禄2)年3月27日(新暦5月16日)、松尾芭蕉が「奥の細道」への一歩を踏み出した日です。
さらに詳しくはこちら

旅を描いた映画は数あれど、いちばん遠いところへ行っちゃったのはこれだろう、
ということで、今日はこの映画。


不思議惑星キン・ザ・ザ [DVD]
キングレコード
2002-05-01

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地球から何万光年も離れた、ヘンテコな惑星の旅です。
はたして地球に帰れるのか!?


クー!

…今回はもう、この一言で終わりにするのが正解かもしれない…。
と思いつつ。

旧ソ連で、こんなシュールなお笑い感覚の
SF映画が作られていたなんて驚きです。

ソ連に住むふつーのおじさんと大学生。
気がついたらキン・ザ・ザ星雲のブリュクという惑星の
砂漠の真ん中に飛ばされてました。

映画始まって数分で、この唐突なワープのくだりに
早くも大きな笑撃を受けました。
それ以降はもう、ハマリっぱなしの笑いっぱなし。

でも意外とはっとしたり、ホロっとする場面も多くて。
お笑い部分については他サイトでも数々紹介されてますので、
ここでは私がグッときちゃったシーンを紹介しようかなあ。


アルファ星にて

「おじさん」と大学生「バイオリン弾き」はこの星で、
ヘンテコな釣鐘型の宇宙船に乗った二人の宇宙人
(といっても、どー観ても普通の小汚いオッサンである)
と出会って宇宙船に乗せてもらい、紆余曲折を経て
ブリュクと地球の中間地点であるアルファ星までたどり着くのですが、
着くやいなや、宇宙船の二人はいきなりサボテンにされてしまいます…。

驚いたおじさんがアルファ星人に抗議すると、
清く正しいアルファ星人はこう言います。

「ブリュク星の住民は、みんな欲張りで嘘つきで悪党で
ロクなもんじゃないから、植物に生まれ変わったほうが
自分のためでもあるし、世の中のためでもあるのです」

…ブリュク星の政治も人民もダメダメなのは事実なのですが、
でもおじさんは反論します。

「お前たちの価値観で決めるなよ! 元に戻せ!」

このおじさんの一言が好きでした。

しかし元に戻すには時間を戻すしかないということで、
一行はまたブリュクに逆戻り…。ははは…。


ヘンテコだけどノスタルジック

最終的には、思いも寄らない奇想天外な方法で地球に帰ってくる二人。
飛ばされたときと同じように、
気がついたら地球のいつもの生活に戻っていました。

おじさんはブリュク星での記憶をなくしてしまったのか、
それとも、あの出来事は全部夢だったと思っているのか…
いつものように奥さんに頼まれて買い物に出るおじさん。
すると、駅前でばったり「バイオリン弾き」に出会います。

「おじさん!?」
「あっ、バイオリン弾き!」

…やっぱり夢じゃなかったんですね。

こういうオチのつけかたって、すごーく懐かしくないですか。
昔の手塚治虫や藤子不二夫の子供向けマンガでよく使われていた
手法のような気がして。
なんだかしみじみと感慨にふけってしまった私です。

でもこの映画は間違いなく、大人の寓話ですよね。
見てない人にはぜひお勧めしたいのだけど、
お勧めするのになかなか勇気のいる一本でもあります(笑)

【コメントくれたおかぽんさんの記事!】
http://okapon.ameblo.jp/entry-8366b88bcecb2a26167f28c9d04d9443.html




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この記事へのコメント

おかぽん
2005年05月17日 01:32
うー、先を越されてしまった!なんて実は最近所有のDVDを見て、ちょうど記事を書こうと意気込んでいたのです。

でも、改めて見直した結果、そのサボテンのくだりが自分もすごい印象に残ってしまいました。あのきたなーいキンザザ星のおっさんたちと対比的に、美しい存在として描かれていたブリュク星の連中の傲慢さといったら・・・この部分を現代事情に変換させてみたならば、これはイラク戦争でのアメリカ人の論理と共通しないでしょうか?「自由」「民主主義」の美名のもと、多くの人々がサボテン化(そんななまやさしいもんでないが)されてしまう・・・
そんな新たな寓話としても、実はこの作品は素晴らしいんではないか!と感じました。んー、すんばらしい作品だ!
2005年05月17日 20:33
先を越してしまってすみません(笑)
私もこの映画については、書きたくてウズウズしてたもので…。

>これはイラク戦争でのアメリカ人の論理と共通しないでしょうか
私もチラっと、そんなことを思いましたよ。
この映画にはカタい話は似合わないような気も
するけど、でもいろんな風刺が含まれてますよね。

もうひとつ好きだったのは、一緒に地球へ、
と誘ったおじさんの言葉に、ブリュクのオヤジが
「ここは住みづらいけど、でもやっぱり
赤ステテコと黄ステテコの、この星の価値観を
捨てられないし…」
て言うところ。吹き出したけど、どこの国に住む
地球人も、きっとみんなそうなんですよね。
うーん、深いなあ。

こんなステキな映画、なかなかないですよね。
さるお
2005年05月19日 10:32
さるおです。
チェブもいいよね。かわいすぎる。うら~!
『キン・ザ・ザ』はさるおもベストテンに入れたい作品ですね。勇気と友情の"冒険モノ"ですから(笑)。

> 地球の座標とクロスナンバーは、いざというときのために覚えておこう!

そ、そうだね。それさえあればなんとかなるんだ。でも忘れちゃったよ!どうしよう。
星座早見盤みたいな穴空きシートはどこで手に入るんだろう・・・心配になってきた。
2005年05月19日 22:29
私も実はクロスナンバーを忘れてしまってました…。せめてマッチだけでも持っていないことには、お話になりませんね(汗)

さるおさんは象に追いかけられたことがあるなんて、なんだかグッときてしまいました。
さるおさんのブログ、お気に入りに入れちゃおうっと。
サンタパパ
2005年05月27日 06:51
長い映画でしたがさして退屈もせず、心に残るシーンも多かったです。いきなりワープから、もう世界に放り込まれたって感じですね。旅芸人しながら生活していくのもなかなかでした。ラストは味わい深いですよねえ。
お勧めするのになかなか勇気のいる一本だというのはすごく同感です(笑)。
2005年05月28日 00:50
サンタパパさん、コメントありがとうございます。

>旅芸人しながら生活していくのもなかなかでした。

半ばヤケクソでバイオリン弾いて歌ってるのが
おかしかったですねえ。♪マ~マ、マ~マ♪
って、なんだソレ(笑)
でもとりあえず、郷に入っては郷に従う精神が
ステキなおじさんでした。
albrecht
2005年06月04日 18:42
クー!
『キン・ザ・ザ』観ました!
カルト、カルトといわれているけど、結構作りはしっかりしてますよね。大人の寓話というのがピッタリです。
では、ク~!
2005年06月05日 01:36
わー、またキンザザ仲間が増えて嬉しいです。
カルトなんて言わないで、万人に観てほしい映画ですよね。これからもみんなで布教だ! クー!!
Julissa
2011年07月05日 00:19
Youツ池e the one with the birans here. Iツ知 watching for your posts.