鉄道の日/ ラヴソング(96・香港)

10月14日は「鉄道の日」。

1872(明治5)年9月12日、新暦の10月14日、新橋~横浜間に日本初の鉄道が開通しました。
歩くと1日かかった新橋~横浜間を53分で走りました。
「やえもん」の愛称で知られる1号機関車は現在、東京・秋葉原の交通博物館にあります。


鉄道の出てくる映画は色々あるけれど、今日は
オープニングとエンディングの電車のシーンがとても印象的な
この映画の話をしようかな。

B00005ELJBラブ・ソング
レオン・ライ マギー・チャン ピーター・チャン
コロムビアミュージックエンタテインメント 1999-10-21

by G-Tools


列車に乗って天津から香港へ出稼ぎにきたシウクワン(レオン・ライ)と、
同じく大陸出身のレイキウ(マギー・チャン)の、10年にわたる
巡り逢いとすれ違いの恋物語です。


テレサ・テンがつなぐ絆

この映画、さまざまな小道具の使い方が本当に巧み。
自転車、ミッキー、etc.
中でも重要なのが、テレサ・テンの歌ですよね。

この映画の原題「甜蜜蜜」も、テレサ・テンのヒット曲名。
親しくなったシウクワンとレイキウが、自転車に二人乗りしながら

♪ザイナーリー、ザイナーリー、チェングォニイ
(在那裡在那裡見過イ尓…どこであなたに会ったのかしら?)

と口ずさむシーンが楽しそうで、ちょっぴり切なくて。
ザイナーリー?(どこ?)っていう中国語をこれで覚えちゃいました。

テレサ・テン(鄧麗君)の歌は、中国人の心の歌。
その影響力は、鄧小平と並び称されるくらいだったそうです。

だからテレサ好きだと大陸出身がバレるというわけで、
香港でのシウクワンとレイキウのテレサ・カセットの屋台は、
まったく売れずに大失敗…。


月亮代表我的心~そして再び甜蜜蜜

婚約者がいるシウクワンと、レイキウは惹かれあいながらも
結ばれることなく、すれ違ったまま10年の歳月が流れていきます。

そして95年5月8日。テレサ・テンの突然の訃報…。
流れ流れてニューヨークの街角で、思わずニュースに見入るレイキウ。
その時テレビで流れていたのが、テレサの代表曲「月亮代表我的心」
(ユエリャン ダイビャオ ウォダシン)。
これは中国人なら必ず知っている歌で、香港でも様々な歌手がカバーするほど
人気のある曲です。

シンプルで親しみやすくて歌いやすく、一度聞いたら忘れられないそのメロディは、
中国の国民歌と言ってもいいくらい。心に染み入る名曲です。
私もカラオケでときどき歌ってみたり(笑)

そして、レイキウの隣でやはりニュースに見入っていたのは…。
心の歌が、運命の二人を結びつけた瞬間でした。

ここで映画は、再び冒頭の列車のシーンを映し出します。
「甜蜜蜜」の歌のあの印象的なフレーズ、「在那裡見過イ尓?」を
ここで思い出してくださいな。

エリック・ツァン、クリストファー・ドイルら共演陣もいい味出していて
サイド・ストーリーも味わい深く、観る者を満足させてくれる一本です。
だまされたと思って、ぜひ一度ご覧ください。

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この記事へのコメント

hoisam
2005年10月15日 00:09
こんにちは! 私も大好きな映画です。
エリック・ツァンがよかったですよね。香港人の友達もみな「エリックに泣かされた」と言っていました。あのミッキーマウス… 涙
同じ親分さんでも、インファシリーズの親分とは違ってかわいい親分でしたよね。あ~、何だか見返したくなりました!
2005年10月16日 13:09
hoisamさん、こんにちは。
そうそう、ヤクザといってもエリック・ツァンだと
なんとも情も味もある人物になりますよね。
レイキウが離れられなくなってしまうのも納得です。
それにレオン・ライも、ダサい田舎者の役がなぜかぴったりハマってるんですよね…あっ、あくまでもいい意味でね!なんて言い訳しなくても、ファンがいちばん納得してる部分かもしれませんね。