2008年に観た映画のベストテン 日本映画編(日本インターネット映画大賞に投票)
さて、次は日本映画のベストテンいってみましょう。
例によって、独断と偏見ですが。
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『 日本映画用投票フォーマット 』
【作品賞】(5本以上10本まで)
「幸福 Shiawase」 5点
「休暇」 5点
「パレスチナ 1948・NAKBA」 3点
「フツーの仕事がしたい」 3点
「バックドロップ・クルディスタン」 3点
「YASUKUNI 靖国」 3点
「おくりびと」 3点
「崖の上のポニョ」 2点
「K-20 怪人二十面相・伝」 1点
「闇の子供たち」 1点
【コメント】
邦画は、秀作ドキュメンタリー目白押しといった感じです。
「フツーの仕事がしたい」なんて、「派遣切り」が
大きなニュースになっている今、
ますますタイムリーな題材です。
「NAKBA」は、日本人がパレスチナまで行って、
パレスチナ大虐殺についての映画を撮ったという、
その事実だけでなんだか感動です。
「休暇」もきっと一生忘れられない映画です。
日本の死刑執行の過程がリアルに描写された、
それだけでもたいへん価値のある映画です。
刑務官の視点から死刑を考えるという視点も、
今までの日本映画にはなかったと思います。
「闇の子供たち」は、映画としてはちょっとヘタクソな気がするんだけど、
こういう問題を映画化して広く世に知らしめただけでも
たいへんな功績だと思うので。
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【監督賞】 作品名
[小林政広] (「幸福 Shiawase」)
【コメント】
北の果ての町で繰り広げられる、うらぶれた人々の人生模様が、
とても味わい深くて面白い映画でした。
場末のスナックの灰皿入りのピーナッツとか、
そこで香川照之が壁に向かって歌う「心凍らせて」とか、
公園で食パン一斤むさぼり食うとか、
ツボな表現が多々あって、今でも忘れられません。
大人向けの辛口ラブロマンスの趣もあり、
世の大人の映画ファンに広く見ていただきたい一本です。
【主演男優賞】
[アーメット・カザンキラン] (「バックドロップ・クルディスタン」)
【コメント】
ドキュメンタリー映画の出演者を選んじゃダメでしょうか。
でもこのクルド人のオッサン、めちゃくちゃインパクトあったのです。
「ぼくらは自分の考えを貫くために生きているんですよ!
それができないなら、死んだ方がマシなんですよ!!」
と、酷暑の国連前で座り込みをしながら叫ぶオッサン。
怒れるアツいオッサンでした。日本にはもういないじゃん、
こういうオッサンが。
【主演女優賞】
[ポニョ] (「崖の上のポニョ」)
【コメント】
アニメの主人公を選んじゃダメでしょうか。
でも、今年の女の子は彼女がいちばんです。
人の迷惑顧みず、恋と食欲のためならまっしぐら。
女はこうでなくっちゃいけません。見習いましょう。
【助演男優賞】
[山崎務] (「おくりびと」)
【コメント】
今さら助演賞なんて失礼でしょうか。でも、改めて、
名優だなって思いました。
フグの白子がおいしそうでした。
【助演女優賞】
[大塚寧々] (「休暇」)
【コメント】
大塚寧々は、小林政広監督の映画にも出演してますし、
いい仕事を選んで出演している女優さん、って感じがします。
「休暇」での、寡黙な刑務官(小林薫)をささえる
妻の役もとてもよかったです。
【新人賞】
[アヤカ・ウィルソン] (「パコと魔法の絵本」)
【コメント】
「パコ」がベストテンから漏れてしまいましたが、
アヤカ・ウィルソンの無敵の可愛さは、今後が末恐ろしいですね~(笑)。
【音楽賞】
「おくりびと」
【コメント】
日本の巨匠、久石譲ですよね。オーケストラの音楽も素晴らしく、
劇場で見てよかった! と、邦画で珍しく実感できた映画です。
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【勝手に○×賞】
[大問題だったで賞] (「YASUKUNI 靖国」)
【コメント】
もういまさら言わずもがなですが、上映自粛騒ぎは
社会問題に発展しましたよね。
国会議員が映画の内容にケチをつけて映画業界に
圧力をかけるという、
表現の自由があるはずの国にあるまじき事態に発展しました。
このブログでもこの問題については、
さんざっぱらグチらせてもらいました。
で、映画の内容の方は、「騒いだわりには?」なんていう声も
聞かれましたが、私は素晴らしいものだったと思います。
日本人にはなかなか語ることのできない、
靖国神社の本質が切り取られていました。
終戦記念日のあの信じられない乱痴気騒ぎだけでも、
日本人ならぜひ一度目撃すべきですねえ。
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この内容(以下の投票を含む)をWEBに転載することに同意する。
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日本インターネット映画大賞
http://www.movieawards.jp/
