ボウリングの日/ビッグ・リボウスキ(98・米)

6月22日は「ボウリングの日」。

日本ボウリング場協会が1972(昭和47)年に制定しました。
1861年6月22日付の英字新聞「ザ・ナガサキ・ショッピングリスト・アンド・アドバタイザー」に
日本初のボウリング場オープンの広告が掲載されたことを記念しています。


今日の映画はこれ!

B00005V2NEビッグ・リボウスキ
ジョン・グッドマン ジェフ・ブリッジス

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【公式サイト】http://www.asmik-ace.com/BigLebowski/

ボウリング場って、独特の雰囲気が漂ってますよねえ。
時代に取り残されたようなダサダサ感。
でも、それがなんともノスタルジックでもあります。

この映画は、そんなボウリング場にいつも集まる三人組が巻きこまれた
とんでもない騒動を描いたスラップスティック・コメディ。
コーエン作品の中では、これがいちばん好きな私です。


ジェフ・ブリッジスって

主人公の無職ヒッピーくずれのどーしよーもない中年男・デュードこと
ジェフ・リボウスキを演じるのはジェフ・ブリッジス。
いつもグダグダなファッションがたまりません。

この人、スター俳優あつかいはあまりされないし
来日したこともないのかな?
でも、どんな役でも変幻自在にこなす人ですよね。
太ったりやせたりはデ・ニーロにも匹敵するのでは?
主演映画で好きなの多いです。
「フィッシャーキング」とか「フィアレス」とか。
実は隠れファンだったり。
(なぜ隠さなければならないのかは不明)

淀川さんも惚れたジェフのすね毛

さてそのデュードのボウリング仲間が、ベトナム帰還兵のウォルター(ジョン・グッドマン)と
ボウリングシャツがまぶしい(笑)ドニ―(スティーブ・ブシェミ)。
ウォルターの過激な切れっぷりが爆笑なのはもはや言うまでもなく、
やはりブシェミ最高! 面白すぎ!! 
この映画では、ちょっとしか出てこないのに
その「ちょっと」のシーンがめちゃオカシイ。
この三人がボウリング場で所在なげにくっちゃべってる図が
この映画の肝ですね。


1991年の天使の街

コーエン映画の凄いところは、
どの作品もその時代とロケーションが重要な意味を持っていて、
その場所、その時代でなければ成立しない物語を
常に描いているところですよね。

この映画では、湾岸戦争真っ只中のロスアンジェルス…。
ブッシュとフセインがモメている真っ最中に、
ラブ&ピースの70年代から抜け出せないヒッピー無職男と、
何かというと「リメンバー・ベトナム」で
何でも銃で解決しようとするクレイジー男。
やっぱりこの時代ならではです。

彼らが巻き込まれる富豪の妻誘拐事件に関わる人々もまた
相当クレイジーで、そのシチュエーションのおかしさもさることながら、
小ネタも満載で、そこここに笑いのタネが仕込んであります。
ハマる人にとってはもう、最初から最後まで笑いっぱなしですよね。


ボウリング行こうぜ!

で、結局とばっちりで、ドニーがうっかり死んじゃって。
デュードとウォルターは二人して、
海へ友の遺灰を撒きに行くのは「君がいた夏」とカブるんですが、
こちらはなぜか大爆笑…。でもそのあとで、ホロっとさせるところがニクいです。
嫌なことがあっても悲しいことがあっても、
「ボウリングでも行こうぜ」な二人なんですね。

だから最後はやっぱりボウリング場で、
二人の日常はまた以前と変わることなく続いていく由。
高望みをするでもなく、他人に何を求めるでもなく、
ボウリングだけが楽しみで生きていくデュードこそ
われら庶民のヒーローなのかな。


余談ですが、この映画の影響をかなり受けて作られたであろうドラマがありました。
やはり時代ズレしたボウリング場を舞台に、
こちらは恋愛ストーリーが進んでいきました。
大好きだったんですよこれ。恋愛コメディの傑作です、こちらもおすすめしちゃえ!
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この記事へのコメント

おかぽん
2005年06月27日 16:45
この映画をコーエン兄弟の映画で一番好き、という感覚は、いいす。自分的は、王道「バートンフィンク」あたりが好きではありますが。批評性をあえてずれたユーモアで表現するこの作品は、「キンザザ」にも重なるところが多い、そんな作品ですよね。
2005年06月27日 22:21
「バートン・フィンク」のジョン・グッドマンはちょっと怖かったですよね。
この映画でも違う意味で怖いですが(笑)。
誘拐犯との取引き現場でいきなりウージー!には大笑い。
ひさびさにDVD借りてきて見直したら、またズッポリはまってしまいました。おまけにブックオフへ行って、クリーデンス・クリアウォーター・リバイバルのCDまで買ってしまいました。これでしばし
デュード気分にひたります。
すなけし
2005年07月26日 23:21
こんばんは~
コーエン兄弟のこの作品大好きです!!
散骨のシーンが忘れられません。
2005年07月27日 00:29
すなけしさん、こんばんは!
コーエン兄弟作品には、ブラックなものもあるけれど、これはお笑い好きにはたまらない、最高のコメディ映画ですよね!
私も散骨のシーンでいちばん笑いました。
albrecht
2005年11月16日 00:37
ぴむ様
albrechtです。
>海へ友の遺灰を撒きに行く(中略)
>でもそのあとで、ホロっとさせる
あのデッカイ体は、物理的に「頼りがいがありそう」な気分にさせてくれますよね!
実際には問題だらけなんですけど(笑)。
2005年11月17日 00:46
コーエン作品を見続けていると、ジョン・グッドマンはすっかり「破壊王」のイメージになってしまいました。あんな友達がいたら本当に迷惑ですが、なぜか憎めないんですよね。