例によって、独断と偏見ですが。
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『 日本映画用投票フォーマット 』
【作品賞】(5本以上10本まで)
「幸福 Shiawase」 5点
「休暇」 5点
「パレスチナ 1948・NAKBA」 3点
「フツーの仕事がしたい」 3点
「バックドロップ・クルディスタン」 3点
「YASUKUNI 靖国」 3点
「おくりびと」 3点
「崖の上のポニョ」 2点
「K-20 怪人二十面相・伝」 1点
「闇の子供たち」 1点
【コメント】
邦画は、秀作ドキュメンタリー目白押しといった感じです。
「フツーの仕事がしたい」なんて、「派遣切り」が
大きなニュースになっている今、
ますますタイムリーな題材です。
「NAKBA」は、日本人がパレスチナまで行って、
パレスチナ大虐殺についての映画を撮ったという、
その事実だけでなんだか感動です。
「休暇」もきっと一生忘れられない映画です。
日本の死刑執行の過程がリアルに描写された、
それだけでもたいへん価値のある映画です。
刑務官の視点から死刑を考えるという視点も、
今までの日本映画にはなかったと思います。
「闇の子供たち」は、映画としてはちょっとヘタクソな気がするんだけど、
こういう問題を映画化して広く世に知らしめただけでも
たいへんな功績だと思うので。
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【監督賞】 作品名
[小林政広] (「幸福 Shiawase」)
【コメント】
北の果ての町で繰り広げられる、うらぶれた人々の人生模様が、
とても味わい深くて面白い映画でした。
場末のスナックの灰皿入りのピーナッツとか、
そこで香川照之が壁に向かって歌う「心凍らせて」とか、
公園で食パン一斤むさぼり食うとか、
ツボな表現が多々あって、今でも忘れられません。
大人向けの辛口ラブロマンスの趣もあり、
世の大人の映画ファンに広く見ていただきたい一本です。
【主演男優賞】
[アーメット・カザンキラン] (「バックドロップ・クルディスタン」)
【コメント】
ドキュメンタリー映画の出演者を選んじゃダメでしょうか。
でもこのクルド人のオッサン、めちゃくちゃインパクトあったのです。
「ぼくらは自分の考えを貫くために生きているんですよ!
それができないなら、死んだ方がマシなんですよ!!」
と、酷暑の国連前で座り込みをしながら叫ぶオッサン。
怒れるアツいオッサンでした。日本にはもういないじゃん、
こういうオッサンが。
【主演女優賞】
[ポニョ] (「崖の上のポニョ」)
【コメント】
アニメの主人公を選んじゃダメでしょうか。
でも、今年の女の子は彼女がいちばんです。
人の迷惑顧みず、恋と食欲のためならまっしぐら。
女はこうでなくっちゃいけません。見習いましょう。
【助演男優賞】
[山崎務] (「おくりびと」)
【コメント】
今さら助演賞なんて失礼でしょうか。でも、改めて、
名優だなって思いました。
フグの白子がおいしそうでした。
【助演女優賞】
[大塚寧々] (「休暇」)
【コメント】
大塚寧々は、小林政広監督の映画にも出演してますし、
いい仕事を選んで出演している女優さん、って感じがします。
「休暇」での、寡黙な刑務官(小林薫)をささえる
妻の役もとてもよかったです。
【新人賞】
[アヤカ・ウィルソン] (「パコと魔法の絵本」)
【コメント】
「パコ」がベストテンから漏れてしまいましたが、
アヤカ・ウィルソンの無敵の可愛さは、今後が末恐ろしいですね~(笑)。
【音楽賞】
「おくりびと」
【コメント】
日本の巨匠、久石譲ですよね。オーケストラの音楽も素晴らしく、
劇場で見てよかった! と、邦画で珍しく実感できた映画です。
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【勝手に○×賞】
[大問題だったで賞] (「YASUKUNI 靖国」)
【コメント】
もういまさら言わずもがなですが、上映自粛騒ぎは
社会問題に発展しましたよね。
国会議員が映画の内容にケチをつけて映画業界に
圧力をかけるという、
表現の自由があるはずの国にあるまじき事態に発展しました。
このブログでもこの問題については、
さんざっぱらグチらせてもらいました。
で、映画の内容の方は、「騒いだわりには?」なんていう声も
聞かれましたが、私は素晴らしいものだったと思います。
日本人にはなかなか語ることのできない、
靖国神社の本質が切り取られていました。
終戦記念日のあの信じられない乱痴気騒ぎだけでも、
日本人ならぜひ一度目撃すべきですねえ。
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この内容(以下の投票を含む)をWEBに転載することに同意する。
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日本インターネット映画大賞
http://www.movieawards.jp/
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